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「あらせられる」とは?意味や使い方!例文や解釈

「あらせられる」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

普段の会話ではほとんど使わない言葉かもしれませんが、ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「あらせられる」という言葉の理解を深めていきましょう。

あらせられる

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目次

  • 「あらせられる」とは?
  • 「あらせられる」の表現の使い方
  • 「あらせられる」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「あらせられる」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「あらせられる」の反対語
  • 「あらせられる」の英語と解釈


「あらせられる」とは?

「あらせられる」とは?

「あらせられる」の意味は「ある」の尊敬語です。

なかなか普段の生活で使う機会はないかと思いますが、覚えておくようにしましょう。

  • 「あらせられる」の語源や由来
  • 「あらせられる」の漢字

「あらせられる」の語源や由来

「あらせられる」とは動詞の「ある」に尊敬の助動詞である「せる」「られる」がついたものです。

「あらせられる」の漢字

「あらせられる」とは「ある」の尊敬語で、当てる漢字はありません。

平仮名で書き、そのまま読んでください。



「あらせられる」の表現の使い方

「あらせられる」の表現の使い方

「あらせられる」とは「ある」の尊敬語であり、一般的な日常生活で会話として使うことはほとんどないのではないでしょうか。

使い方としましては「ご機嫌いかがあらせられましょうか」「ご機嫌いかがですか」となります。

「あらせられる」は最高敬語ですので、なかなかこのような会話をすることは少ないのが現実ではないでしょうか。

また「・・・であらせられる」という形においては補助動詞的にも使われます。

例えば「先帝の第三皇女であらせられるお方」といった感じでしょうか。

会話というよりは、文章、小説の中で使われる機会が多い言葉かもしれません。

「あらせられる」の類語や類似表現や似た言葉

「あらせられる」の類語や類似表現や似た言葉

「あらせられる」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「あられる」
  • 「いらっしゃる」
  • 「ある」

「あられる」

「あらせられる」と似ている「あられる」ですが、「有られる」とも書きます。

意味は「ある」「いる」の尊敬語です。

「れる」は尊敬の助動詞であり「いらっしゃる」よりも少し改まった言い方となります。

例えば「お子様が三人有られる」「数学学者で有られる〇〇様」といったように使われますがやはりかしこまった言い方ですので普段の生活ではあまり使わない言葉でしょうか。

「いらっしゃる」

こちらは「あらせられる」「あられる」と関連して覚えておくといい言葉、似た言葉となります。

「いらっしゃる」とは「行く」「来る」「居る」といった言葉の尊敬語になります。

「いらっしゃる」=「おいでになる」でもあります。

例えば「教授はイギリスへいらっしゃる」であれば「教授はイギリスへ行く」という意味です。

「会社からこちらへいらっしゃる」となれば「会社からこちらへ来る」であり、「事務所にいらっしゃる」であれば「事務所にいる」です。

こちらの言い方は尊敬語として仕事でも使うことが多いですので意味をしっかり理解しておきましょう。

「ある」

「あらせられる」は最高敬語と言われていて、天皇陛下、皇族、海外の王様、王族の方にのみ使われる最上級の尊敬語となります。

ですから日常的な会話で使われることがほとんどないのは当然と言えば当然なのですが「あらせられる」をごく簡単な言葉に戻せば「ある」という言葉です。

小説や文章の中において「あらせられる」と出てきて難しいと感じるのであれば「ある」と訳してみてください。

きっと理解しやすくなるでしょう。

例えば「先帝の皇女様であらせられるお方」とあれば「先帝の皇女様であるお方」です。

言い換えて見ればとてもシンプル、簡単な意味であることがわかります。



「あらせられる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「あらせられる」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「あらせられる」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。

  • 「あらせられる」を使った例文1
  • 「あらせられる」を使った例文2

「あらせられる」を使った例文1

「姫君は猫が大変お好きであらせられる」

「あらせられる」とは「ある」の最高敬語ですから、簡単に言い換えてみましたら「姫君は猫が大変お好きである」となります。

ちなみにこのような最高敬語は、天皇陛下、皇族、王様、王族といった方にのみ使います。

つまり会社の上司、目上の人、親といった立場の人には使いませんので注意してください。

「あらせられる」を使った例文2

「このお方は、王子であらせられる」

周りの者に紹介する時にこのような言い方をします。

ドラマ、小説などで見たことがあるのではないでしょうか。

「このお方は、王子である」という意味になります。

この後に続くのは「一同頭が高い」とか「控えろ」といったセリフではないでしょうか。

「あらせられる」の反対語

「あらせられる」の反対語

「あらせられる」の反対語とはどのような言葉になるのでしょうか。

明確な反対語がない場合は意味合いから当てはまる言葉を探してみましょう。

  • 「ございません」

「ございません」

「あらせられる」とは「ある」の尊敬語です。

「ある」の反対語と言えば「ない」になります。

それを尊敬語、丁寧語で言い表すとしたら「ございません」となります。

「あらせられる」の英語と解釈

「あらせられる」の英語と解釈

「あらせられる」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“be”「在る」は表します。

例えば「王様であらせられる」という場合は英語の場合は“Be king”(王である)となります。

英語の場合はとてもシンプルに言い表すことができます。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「あらせられる」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

「あらせられる」「ある」の尊敬語なのですが、敬語の中でも最高敬語と言われるもので、使う場合は天皇陛下、皇族、王様、王族といった方のみです。

ですから一般的な会話として使うことは少ないでしょう。

敬語、尊敬語と言いますと目上の方に使います。

しかし「あらせられる」は最高敬語ですから、会社の上司、親、先輩といった目上の人には使わないのです。

「あらせられる」を聞いたり見たりする機会と言えば、テレビのニュースであったり、小説といったものでしょうか。

言葉の意味としては「ある」ということを理解していれば簡単にわかるでしょう。

それでは意味と使い方をしっかり覚えておいてください。