「毀誉褒貶が激しい」とは？意味や類語！表現の使い方

「毀誉褒貶が激しい」とは?意味

「毀誉褒貶が激しい」という言葉は、「ある人物・事柄に対する世間の評価(評判)が、良いものと悪いものに激しく分かれること」を意味しています。

「毀誉褒貶が激しい」というのは「ある人物・物事に対して、褒める人も多いがけなす人も多いこと」を意味しています。

例えば、「毀誉褒貶が激しい人物ですが、職人としての腕は保証します」などの文章で、この言葉の典型的な意味を示せます。

• 「毀誉褒貶が激しい」の読み方

「毀誉褒貶が激しい」の読み方

「毀誉褒貶が激しい」の読み方は、「きよほうへんがはげしい」になります。

「毀誉褒貶が激しい」の表現の使い方

「毀誉褒貶が激しい」の表現の使い方は、「ある物事・人物に対する世間の評価が褒めるものとけなすものに大きく分かれている場合」に使うという使い方になります。

「毀誉褒貶が激しい」という表現は、「その人物(事柄)を賞賛する人も多いが、否定する人も多いという時」に使用する表現なのです。

例えば、「彼は天才肌のエンジニアですが、法律や倫理を無視する独断も多く、毀誉褒貶が激しい人物です」といった文章で、この表現を正しく使用することができます。

「毀誉褒貶が激しい」を分解して解釈

「毀誉褒貶が激しい」という言葉を、「毀誉褒貶」と「激しい」に分解してそれぞれの意味を解釈します。

• 「毀誉褒貶」
• 「激しい」

「毀誉褒貶」

「毀誉褒貶(きよほうへん)」という言葉は、「人を褒めたりけなしたりすること」や「人を賞賛したり否定したりする世間(世の中)の評判」を意味しています。

「毀誉褒貶」というのは、「毀誉」が「そしりと誉れ(ほまれ)」、「褒貶」が「褒めることと貶す(けなす)こと」を意味しています。

「激しい」

「激しい(はげしい)」という言葉は、「程度が度を過ぎていて甚だしい(はなはだしい)こと」や「勢いが非常に強いこと」を意味しています。

「毀誉褒貶+激しい=毀誉褒貶が激しい」という言葉は、「人を褒めたりけなしたりする程度がどちらも甚だしいこと(褒める人も多いがけなす人も多いこと)」を意味しているのです。

「毀誉褒貶が激しい」を使った例文と意味を解釈

「毀誉褒貶が激しい」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「毀誉褒貶が激しい」を使った例文1
• 「毀誉褒貶が激しい」を使った例文2

「毀誉褒貶が激しい」を使った例文1

「毀誉褒貶が激しい人物を要職に採用しても良いのかどうか、1ヶ月以上は悩みました」

この「毀誉褒貶が激しい」を使った例文は、「世間の評判が激しく分かれる人物を要職に採用しても良いのかどうか、1ヶ月以上は悩んだ」ということを意味しています。

「毀誉褒貶が激しい」を使った例文2

「未成年者には刺激の強い暴力的な表現もあることから、この小説は毀誉褒貶が激しくなりました」

この「毀誉褒貶が激しい」を使った例文は、「未成年者には刺激の強い暴力的な表現もあることから、この小説は賞賛する人も多かったが、否定する人も多くなった」ということを意味しています。

「毀誉褒貶が激しい」の類語や言い換え

「毀誉褒貶が激しい」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

• 「世評が大きく分かれる」
• 「賛否両論が分かれる」
• 「賞賛も多いが否定(非難)も多い」

「世評が大きく分かれる」

「毀誉褒貶が激しい」の類語・言い換えとして、「世評が大きく分かれる」があります。

「毀誉褒貶が激しい」というのは、「世間の評判が良いものと悪いもので大きく分かれること」を意味しています。

その意味合いから、「毀誉褒貶が激しい」の表現は、「世評が大きく分かれる」という表現で言い換えることができるのです。

「賛否両論が分かれる」

「毀誉褒貶が激しい」の類語・言い換えとして、「賛否両論が分かれる」があります。

「毀誉褒貶が激しい」という言葉は、「褒める意見(賛成意見)も多いが、けなす意見(反対意見)も多いこと」を意味しています。

その意味から、「毀誉褒貶が激しい」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「賛否両論が分かれる」を指摘できます。

「賞賛も多いが否定(非難)も多い」

「毀誉褒貶が激しい」の類語・言い換えとして、「賞賛も多いが否定(非難)も多い」があります。

「毀誉褒貶が激しい」という言葉は、「賞賛する人も多いけれど、否定(非難)する人も多くて、世評が激しく割れていること」を意味しています。

その意味合いから、「毀誉褒貶が激しい」の表現は、「賞賛も多いが否定(非難)も多い」という表現に言い換えられるのです。