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「薬石効なく」とは?意味や使い方!例文や解釈

「薬石効なく」という言葉はどのような意味があり、使い方をするのかご存知でしょうか。

あまり聞き慣れない言葉かもしれませんが、ここでは言葉の意味、使い方、例文などを詳しく解説しています。

では一緒に「薬石効なく」という言葉の理解を深めていきましょう。

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目次

  • 「薬石効なく」とは?
  • 「薬石効なく」の表現の使い方
  • 「薬石効なく」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「薬石効なく」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「薬石効なく」の反対語
  • 「薬石効なく」の英語と解釈


「薬石効なく」とは?

「薬石効なく」とは薬、治療方法など、様々なことを試してみたけれど効果があらわれず、治る兆しが見られないという意味を持つ言葉です。

  • 「薬石効なく」の語源や由来
  • 「薬石効なく」の読み方

「薬石効なく」の語源や由来

「薬石効なく」「薬石」とは何かと言いますと、薬と石鍼のことです。

古代中国の治療器具のこととなります。

そこから、治療全般という意味で使われるようになった言葉です。

それ以外の意味としては禅宗で夕食、または夕食用のお粥のことを「薬石」と言います。

「薬石効なく」の場合は、様々な薬、病気の治療法といった意味で使いますので覚えておきましょう。

「薬石効なく」の読み方

「薬石効なく」と書いて「やくせきこうなく」と読みます。

「薬石」「やくせき」ですから、「くすりいし」と読まないように注意してください。



「薬石効なく」の表現の使い方

「薬石効なく」という言葉はどこか、古めかしいと言いますか、普段若い人は使わない表現かもしれません。

どちらかと言えば、小説、文章などで使われる機会の方が多い、そのような印象です。

「様々な薬、治療を試したが効果が得られない」といったことを一言で言い表すのに「薬石効なく」は使われますので、例えば「薬石効なく、諦めの心境に至っている」「薬石効なく、逝去」などと使われますが、注意点としては、これは当事者、その家族(身内)などが使う言葉であり、他人のことを言い表す時に使うことは通常はないということです。

簡単に言えば「薬も治療も効果がなかった」と言う意味ですから、他人のことを言えば失礼と言いますか、無神経、思いやりのない言葉です。

「薬石効なく」は小説、文章などで客観的に表現する場合か、会話の場合は当事者、その身内が使う言葉と覚えておきましょう。

「薬石効なく」の類語や類似表現や似た言葉

「薬石効なく」の類語、似た言葉、言い換える言葉などをいくつか紹介しましょう。

こちらの言葉も併せて覚えておくといいでしょう。

  • 「力及ばず」【ちからおよばず】
  • 「手を尽くしましたが」【てをつくしましたが】
  • 「健闘むなしく」【けんとうむなしく】

「力及ばず」【ちからおよばず】

「力及ばず」とは力が及ばないという意味になります。

頑張ったけれど、足りなかった、できなかったという時に使われる言葉です。

「薬石効なく」と似た意味合いで使われます。

「薬石効なく」が当事者、身内側が使う言葉とすれば「力及ばず」はサポートしていた側が使う言葉かもしれません。

「様々なサポートをしてきましたが力及ばず申し訳ありません」といった感じです。

「手を尽くしましたが」【てをつくしましたが】

「薬石効なく」と同じ意味合いで使われるのが「手を尽くした」という表現です。

意味は考えられる限りの方法を試すといったことになります。

「健闘むなしく」【けんとうむなしく】

「健闘むなしく」「健闘」の意味は不利な条件に屈することなく、立派に戦うということになります。

「むなしく」は何の役にも立たない、結果が何も残らないといった意味があります。

つまり、頑張ったけれど、このような結果になってしまったということを言い表す言葉ですからいい意味では使われず、残念な気持ちを伝えます。



「薬石効なく」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「薬石効なく」を使った例文をいくつか紹介しましょう。

意味の解釈もつけていますので、参考にしてみてください。

  • 「薬石効なく」を使った例文1
  • 「薬石効なく」を使った例文2

「薬石効なく」を使った例文1

「薬石効なく、亡くなった」

「薬石効なく」という言葉は、亡くなった時に文章などで使われることが多いのではないかと思います。

またこの言葉は当事者、家族(身内)が使う言葉で、そうではない人が軽々しく言う言葉ではなく、失礼に当たりますので注意してください。

例えば「薬石効なく、亡くなり、残念ですね」などはとても失礼な表現です。

まるで「看病の仕方が悪かった」と責めているようにもありますし、無神経な言い方となるでしょう。

会話においては当事者、関係者以外は使わないということは基本的に覚えておきましょう。

しかし文章、小説などで使うのはまた別となります。

「薬石効なく」を使った例文2

「薬石効なく、後は運命に任せるよりほかない」

「薬石効なく」は自分に対して使うこともあります。

あれこれと、薬や治療をしたけれど、いい効果は出ないといった意味です。

他にも「薬石効なく、この痛みとは一生付き合っていかなくてはいけない」といった言い方もできるでしょう。

「薬石効なく」の反対語

「薬石効なく」という言葉と反対の意味合いを持つ言葉はどのようなものがあるでしょうか。

明確な反対語は存在しない場合でも意味合いから考えていき、当てはめてみることができます。

それでは一緒に考えていきましょう。

  • 「快気」
  • 「全快」

「快気」

「快気」とは病気が良くなることを言います。

ちなみに「快気祝い」というのは、病気が治った時にお見舞いをしてくれた人に贈り物などをしてお礼をすることを言います。

「全快」

「全快」とは病気がすっかり治ることを言います。

「薬石効なく」の英語と解釈

「薬石効なく」という言葉は英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“He passed away in spite of all the medical treatment he had received.”(薬石効なく、彼は亡くなりました)となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「薬石効なく」という言葉の意味、使い方、例文などまとめてお伝えしました。

難しい言葉ですし、普段の会話において使うことはあまりないのではないでしょうか。

特に「薬石効なく亡くなった」という表現においては、他人が言うべき言葉ではないということは覚えておきましょう。

当事者、家族、身内が自分側のことを伝える時に使います。

自分が使う言葉ではなくても意味の理解が必要ですので、これを機会に「薬石効なく」の意味は覚えておきましょう。