「意の如く」とは？意味や類語！表現の使い方

「意の如く」とは?意味

「意の如く(いのごとく)」という言葉は、「自分の意志のままに物事(状況)が動くこと」や「物事(事態)が自分の思い通りになるさま」を意味しています。

「意の如く」は「如意(にょい)」という漢文を書き下した言葉で、「物事・状況・人間関係が自分の思い通りになること」を意味しているのです。

「意の如く」の「意」は「意志・考え」、「如く」は「〜のように・〜のままに(〜の通りに)」を意味しています。

「意の如く」の表現の使い方

「意の如く」の表現の使い方は、「自分の意志(思い)のままに物事が都合よく動く場合」や「物事(状況)が何でも自分の思い通りになる場合」に使うという使い方になります。

例えば、「意の如く、この難病が治るのならどんなに幸せだろう」や「人間関係というのは何かと意の如くという風にはならないものです」といった文章において、「意の如く」という言葉を使用することができます。

「物事が自分の思い通りにならない場合」や「経済的に困窮した時」には、「不如意(ふにょい)」という「意の如く」の反対語(対義語)を使用することもできます。

「意の如く」の英語と解釈

「意の如く」という言葉は、“exactly as I wanted”(私が望んでいた通りに)や“according to one's will”(その人の意志に従って)、“as I expected、as I desired、as I imagined”(私が予測した通りに・私が欲望したままに・私が想像した通りに)といった英語で表現することができます。

• “I was going to start dating with her exactly as I wanted.”

“I was going to start dating with her exactly as I wanted.”

「意の如く」を使ったこの英語の例文は、「意の如く、彼女と付き合うことになりました」ということを意味しています。

「意の如く」を使った例文と意味を解釈

「意の如く」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「意の如く」を使った例文1
• 「意の如く」を使った例文2

「意の如く」を使った例文1

「我が意の如く会社の人事・労務を支配してきましたが、独裁的な経営が長引くにつれて社内に活力が無くなってきました」

この「意の如く」を使った例文は、「自分の思い(意志)のままに、会社の人事・労務を支配してきたが、独裁的な経営が長引くにつれて社内に活力が無くなってきた」ということを意味しています。

「意の如く」を使った例文2

「自分の人生を意の如く生きられる人などまずおらず、ほとんどの人は社会生活・人間関係の中で少なからぬ我慢をしながら頑張っているのです」

この「意の如く」を使った例文は、「自分の人生を(誰にも邪魔されず)思い通りに生きられる人などまずおらず、ほとんどの人は社会生活・人間関係の中で少なくない我慢をしながら頑張っている」ということを意味しています。

「意の如く」の類語や言い換え

「意の如く」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。

• 「思い通りに」
• 「自分の意志のままに」
• 「自分のビジョン(計画)に従って」

「思い通りに」

「意の如く」の類語・言い換えとして、「思い通りに」があります。

「意の如く」という言葉の意味は、シンプルに「自分の思い通りに物事が動くさま・物事が如意であること」になります。

その意味から、「意の如く」の表現は、「思い通りに」という言葉に言い換えることが可能なのです。

「自分の意志のままに」

「意の如く」の類語・言い換えとして、「自分の意志のままに」があります。

「意の如く」というのは、「自分の意志・考えの通りに」や「自分の意志・考えのままに」といったことを意味する言葉です。

その意味から、「意の如く」とほとんど同じ意味を持つ類語(シソーラス)として、「自分の意志のままに」という言葉を指摘することができます。

「自分のビジョン(計画)に従って」

「意の如く」の類語・言い換えとして、「自分のビジョン(計画)に従って」があります。

「意の如く」という言葉は、「自分が頭の中で考えているビジョン・計画に従って、現実の物事が動くさま」を意味しています。

その意味合いから、「意の如く」の言葉は、「自分のビジョン(計画)に従って」という言葉に言い換えることができるのです。