「しゅんとする」とは?意味や類語!
「しゅんとする」という言葉はどの様な意味があるのでしょうか。
使い方や擬態語について紹介します。
目次
- 「しゅんとする」とは?意味
- 「しゅんとする」の表現の使い方
- 「しゅんとする」の「しゅん」は擬態語!擬態語とは?
- 「しゅんとする」を使った例文と意味を解釈
- 「しゅんとする」の類語や言い換え
「しゅんとする」とは?意味
「しゅんとする」の意味は、「元気がなくなりうなだれてしまう様子」のことです。
人が誰かから酷く怒られたり、傷つけられる様なことを言うと精神的に落ち込んでしまい、元気がなくなってしまうことを言います。
普段元気な人が珍しく落ち込んでいる様子なので、ものが縮こまる様に「しゅん」という表現をしたのです。
「しゅんとする」の表現の使い方
「しゅんとする」が使われるのは以下のシーンです。
- 誰かから怒られた時
- 大切なものを失くした時
- 大損をした時
誰かから怒られた時
人は怒られると「自分を否定された」とショックを受けて、一時的に落ち込んでしまうものです。
ビジネスで、部下が上司から怒られた時に「しゅんとする」と言います。
大切なものを失くした時
大金が入っていた財布を落したり、何かの記念に大切にしていたものを失くしてしまった時に「しゅんとする」と言います。
ショックで他のことが手に付かなくなってしまっている状態を表します。
大損をした時
投資で大赤字を出したり、ギャンブルで大金を失ってしまい一文無しになってしまった時に「しゅんとする」を使いいます。
この場合、最初から儲けるつもりだったのがあてが外れてしまい、ショックを受けている状態です。
「しゅんとする」の「しゅん」は擬態語!擬態語とは?
「擬態語」と擬音語の違いについて紹介します。
- 「しゅんとする」は擬態語
- 擬声語
「しゅんとする」は擬態語
「しゅんとする」の「しゅん」は、元気だったものが急にしおれて小さくなる様子を言い表しています。
この様な言葉を「擬態語」と言います。
擬態語とは、自然界にあるさまざまな状態を音の様な言葉で表したもので、実際に音はありません。
例えば光っている様子は「キラキラ」と言い、なめらかな様子は「スラスラ」と言います。
これらは音がしている訳ではなく、日本人の感覚としてあてはめられた言葉です。
英語でも擬態語として「キラキラ光る」=“twinkle”などがあります。
擬声語
擬声語とは、自然界で生じる様々な音や声を言葉で表したもので、実際にその様な音がします。
例えばドアを開ける時には「ガラリ」と言い、拍手をする時には「パチパチ」と言います。
英語にも擬声語は多く拍手は“clap”と言い、海外ではその様な音に聞こえるということです。
「しゅんとする」を使った例文と意味を解釈
「しゅんとする」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「しゅんとする」を使った例文1
- 「しゅんとする」を使った例文2
「しゅんとする」を使った例文1
「彼は告白した結果断られてしまい、しゅんとしている」
片思いの女性に勇気を出して告白をしたのですが、見事にフラれてしまいました。
「もしかしたら脈アリかも」と思っていただけにショックで元気がなくなり、落ち込んでいる様子を表しています。
「しゅんとする」を使った例文2
「彼女は買ったばかりの指輪を失くしてしまいしゅんとした」
欲しくてやっと買った指輪ですが、外出先で何気なく外して置いたら忘れてしまい、探しても見つかりません。
家の中ならば絶対にどこかにあると断言できるのですが、外出先で大勢の人が出入りする場所となると、まず出てくる可能性が低くなります。
ショックのあまりにしばらく落ち込んでいる事でしょう。
「しゅんとする」の類語や言い換え
「しゅんとする」の類語を紹介します。
- 「凹む」【へこむ】
- 「しょんぼりする」【しょんぼりする】
- 「気落ちする」【きおちする】
「凹む」【へこむ】
「気持ちが落ち込んで弱気になること」という意味です。
気持ちに穴が開いて凹んだようになってしまうことからきています。
「しょんぼりする」【しょんぼりする】
「落ち込んで元気がなくなること」という意味です。
こちらも「しゅんとする」と同じく擬態語です。
「気落ちする」【きおちする】
「がっかりして力を落すこと」という意味です。
「しゅんとする」は「元気がなくなりうなだれてしまう様子」という意味です。
ショックなことが起きて見るからに落ち込んでしまっている人に対して使ってみましょう。