「いざゆかん」とは?意味や類語!表現の使い方
皆さんの中で、どれくらいの人は「いざゆかん」という言葉を知っているでしょうか。
どのような域があり、どんな時に使うのかを知っている人はそんなに多くはないと思います。
そこで今回は「いざゆかん」について見て行きたいと思いますが、こも言葉の意味を知ると、中々奥深い意味をあり、関心が高まるかもしれまえん。
目次
- 「いざゆかん」とは?意味
- 「いざゆかん」の表現の使い方
- 「いざゆかん」の名言
- 「いざゆかん」を使った例文と意味を解釈
- 「いざゆかん」の類語や言い換え
「いざゆかん」とは?意味
「いざゆかん」とは、「さあ行こう」、今から出発するぞ」と勢いづけたり、他の人に声をかけて誘ったりする場合の言い回しです。
ただ、日常的な口語体として使うことはなく、文語的な活用で硬い表現となっています。
また「いざゆかむと」と書くこともあります。
- 「いざゆかん」の漢字表記
「いざゆかん」の漢字表記
「いざゆかん」は「いざ行かん」という漢字表記をしますが、「行く」=「ゆかん」です。
「いざゆかん」の表現の使い方
「いざゆかん」英語で例えるなら“Let’s’ go”ということで、「行こうよ」という意味合いになります。
そのために、これから何処に出かけようとする時に「いざゆかん」という表現が当てはまりそうです。
しかし、前述のように文語体で使われるために、文書の中で用いられることがほとんどしょう。
「いざゆかん」の名言
「いざゆかん」は、文語体での活用がほとんどのために、文章の中で目にすることが多い言葉です。
逆に言えば、「いざゆかん」で有名な文章があったりもしており、名言としては次のような文章があります。
- 「いざ行かん少年少女よ、妄想という名の大海原を」
- 「いざ行かむ 行きてまだ見ぬ山を見む このわびしさに 君は耐ふるや」
「いざ行かん少年少女よ、妄想という名の大海原を」
「いざ行かん少年少女よ、妄想という名の大海原を」という言葉は、葵せきなさんの 「生徒会の一存」の一節にある文章です。
生徒に対して「これから無限のイメージ世界の中で色々なことを創造してみてよ」と言っているのかもしれません。
「いざ行かむ 行きてまだ見ぬ山を見む このわびしさに 君は耐ふるや」
「いざ行かむ 行きてまだ見ぬ山を見む このわびしさに 君は耐ふるや」
これは、若山牧水の歌で「さあ行こうよ。まだ見たことのない山を見て、この寂しさに君たちは果たして耐えられることができるかな」という内容になります。
しかし、これがある人に贈った歌とされており、この詩の裏側には、もっと深い意味があるでしょう。
「いざゆかん」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「いざゆかん」を使った例文を見て行くことにします。
- 「いざゆかん」を使った例文1
- 「いざゆかん」を使った例文2
「いざゆかん」を使った例文1
「いざゆかん、病や貧困で心と身体が疲弊している民が我らを待っている」
この例文では、「病気や貧困にあえいでいる国民のところに行って、彼らを励まそう」ということを言っているようです。
「いざゆかん」は、単純に「行こうよ」というだけでなく、これから気合を入れて立ち向かっていくような時でも使われる感じがあります。
「いざゆかん」を使った例文2
「いざ行かん。まだ見ぬ大海原へ」
とでもシンブルな例文ですは、ここで出て来る「大海原」とは、「まだ誰も行ったことのない未知の世界」という解釈もできます。
そのことから、「今から冒険に出かけるぞ」というニュアンスも含まれている「いざゆかん」です。
「いざゆかん」の類語や言い換え
では「いざゆかん」を他の言葉で表現すると、どのような言葉で言い換えることができるでしょうか。
- 「さあ、出発しよう」
- 「冒険の旅に出よう」
- 「チェスト」
「さあ、出発しよう」
普通に言い換えるのであれば、「さあ、出発しよう」が「いざゆかん」の言い換えの表現として使うことができる言葉です。
「冒険の旅に出よう」
「いざゆかん」は、未知の世界へ飛び込んでいくかけ言葉に聞こえることもありますが、「冒険の旅に出よう」と言い換えすることもできるでしょう。
「チェスト」
これは鹿児島地方で使われている言葉で、「気合を入れろ!」というニュアンスがある言葉のようです。
もしかすると、「いざゆかん」の類義語として扱うことができる言葉かもしれません。
「いざゆかん」という言葉は非常にシンプルな言い回しだけに、むしろ、その言葉の裏には、実に色々な言葉の意味の広がりがありそうですが、このようにじっくりと言葉の意味を勉強することもいいことだと思います。