「尻すぼみ」とは?意味や類語!表現の使い方
皆さんは、「尻すぼみ」という言葉を色々な場面で耳にしたことがあるかもしれません。
この言葉は、仕事上での会話の中で使われることがあるのですが、日常の生活の中でも時々出て来ることがあります。
今回は、この「尻すぼみ」に焦点を当てて説明をして行きたいと思います。
目次
- 「尻すぼみ」とは?意味
- 「尻すぼみ」の表現の使い方
- 「尻すぼみ」の英語
- 「尻すぼみ」を使った例文と意味を解釈
- 「尻すぼみ」の類語や言い換え
「尻すぼみ」とは?意味
「尻すぼみ」とは、「物事の規模や勢いなどが、終わりの局面に近づくにつれて段々と小さくなったり弱くなっていくこと」を意味している言葉です。
「尻すぼみ」の表現の使い方
「物事の勢いが次第に弱まっていくこと」を意味している「尻すぼみ」は、様々な場面で当てはまりそうなことがありますが、特にビジネスにおいては、長年継続されてきた事業が、次第に縮小して行く場合などで用いられることがあります。
「尻すぼみ」の英語
「尻すぼみ」を英語で表現すると、“weak ending”、“tapering”、“anticlimax”、
“tame ending”などの言葉で訳すことができます。
「尻すぼみ」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「尻すぼみ」を使った例文を挙げてみますので、具体的な活用シーンをイメージしてみてください。
- 「尻すぼみ」を使った例文1
- 「尻すぼみ」を使った例文2
「尻すぼみ」を使った例文1
「彼の話し方は、尻すぼみになっていく傾向があるので、周囲の人達から自信がないと思われてしまうかもしれません。そのために営業の仕事も向いていないのではないかと思います」
営業の仕事にも向き・不向きがありますが、その1つに話し方も信頼関係を作る上で非常に重要なポイントとなってきます。
流ちょうな話し方ができるのではなく、誠実でしっかりとした口調で話すことができる点も、営業をしていく上で大切なことです。
「尻すぼみ」を使った例文2
「社長のトップダウンで始まった今回のプロジェクトも、明確なビジョンもなく、しっかりとしたマーケティング調査も十分でなかったために、尻すぼみになって終わってしまうそうなのです」
新しい事業を成功させるためには、明確なビジョンの下に十分な市場調査を行い計画的な管理をしていくことで初めて成功することができます。
この例文のように社長の思い付きなのか、無計画的なプランで事業を進めることは、失敗しても不思議ではありません。
「尻すぼみ」の類語や言い換え
「尻すぼみ」は、他にどのような言葉で言い換えることができるのか、近い意味を持つ類義語をいくつか挙げてみることにしました。
- 「勢力が衰える」
- 「ピークを過ぎる」
- 「凋落する」
「勢力が衰える」
まず、「尻すぼみ」の類義語として初めに紹介したい言葉が「勢力が衰える」という表現です。
「他を押さえて支配下におく勢いと力が次第に弱くなっていくこと」を指しています。
特に、この表現は「国家や企業などの社会的な集団が持つ力が衰退していくことを表現する場合に使われています。
「ピークを過ぎる」
「ピークを過ぎる」も類義語の1つとして扱うことができますが、「ある物事の度合いが頂点に達して、次第に衰退もしくが勢いが減少する状態になること」を意味しています。
物事は発展の後には、必ずピークがあるので、それを過ぎると、弱くなっていくのが通常の成り行きです。
「凋落する」
「凋落する」という表現もありますが、「花や葉がしぼんで落ちること」や「人間が衰えて死ぬこと」などの解釈がある中で、「落ちぶれること」という意味で、「尻すぼみ」の類義語と言えるでしょう。
「尻すぼみ」とは「先細り」という言い方もできる言葉かもしれません。
ビジネスの世界では、様々な事業が展開されていますが、1つの事業は将来的には、「尻すぼみ」になることを選定に、次なる新規事業を平行して検討しなくてはなりません。
そのようなことから、「尻すぼみ」という言葉は重要なキーワードになりそうな感じがするのです。