「以前にも増して」とは？意味や類語！表現の使い方

「以前にも増して」とは?

「以前にも増して」という言葉を知っているでしょうか。

最近「以前にも増して、疲れやすい」と感じている人もいるでしょう。

一方で、「以前にも増して」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。

そこで「以前にも増して」という言葉の意味を紹介します。

• 「以前にも増して」の読み方
• 「以前にも増して」の意味

「以前にも増して」の読み方

「以前にも増して」は「いぜんにもまして」と読みます。

「以前にも」は「いぜんにも」、「増して」は「まして」と読みます。

これを機会に、「以前にも増して」は「いぜんにもまして」と読みましょう。

「以前にも増して」の意味

「以前にも増して」の意味を紹介します。

「以前にも増して」には、「現在よりも前の時間と比べて、程度が一層激しくなっている様子」という意味があります。

例えば、「以前にも増して疲れやすい」という時は、現在よりも前の頃と比べて、疲れやすさが増しているという意味になります。

例えば、35歳の人は、20代の頃に比べて、疲れやすいと感じる時、「以前にも増して疲れやすい」と言います。

このように「以前にも増して」には、「現在よりも前の時間と比べて、程度が一層激しくなっている様子」という意味があります。

「以前にも増して」を使った例文や短文など

「以前にも増して」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「以前にも増して」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

• 「以前にも増して」を使った例文1
• 「以前にも増して」を使った例文2

「以前にも増して」を使った例文1

「彼女は『以前にも増して』綺麗になった」

この例文に登場する女性は、以前から綺麗だったのでしょう。

しかし、ここ最近になり、さらに綺麗さが増したことから、「以前にも増して綺麗だ」と言われています。

このように、以前から十分綺麗だった人が、さらに綺麗になった時に、「以前にも増して綺麗」と言われます。

「以前にも増して」を使った例文2

「会議の場が、『以前にも増して』混乱している」

この例文のように、職場によっては、会議が混乱しやすい風潮があるかもしれません。

その混乱が、さらに増している時、「以前にも増して」という言葉を使います。

例えば、転勤で地方に行っていた社員が、本社に戻り、久しぶりに会議に出席した時、この例文のような思いを抱くかもしれません。

ややあきれたようすが、この文章には含まれているかもしれません。

「以前にも増して」の類語や類似表現や似た言葉

「以前にも増して」の類語や類似表現を紹介します。

「以前にも増して」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「なお一層」【なおいっそう】
• 「加速する」【かそくする】

「なお一層」【なおいっそう】

「なお一層」には、「前よりも、さらに上回る様子」という意味があります。

例えば「なお一層、元気になった」という場合は、以前から元気だった人が、さらに元気になる様子という意味があります。

また「なお一層楽しくなった」という言葉には、「前から楽しかったけれど、もっと楽しくなった」という意味があります。

「加速する」【かそくする】

「加速する」には、「スピードが加わる」「以前よりも速くなる」「程度が著しくなる」という意味があります。

「分かりにくさが加速する」という時は、「以前よりも分かりにくさの程度が著しくなる」という意味があります。