「めっぽう弱い」とは?意味や類語!表現の使い方
皆さんは「めっぽう弱い」という言葉を普段の会話の中で耳にしたり、実際に口に出して使うことがあるでしょうか。
この言葉を使う機会は結構多いのですが、その意味をきちんを分からずにそのまま使っている人も多いかと思います。
そこで、今回は「めっぽう弱い」について考えて行くことにします。
目次
- 「めっぽう弱い」とは?意味
- 「めっぽう弱い」の表現の使い方
- 「めっぽう弱い」の「めっぽう」の語源
- 「めっぽう弱い」を使った例文と意味を解釈
- 「めっぽう弱い」の類語や言い換え
「めっぽう弱い」とは?意味
「めっぽう弱い」とは、「すごく弱い」、「他と比べて度が外れているくらい弱々しいこと」とったような意味があります。
「めっぽう弱い」の表現の使い方
「めっぽう弱い」とは、「非常に弱い」、「すごく軟弱」、「情けないくらいに弱い」という意味があることから、ちょっとした出来事ですぐに及び腰になる人のことを指してみたり、困難なことにぶつかり弱気になることを言う場合に、使われることになります。
また、物の耐久性が低い場合も当てはまる言葉でしょう。
「めっぽう弱い」の「めっぽう」の語源
「めっぽう弱い」の「めっぽう」は、何か普段の言葉とは異なる語感の印象があるのですが、この言葉の語源は仏教用語から来ています。
漢字表記をすると「滅法」と書くのですが、「一切の相を寂滅し因縁によって生じたのではない不変の真如」、「無為法」という意味から転じて「度をこ越した」などの解釈になってきたと考えられています。
「めっぽう弱い」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「めっぽう弱い」を使った例文を見て行くことにしましょう。
- 「めっぽう弱い」を使った例文1
- 「めっぽう弱い」を使った例文2
「めっぽう弱い」を使った例文1
「私達の子供は幼い時に北国で育ったためか、九州に転勤後はその暑さと湿度にめっぽう弱いのです」
このように「めっぽう弱い」は、身体に関しての耐久性でも使うことができる言葉です。
人が暑さに耐えられることついて、幼いころに北海道や東北のような寒い地域で育った人は身体の作りが、その時点で決まるらしく、暑さに対する耐久が弱いとされています。
「めっぽう弱い」を使った例文2
「性格的に明るい僕の友人は、女性は泣いていることについては、めっぽう弱いのです」
性格が明るいだけでなく、とても優しい友人なのでしょう。
女性の人が困っていたり泣いていると、それだけですぐに助けてしまうくらいの性格の人なので、この手のことについて「めっぽう弱い」のでしょう。
「めっぽう弱い」の類語や言い換え
「めっぽう弱い」は、他に次のような言葉が類義語として挙げることができます。
- 「ふがいない」
- 「意気地のない」
- 「気が弱い」
「ふがいない」
「めっぽう弱い」の類義語の1つとして紹介したい言葉が「ふがいない」というものですが、「精神力や勇気、または生命力が弱い」という意味があります。
この言葉は、困難なことが起きた時にすぐに弱気になるような人に対して、使われることがあります。
「意気地のない」
「意気地のない」も「めっぽう弱い」の類義語として挙げることができるでしょう。
この言葉は、「やりとげようと頑張る気力や粘りがない」、「だらしがない」、「しまりがない」といったようなニュアンスがあります。
「たったこんなことで弱音を吐くなんて意気地のないやつだな」
このような例文で使うことができます。
「気が弱い」
「気が弱い」も「めっぽう弱い」と同じ意味のある言葉で、一言で言うと「弱気」ですが、この言葉の方がよく使われ表現でしょう。
「めっぽう弱い」という言葉の意味や活用シーンを見て行くと、この表現が当てはまるシーンはかなりありそうです。
毎日、普段の会話も意識していると、「めっぽう弱い」という場面が見つかってくるかもしれませんね。
そのようになると、言葉への関心度もますます高まってきますので、「めっぽう弱い」という言葉も適切に使うことができるようになります。