「口先ばかり」とは?意味や類語!表現の使い方
「口先ばかり」というのはどの様な場面で使うべき言葉なのでしょうか。
意味や使い方などについて紹介します。
目次
- 「口先ばかり」とは?意味
- 「口先ばかり」の表現の使い方
- 「口先ばかり」を分解して解釈
- 「口先ばかり」を使った例文と意味を解釈
- 「口うるさい」の類語や言い換え
- 「口先ばかり」の英語と解釈
「口先ばかり」とは?意味
「口先ばかり」の概要について紹介します。
- 「口先ばかり」の意味
- 「口先だけ」との違い
「口先ばかり」の意味
「口先ばかり」の意味は「うわべだけの言葉を話し、態度や行動が伴わないこと」を言います。
人は笑顔で親しみを込めて話し掛けてくると安心して信頼したくなるものですが、相手は自分に対して何も好意や興味を持っておらず、適当に話が盛り上がればいいと思っていることがあります。
うわべだけで楽しそうに話していますが、全て本心からそう思っていない人のことを「口先ばかり」と言うのです。
「口先だけ」との違い
「口先ばかり」と似た様な言葉に「口先だけ」があります。
「ばかり」には「だけ・のみ」という限定の意味があり、「口先だけ」は言い換えとなります。
どちらを使っても間違いではありません。
「口先ばかり」の表現の使い方
「口先ばかり」は、他人の言動に対して他の人達が使う言葉です。
今迄に何度も安請け合いをしたり、適当なことを言って人に不快な思いをさせたことがある時に使われます。
人に対して使う時には「あなたのことは信用できない」と同じ意味になるので注意が必要です。
ビジネスにおいて「口先ばかりの人」は、かなり悪い評判であることを意味します。
「口先ばかり」を分解して解釈
「口先ばかり」を分解して解釈します。
- 「口先」【くちさき】
- 「ばかり」【ばかり】
「口先」【くちさき】
「心がこもっておらず、うわべだけの話をすること」という意味です。
うまいことを言うのですが、気持ちや行動が伴っていません。
「ばかり」【ばかり】
限定の意味を表す言葉で「それだけ、それのみ」という意味です。
「口先ばかり」を使った例文と意味を解釈
「口先ばかり」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「口先ばかり」を使った例文1
- 「口先ばかり」を使った例文2
「口先ばかり」を使った例文1
「彼はいつも口先ばかりで信用できない」
いつも調子の良いことを言っている人がいるのですが、ウソを付いたりドタキャンしたりするので信用できないと思われていることを表しています。
この様な人は他の人にも同じように思われていて、段々と友人をなくしていくでしょう。
「口先ばかり」を使った例文2
「口先ばかりのお世辞にうんざりした」
この人は何かで成功を収めたり表彰されるなど人から羨ましがられる様な存在なのでしょう。
大勢の人が「すごいですね」「おめでとうございます」などと言ってくれるのですが、明らかに心がこもっていなくて「なんでこいつが」「たまたま運が良かっただけだろう」と思っているのがみえみえなのです。
うわべだけの言葉で祝福されて気持ちが冷めてしまった様子を表しています。
「口うるさい」の類語や言い換え
「口うるさい」の類語を紹介します。
- 「口八丁」【くちはっちょう】
- 「リップサービス」【りっぷさーびす】
「口八丁」【くちはっちょう】
「しゃべることが上手な人」という意味です。
どちらかというと「要領がいい」「口が上手い」と皮肉の意味を込めた言葉です。
「リップサービス」【りっぷさーびす】
「相手と良い関係を築く為に、相手が喜ぶ様なことを言うこと」です。
「口先だけで調子の良いことを言う」は「リップトーク」になります。
「口先ばかり」の英語と解釈
“You never keep your word.”
「あなたは自分の言葉守らないよね=あなたは口先ばかりだよね」になります。
その他にもシーンに合わせて様々な表現があります。
「口先だけ」は「うわべだけの言葉を話し、態度や行動が伴わないこと」という意味です。
いつも調子の良いことを言っていて肝心な時に何もしない人に対して使ってみましょう。