「言葉に詰まる」とは?意味や類語!例文や表現の使い方!
この「言葉に詰まる」は、ビジネスでもよく使われる言い回しなので、意味や使い方を詳しく覚えておくと便利な言葉です。
目次
- 「言葉に詰まる」とは?
- 「言葉に詰まる」の表現の使い方
- 「言葉に詰まる」を分解して解釈
- 「言葉に詰まる」を使った例文と意味を解釈
- 「言葉に詰まる」の類語や言い換え
「言葉に詰まる」とは?
「言葉に詰まる」とは、「何と(何を)言っていいのか分からない」、「うまい表現が浮かばない」といった時に使う表現です。
本当にそのような時だけでなく、そう答えておくことでその場が凌げるという使い方をされることも多く、その例として、「そう言われると言葉に詰まるのですが」などと、はっきりと答えなくない時、回答は後日に回したいという時にうまく使える言葉です。
「言葉に詰まる」の表現の使い方
「言葉に詰まる」は、もちろん本当に何と(何を)言っていいのか分からないという時の為の言葉ですが、実際には先のような言わば誤魔化しに使われることも多いです。
つまり、この表現によって、何と言っていいのか分からず困っている様子が想像できるように、遭えてその困っている様子を相手に暗に伝えたい為に使う場合があるということです。
その為、特にビジネスでは便利な言葉だと言うことができますが、あまりこの表現ばかりを使っていると、(はっきりと言わないので)信用できない人だと思われてしまう場合があるので、それには注意してください。
「言葉に詰まる」を分解して解釈
「言葉に詰まる」を2つに分解して解釈していきます。
単なる「言葉」という意味だけではない点に注目です。
- 「言葉」
- 「詰まる」
「言葉」
「言葉に詰まる」で使っている「言葉」には、「言葉」以外に、その「表現の仕方」という意味も含まれています。
よって、言いたいことは決まっているものの、それを「どう表現していいのか分からない」時にも同じ形で使ってください。
「詰まる」
物理的にハイプの中などに何かが詰まっている為に出てこないといった現象からの比喩表現で、言葉が喉に詰まっている(出てこない)こととして使っています。
ですが、うまい言い方が浮かばない為にそうなっているというだけでなく、誤魔化しとして使うケースでは、望んでそのような状態にしている場合もあるのは前述の通りです。
「言葉に詰まる」を使った例文と意味を解釈
「言葉に詰まる」を使った例文と、その意味の解釈です。
本当の意味で(本当にそう思って)使っている例文と、その場凌ぎと思われる使い方の例文を挙げていきます。
- 「言葉に詰まる」を使った例文1
- 「言葉に詰まる」を使った例文2
「言葉に詰まる」を使った例文1
「あの収支結果では、上司への報告に言葉に詰まっても仕方がない」
目標額に遠く達しなかった収支結果だった為、何と報告していいのか(言い分や言い訳も含めて)難しく、言葉に詰まったと使っています。
このような使い方が本当の意味での使い方です。
「言葉に詰まる」を使った例文2
「この場では少々言葉に詰まるので、後日詳しく説明させていただきます」
今この場で詳しいことは言えないというニュアンスで使っています。
それが本当なのか、もっと考えた上で説明したい為にのその場凌ぎなのかは、このように使った本人にしか分かりません。
「言葉に詰まる」の類語や言い換え
「言葉に詰まる」を別の言葉で言い換える場合には、以下がよく使われます。
どちらもビジネスに有用な言葉です。
- 「返答に困る」【へんとうにこまる】
- 「返す言葉がない」【かえすことばがない】
「返答に困る」【へんとうにこまる】
この表現も、本当にそのように思っている場合と、その場を凌ぐ為に使う場合があり、「言葉に詰まる」とよく似た言葉となっています。
「返す言葉がない」【かえすことばがない】
この言葉は、「言葉に詰まる」の意味の中でも、(やり込められてしまって)本当に何と言っていいか分からない状態の時に使います。
よって、誤魔化しとして使うことは滅多になく、自分が悪いという意味を含んで用いることがほとんどです。
「言葉に詰まる」と言われた時には、本当の意味からそう言っているのか、その場凌ぎなのかの判断が必要になります。
あまり疑うのも難ですが、多くの場合でそこまで本当だとは思わない方がいいかも知れません。