「機上の人」とは?意味や類語!
皆さんは「機上の人」という表現をご存知でしょうか?
この言葉は普通の会話の中で聞くことや、実際に口に出して話すようなことがあまりないのではないかと思います。
そこで今回は、この「機上の人」という言葉について見て行くことにします。
目次
- 「機上の人」とは?意味
- 「機上の人」の表現の使い方
- 「機上の人」は飛行機以外では使えない?
- 「機上の人」の英語と解釈
- 「機上の人」を使った例文と意味を解釈
- 「機上の人」の類語や言い換え
「機上の人」とは?意味
「機上の人」とは、中々口語体で使われている場面を見ることが少ないのですが、これは「飛行機に乗る」や「飛行機に乗っている」といったような意味がある言葉です。
- 「機上の人」の読み方
「機上の人」の読み方
「機上の人」は「きじょうのひと」という読み方をするのですが、発音としては難しくはないごく普通の読み方をすることができるので、決して悩むようなことはないはずです。
「機上の人」の表現の使い方
「機上の人」とは、「飛行機に乗っている人」、「空に昇った人」というような意味合いがありますが、飛行機に乗ることは海外旅行や海外出張が当たり前の時代になっているために決して特別なことではありません。
しかし、日常的な場面とは大きくかけ離れている世界のために、「飛行機に乗る」ことを「機上の人」と特別な思いを込めて使うことになるのかもしれません。
「機上の人」は飛行機以外では使えない?
「機上の人」は「飛行に乗っている」という意味合いがありますが、飛行機以外では使うことができないのでしょうか?
よく考えて見ると、「船上の人」、「車上の人」という言葉があることから、「機上の人」は飛行機以外で使うことはあまり相応しくはないのではないでしょうか。
しかし、「機上の人」という言葉には、海外旅行が贅沢なイベントとして考えられていた頃を考えると、遠い所へ旅立つ手段として、特別の思いが込められていたような気がします。
「機上の人」の英語と解釈
「機上の人」を英語で表現すると、“person on board”という言い方になります。
「機上の人」を使った例文と意味を解釈
ここで、「機上の人」を使った例文を見て行きながら、意味も解釈していくことにします。
- 「機上の人」を使った例文1
- 「機上の人」を使った例文2
「機上の人」を使った例文1
「大きな国際大会の帰途、機上の人となった高屋敷氏は窓越しに美しい星空を見て、疲れをリフレッシュしたのだった」
大きな国際大会で頑張って戦った高屋敷という人は、母国の日本に帰る飛行機の中で、窓越しに美しく夜空に輝く星を見て、心も体もリフレッシュしたのだと思います。
このように「機上の人」になっている最中が、一番、心をリフレッシュできる時なのかもしれませんね。
「機上の人」を使った例文2
「僕は明日の今頃には、おそらく機上の人となって、カリブ海に浮かぶ島に向かって飛び立っていることだろう」
このような例文に見るように、「機上の人」という言葉は、小説に一節の中で用いられるようなフレーズです。
この例文では、大きな犯罪で国外逃亡をしているような印象を覚える文章ですが、「機上の人」という言葉が、その印象を少し違ったイメージにさせてくれる感じもします。
「機上の人」の類語や言い換え
では、ここで「機上の人」に使い意味を持つ言葉を探してみました。
- 「車中の人」
- 「機中の人」
「車中の人」
これは、飛行機に乗った人を指しているように、「車に乗っている人」として使うことができる言葉です。
「機中の人」
これも「機上の人」と同じ意味を持つ言葉ですが、「飛行機の中」という言葉が略された言葉と受け止めてもいいでしょう。
「機上の人」という表現は普通の言葉で使う機会はめったになく、どちらかというと、小説や雑誌のコラムで使われるような言葉かもしれません。
この言葉には、ゴージャスなフレ-ズさえ感じさせてくれるいい語感があります。