「恩恵を被る」とは?意味や類語!や表現の使い方!
ビジネスで「恩恵を被る」という言葉を耳にすることがあります。
どの様な意味なのか、解釈や類語などを紹介します。
目次
- 「恩恵を被る」とは?意味
- 「恩恵を被る」の表現の使い方
- 「恩恵を被る」を分解して解釈
- 「恩恵を被る」の英語と解釈
- 「恩恵を被る」を使った例文と意味を解釈
- 「恩恵を被る」の類語や言い換え
「恩恵を被る」とは?意味
「恩恵を被る」の概要について紹介します。
- 「恩恵を被る」の読み方
- 「恩恵を被る」の意味
- 「恩恵にあやかる」との違い
「恩恵を被る」の読み方
「恩恵を被る」は「おんけいをこうむる」と読みます。
「被る」は「こうむる」「かぶる」どちらとも読めますが、「恩恵」が付いた場合には「こうむる」になります。
「恩恵を被る」の意味
「恩恵を被る」の意味は「ある人やものからありがたい影響を受けられること」です。
その人がいたり、そのものがあるお蔭で自分達が得をしたり、メリットを得たりできます。
ビジネスで、ライバル会社が新商品を発売したお蔭で、世間の注目がその商品に集まり、自社の商品の売り上げも伸びる様になった時など、自分達が特に努力をしなくても得をすることを言います。
「恩恵にあやかる」との違い
「恩恵を被る」と似た様な言葉に「恩恵にあやかる」があります。
この2つはどちらも言い換えとして使われていますが、意味は微妙に違いますので覚えておきましょう。
「恩恵を被る」は、「人やものごとからのありがたい影響を受けたり貰ったりすること」です。
「恩恵にあやかる」は「肖る」と書き、「人やものごとからの影響を受けて、感化されたり同じ様な状態になること」です。
「恩恵を被る」は特に自分達は努力せずに良い影響を受けるという意味ですが「恩恵にあやかる」は元々向上心があり、他人の良い影響をきっかけに自分達をよりよい状況へ持って行く時に使われます。
「恩恵を被る」の表現の使い方
「恩恵を被る」は、相手からメリットを受けることですので良い意味で使います。
けっしてずる賢さを意味する言葉ではありません。
ビジネスで使う場合には得をした側の内輪の話として使われることが多く、恩恵を施すことになった人や企業は後になって気付くことが多くなります。
「恩恵を被る」を分解して解釈
「恩恵を被る」を分解して解釈します。
- 「恩恵」【おんけい】
- 「被る」【かぶる】
「恩恵」【おんけい】
意味は「感謝する様な幸福をもたらすこと」です。
対象となるものや人がいることが前提で、充分に恵まれて良かったと相手に対してありがたいと思う気持ちが含まれています。
「被る」【かぶる】
「被る」の意味は3つあります。
1つ目は「他人から良い行為や影響を受けること」です。
2つ目は「災いを受けること」です。
「被る」というと「損害を被る」など悪い意味をイメージする人も多いのですが、良い意味でも悪い意味でも使える言葉なのです。
「恩恵を被る」の英語と解釈
“We have benefit from the intense heat.”
「我が社は猛暑により恩恵を被っている」になります。
ビール会社や氷菓子会社、プール付きの行楽施設などで使われるセリフです。
「恩恵を被る」を使った例文と意味を解釈
「恩恵を被る」を使った例文と解釈を紹介する
- 「恩恵を被る」を使った例文1
- 「恩恵を被る」を使った例文2
「恩恵を被る」を使った例文1
「彼女はモテる女友達から恩恵を被っている」
モテる女友達と一緒にいると、異性が沢山集まってきます。
自分がモテなくても常に異性が周りにいるので、ボーイフレンドに不自由しない状態です。
「恩恵を被る」を使った例文2
「映画がヒットしたお蔭でロケ地が恩恵を被っている」
映画がヒットすると、そのロケ地を巡る「聖地巡礼」として大勢の観光客がその地を訪れます。
街がにぎわい観光業界が活性化することを表しています。
「恩恵を被る」の類語や言い換え
「恩恵を被る」の類語を紹介します。
- 「追い風が吹く」【おいかぜがふく】
- 「おこぼれにあずかる」【おこぼれにあずかる】
「追い風が吹く」【おいかぜがふく】
「行動を起こす時に周囲の状況が好転すること」を言います。
「おこぼれにあずかる」【おこぼれにあずかる】
「他人が残したものをありがたく貰い受けること」です。
「恩恵を被る」は「ある人やものからありがたい影響を受けられること」です。
人が幸運な状態になり、自分にもメリットがあると感じた時に使ってみましょう。