「恩恵にあずかる」の意味とは?類語、使い方や例文を紹介!
「恩恵にあずかる」の意味や類語を紹介します。
さらに「恩恵にあずかる」の使い方や、「恩恵にあずかる」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「恩恵にあずかる」の意味とは?
- 「恩恵にあずかる」を分解して意味を紹介します
- 「恩恵にあずかる」の言葉の使い方
- 「恩恵にあずかる」を例文と解説
- 「恩恵にあずかる」の類語や似た意味の言葉
「恩恵にあずかる」の意味とは?
「恩恵にあずかる」という言葉を知っているでしょうか。
ある程度年齢を重ねている人は知っていて、若い人は知らないという感じかもしれません。
「恩恵にあずかる」という言葉は、日常生活でも、ビジネスシーンでも使えるような使い道が多い便利な言葉です。
ぜひ今のうちに「恩恵をあずかる」の意味を知り、実際に「恩恵にあずかる」チャンスを増やしてみましょう。
そこで「恩恵にあずかる」の読み方や意味を紹介して行きます。
- 「恩恵にあずかる」の読み方
- 「恩恵にあずかる」の意味
「恩恵にあずかる」の読み方
「恩恵にあずかる」は「おんけいにあずかる」と読みます。
「恩恵」は「おんけい」と読みますので覚えておきましょう。
一方の「あずかる」は、漢字にすると「与る」になります。
「あずかる」と聞いた時に、「与る」という漢字が思い浮かぶ人は少ないと思います。
これを機会に「恩恵にあずかる」の「あずかる」は「与る」と書く事も、あわせて覚えておきましょう。
「恩恵にあずかる」の意味
「恩恵にあずかる」には、「誰かからの情けを受ける」という意味があります。
特に目上の人から何かしらの情けを受けて、得をするという状況が多いでしょう。
また自分よりも大きな存在の力により、恵みを受けるというような意味もあります。
巨大な存在が優しさを見せた事により、思わぬ幸運を得たような場合も、「恩恵にあずかる」という言葉を使います。
例えば「政府の政策の『恩恵にあずかり』、とても得をする商品券を購入する事ができた」、「父親にボーナスが出た『恩恵にあずかり』、いつもよりもたくさんお小遣いをもらった」などという文章を作る事ができます。
「恩恵にあずかる」を分解して意味を紹介します
「恩恵にあずかる」という言葉を分解して、それぞれの意味を見て行きましょう。
「恩恵にあずかる」という言葉は、「恩恵」と「あずかる」に分ける事ができます。
それぞれの意味を知る事で、より「恩恵にあずかる」という言葉の意味を深く理解する事ができるでしょう。
- 「恩恵」の意味
- 「あずかる」の意味
「恩恵」の意味
「恩恵」には「人に情けをかける事」という意味があります。
そして「恩恵」を与える人は、自然や政府または法律など、大きな存在であるケースが多いでしょう。
例えば「天候の『恩恵を受ける』事ができ、無事に運動会を開催できた」という場合、人に情けをかけたのは「天候」という事になります。
「政策の『恩恵』により、税金が安く済んだ」という場合は、「政府」が国民に情けをかけたという事になります。
「あずかる」の意味
「あずかる」は「与る」という漢字を使います。
「あずかる」には、「相談にあずかる」というケースのように、何かに関与する、何かと関係するという意味があります。
また「あずかる」には、目上の人からの評価を受けたり、志を受ける、好意の表れとして何かをもらうという意味があります。
この場合の定型句として「お褒めにあずかる」「ご配慮にあずかる」などという言い回しがあります。
「恩恵にあずかる」という言葉も、こちらの意味で使われています。
「恩恵にあずかる」は、目上の人から好意のあらわれとして何かをもらうという意味で使われる事が多いでしょう。
「恩恵にあずかる」の言葉の使い方
「恩恵にあずかる」は、「目上の人や巨大な存在などから、情けを受けて何かをもらう」という意味があります。
そのため、「目上の人や巨大な存在」から、「何かを受け取る」という二つの条件がそろった時に、「恩恵にあずかる」という言葉を使うようにしましょう。
例えば「制度」は大きな存在だと思います。
受験の制度が変わった事により、苦手科目を受験科目にせずに済んだ。
そして志望する大学に合格できたという場合は、「制度」から「合格という成果を受け取った」と考える事ができます。
そのため「新しい制度の『恩恵にあずかり』、私は志望校に合格できた」という文章を作る事ができます。
このような条件がそろったら、「恩恵にあずかる」という言葉を使ってみましょう。
「恩恵にあずかる」を例文と解説
続いて「恩恵にあずかる」という言葉を使った、例文を紹介します。
様々な場面における「恩恵にあずかる」を使った例文を見ると、「恩恵にあずかる」という言葉の意味が、より深く理解できるかもしれません。
- 「恩恵にあずかる」の例文1
- 「恩恵にあずかる」の例文2
「恩恵にあずかる」の例文1
ビジネスシーンにおける、「恩恵にあずかる」という言葉を使った例文を紹介します。
「部長が取締役に出世した『恩恵にあずかり』、私は同期社員の中でいちばん最初に課長になる事ができた」、「犬猫ブームの『恩恵にあずかり』、ペット関連企業の業績が伸びている」、「政府が打ち出した企業向けの優遇政策の『恩恵にあずかり』、我が社の利益も過去最大になった」などです。
企業の業績が突然上昇する時は、企業努力だけでなく外部からの強い力が働いているケースが多いでしょう。
まさに「恩恵にあずかる」としか説明できないような状況です。
「恩恵にあずかる」の例文2
日常生活で「恩恵にあずかる」を使った例文を紹介します。
「町内会の炊き出しがあった。私も『恩恵にあずかり』、無料で豚汁を飲む事ができた」、「突然バケツをひっくり返したような大雨が降り、雨宿りをするしかなくなった。私は天候のきまぐれの『恩恵にあずかり』、片想いをしている女性と軒下で二人きりになる事ができた」、「サンタクロースとトナカイの『恩恵にあずかり』、私は今年もプレゼントをもらった』」という感じです。
大きな力の「恩恵にあずかり」、素敵な出来事が起こると、とてもハッピーな気持ちになります。
サンタクロースの活動によるプレゼントは、まさに「恩恵にあずかる」の具体例かもしれません。
「恩恵にあずかる」の類語や似た意味の言葉
最後に「恩恵にあずかる」の類語や、似た意味の言葉を見て行きましょう。
どのような言葉と「恩恵にあずかる」は言い換えられるのかを知ると、ボキャブラリーが増えてコミュニケーションスキルのレベルがアップするかもしれません。
- 「利益を得る」【りえきをえる】
- 「メリットを受ける」【めりっとをうける】
「利益を得る」【りえきをえる】
「恩恵にあずかる」という言葉を、もっと分かりやすくすると「利益を得る」という言葉になるかもしれません。
大きな存在が情けを掛けてくれた事により、結果的に「利益を得る」事が、「恩恵にあずかる」という言葉の意味に含まれているからです。
税金が安くなったり、お小遣いがもらえたり、欲しい結果を得られる事は、じぶんにとっての「利益」です。
少し世俗的な表現になりますが、分かりやすく言い換えられる言葉ですので「利益を得る」という言葉をセットで覚えておきましょう。
「メリットを受ける」【めりっとをうける】
「メリットを受ける」という言葉は、若い世代でも意味が通じやすい言葉でしょう。
自分にとって得になる何かを、カタカナ語で「メリット」と言います。
「メリット」はカタカナ語の中でも、かなり上位に位置するメジャーな言葉ですので、若い世代の人とコミュニケーションを取る時は、「恩恵にあずかる」という言葉を「メリットを受ける」という言葉に言い換えてもいいでしょう。
「恩恵にあずかる」の意味や使い方を見てきました。
「恩恵にあずかる」という言葉には、「目上の人や巨大な存在などから、情けを受けて何かをもらう」という意味がありました。
「恩恵にあずかる」という言葉を使いこなせるようになると不思議な力が働いて、みなさんの身の回りにも「恩恵にあずかる」素敵な出来事が起こるかもしれません。