「慣れ親しむ」とは?意味や使い方!例文や解釈
「慣れ親しむ」とは、「何度も繰り返し接してなじむこと、親しみを感じること」です。
「慣れ親しむ」の「意味・読み方・分解して解釈・使い方・類語(シソーラス)や言い換え・例文と解釈・反対語・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「慣れ親しむ」とは?
- 「慣れ親しむ」の表現の使い方
- 「慣れ親しむ」の類語や類似表現や言い換え
- 「慣れ親しむ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「慣れ親しむ」の反対語
- 「慣れ親しむ」の英語と解釈
「慣れ親しむ」とは?
「慣れ親しむ」という言葉は、「何度も繰り返しその物事・相手に接してなじむこと」や「実際に繰り返し経験することで身近なものに感じること」を意味しています。
例えば、「転校生がクラスメイトに慣れ親しんできました」や「外国の言葉・文化に慣れ親しむには、実際に体験することが必要です」などの文章において、「慣れ親しむ」の典型的な意味を示すことができます。
- 「慣れ親しむ」の読み方
- 「慣れ親しむ」を分解して解釈
「慣れ親しむ」の読み方
「慣れ親しむ」の読み方は、「なれしたしむ」になります。
「慣れ親しむ」を分解して解釈
「慣れ親しむ」の言葉を、「慣れ」と「親しむ」に分解してその意味を解釈していきます。
「慣れ」というのは動詞「慣れる」の連用形で、「物事・相手に何度も接することによってなじむこと、慣れること(違和感がなくなること)」を意味しています。
「親しむ」という動詞は、「親密になること・仲良くなること・身近なものとして感じること」を意味する言葉になっています。
「慣れ+親しむ=慣れ親しむ」の言葉は、「慣れて親しみを感じること・何度も接してなじむことで親近感を感じること(違和感・抵抗感が無くなること)」を意味しているのです。
「慣れ親しむ」の表現の使い方
「慣れ親しむ」の表現の使い方は、「ある物事・人物に何度も接することによって親しみを感じて馴染んだ場合」に使うという使い方になります。
「慣れ親しむ」というのは、「繰り返しその物事を経験することで、身近なものに感じた時」にも使うことができる言葉になっています。
例えば、「早く子供たちがこの学校に慣れ親しんでくれれば良いなと思っています」や「釣りでは慣れ親しんだ道具を使った方が、釣果(ちょうか)を上げやすくなります」といった文章において、「慣れ親しむ」の言葉を使用することができます。
「慣れ親しむ」の類語や類似表現や言い換え
「慣れ親しむ」の類語・類似表現・言い換えについて、分かりやすく解説していきます。
- 「馴染む・繰り返し経験する」
- 「身近なものに感じる・身内意識を持つ」
- 「懇意になる・打ち解ける」
「馴染む・繰り返し経験する」
「慣れ親しむ」の類語・言い換えとして、「馴染む(なじむ)・繰り返し経験する」があります。
「慣れ親しむ」という言葉は、「何度も繰り返しその物事・相手と接して、馴染むこと。
親しみを感じること」を意味しています。
その意味から、「慣れ親しむ」の言葉は、「馴染む・繰り返し経験する」という言葉に言い換えられるのです。
「身近なものに感じる・身内意識を持つ」
「慣れ親しむ」の類似表現・言い換えとして、「身近なものに感じる・身内意識を持つ」があります。
「慣れ親しむ」という言葉は、「何度も繰り返し接して身近なものに感じること」や「次第に馴染んできて身内意識を持つようになること」を意味しています。
それらの意味合いから、「慣れ親しむ」と良く似た意味を持つ類似表現として、「身近なものに感じる・身内意識を持つ」という言葉を指摘することができます。
「懇意になる・打ち解ける」
「慣れ親しむ」の類語・言い換えとして、「懇意になる(こんいになる)・打ち解ける(うちとける)」があります。
「懇意になる」という言葉は、「親しく付き合うこと・仲良くすること」を意味しています。
「打ち解ける」というのは、「心の壁を取り払って、親しくなること」を意味する言葉です。
それらの意味合いから、人・物事に慣れて親しくすることを意味する「慣れ親しむ」の言葉は、「懇意になる・打ち解ける」という言葉に言い換えることができます。
「慣れ親しむ」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「慣れ親しむ」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「慣れ親しむ」を使った例文1
- 「慣れ親しむ」を使った例文2
「慣れ親しむ」を使った例文1
「異文化コミュニケーションの経験を積んで、新しい知らない文化と慣れ親しむことの素晴らしさを学びました」
この「慣れ親しむ」を使った例文は、「異文化コミュニケーションの経験を積んで、新しい知らない文化に繰り返し接して馴染むことの(身近なものとして感じることの)素晴らしさを学んだ」ということを意味しています。
「慣れ親しむ」を使った例文2
「動物園で開催された体験教室では、子供たちがウサギやカピバラ、ヤギといったかわいい動物に慣れ親しんでいました」
この「慣れ親しむ」を使った例文は、「動物園で開催された体験教室では、子供たちがウサギやカピバラ、ヤギといったかわいい動物に実際に触ったり接したりしながら馴染んでいた」ということを意味しています。
「慣れ親しむ」の反対語
「慣れ親しむ」の反対語を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「疎外する・疎む」
- 「苦手意識を持つ」
「疎外する・疎む」
「慣れ親しむ」の反対語として、「疎外する(そがいする)・疎む(うとむ)」があります。
「疎外する」という言葉は、「よそよそしい態度で、集団からのけ者にしたり邪魔者扱いしたりすること」や「疎んじて仲間はずれにすること」を意味しています。
「疎む」というのは、「嫌うこと・嫌だと思って遠ざけること」を意味する言葉です。
何度も接して馴染むことを意味する「慣れ親しむ」と反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「疎外する・疎む」が上げられます。
「苦手意識を持つ」
「慣れ親しむ」の反対語として、「苦手意識を持つ」があります。
「苦手意識を持つ」という言葉は、「実際に接する前から、何となく自分とは合わないという感じを持つこと」や「苦手でできるだけ関わり合いになりたくないという意識を持つこと」を意味しています。
繰り返し経験して身近なものに感じることを意味する「慣れ親しむ」と反対の意味を持つ反対語(対義語)として、「苦手意識を持つ」という言葉を指摘することができます。
「慣れ親しむ」の英語と解釈
「慣れ親しむ」という言葉は、“get familiar with〜”(〜に親しんでいる・〜に馴染んでいる)や“get acquainted with〜”(〜に親しんでいる・〜に精通している)、“be fond of〜ing”(〜に馴染んで親しむ)、“get more friendly with〜”(〜により親しむ)、“get close to〜”(〜に慣れ親しむ)といった英語で表現することができます。
- “She got acquainted(familiar) with culture of various countries since her childhood.”
“She got acquainted(familiar) with culture of various countries since her childhood.”
この「慣れ親しむ」という言葉を使った英語の例文は、「彼女は幼少期から、色々な国の文化に慣れ親しんでいた」ということを意味しています。
「慣れ親しむ」という言葉について徹底的に解説しましたが、「慣れ親しむ」には「何度も繰り返し接してなじむこと」や「実際に繰り返し経験することで身近なものとして感じること」などの意味があります。
「慣れ親しむ」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「馴染む・繰り返し経験する」「身近なものに感じる・身内意識を持つ」「懇意になる・打ち解ける」などがあります。
「慣れ親しむ」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。