「締めくくり」とは?意味や類語!表現の使い方!
会議などに参加していると「締めくくり」という言葉を聞くことがあります。
どの様な意味なのか、使い方や例文なども紹介します。
目次
- 「締めくくり」とは?意味
- 「締めくくり」の表現の使い方
- 「締締めくくり」を分解して解釈
- 「締締めくくり」の英語と解釈
- 「締めくくり」を使った例文と意味を解釈
- 「締めくくり」の類語や言い換え
「締めくくり」とは?意味
「締めくくり」について紹介します。
- 「締締めくくり」の読み方
- 「ものごとに結末をつけること」の意味
- 「振り返って総括すること」
「締締めくくり」の読み方
「締めくくり」は「しめくくり」と読みます。
漢字で「締め括り」と表記しますが、「括り」が読みにくいので平仮名表記にすることが多くなります。
「ものごとに結末をつけること」の意味
ものごとの流れや話の内容に結末を付けて終わらせることです。
複数の人が行動していると、段々と目的がズレたり、ムダなことをしてしまい、いつまで経っても終らなくなってしまうことがあります。
その様な時に、しっかりと方向性を見極め、話をまとめ上げて結末に導くことを「締めくくり」と言うのです。
「振り返って総括すること」
何かの目的を持って活動していた組織や団体が、目的を達成したり活動期限が終了した時に、それまでの経緯を振り返って総括することを言います。
こちらの場合、挨拶の言葉ではなく「その活動にけじめをつける」という意味になります。
「締めくくり」の表現の使い方
「締めくくり」の使い方について紹介します。
- 「締めくくりの挨拶」【しめくくりのあいさつ】
- 「締めくくりを付ける」【しめくくりをつける】
「締めくくりの挨拶」【しめくくりのあいさつ】
会議やイベントなどで、閉会する直前に言うまとめの言葉のことです。
会社や組織の場合は、最後に社長や会長など最も偉い立場の人がスピーチをします。
その後で司会者や幹事などが「これで閉会にします、明日からも頑張りましょう」などという挨拶を「締めくくり」と言います。
また、ビジネスメールや文書などで、最後に「ますますのご発展をお祈り申し上げます」などの定型文も「締めくくりの言葉」と言います。
「締めくくりを付ける」【しめくくりをつける】
意味の章で紹介した様に、ものごとの結末を付けることを「締めくくりを付ける」と言います。
リーダーシップのある人が行うことが多くなります。
「締締めくくり」を分解して解釈
「締めくくり」を分解して解釈します。
- 「締め」【しめ】
- 「括り」【くくり】
「締め」【しめ】
「締め」の意味は「力を加えてゆるみがない様にすること」「合計を出すこと」「封をすること・〆」「会合などの終わり」という意味があり、「締めくくり」の場合は最後の意味になります。
「括り」【くくり】
「括り」の意味は「ひもで縛りまとめること」「複数のものをまとめること」「最後のまとめ」という意味があり、「締めくくり」の場合はこちらも最後の意味になります。
つまり、「締め」も「括り」も「最後の、終わりの」という意味がある言葉なのです。
「締締めくくり」の英語と解釈
“We would like to close this conference.”
「これで会議を締めくくりたいと思います」です。
「close」は会合の「閉幕」を意味しています。
「締めくくり」を使った例文と意味を解釈
「締めくくり」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「締めくくり」を使った例文1
- 「締めくくり」を使った例文2
「締めくくり」を使った例文1
「長編小説もいよいよ締めくくりの章となった」
長編小説を読んできたのですが、話に結末がつき、いよいよ最後の章になったことを表します。
小説の場合は「エピローグ」と言い、本編から離れた内容になることもあります。
「締めくくり」を使った例文2
「会の締めくくりに一本締めを行った」
会合の最後に一本締めで終わらせることもあります。
「これで終わり」という合図になるので皆が帰り易くなります。
「締めくくり」の類語や言い換え
「締めくくり」の類語を紹介します。
- 「フィナーレ」【ふぃなーれ】
- 「結び」【むすび】
「フィナーレ」【ふぃなーれ】
演劇で最終幕のことで、転じてものごとの最後の大詰め部分を表します。
最後にもっと盛り上がる部分のことを言います。
「結び」【むすび】
文章や相撲の取り組みの終わりのことを言い、「結びの一番」は日本人ならば誰でも知っている言葉です。
「締めくくり」は「ものごとに結末をつけること」「振り返って総括すること」という意味があります。
行動のまとめをする時に使ってみましょう。