「気忙しい」とは?意味や類語!表現の使い方!
年末になると会話で「気忙しい」という言葉を聞くことがあります。
一体どの様な意味なのか、使い方や例文なども紹介します。
目次
- 「気忙しい」とは?意味
- 「気忙しい」の表現の使い方
- 「気忙しい」と「忙しい」の違い
- 「気忙しい」の英語と解釈
- 「気忙しい」を使った例文と意味を解釈
- 「気忙しい」の類語や言い換え
「気忙しい」とは?意味
「気忙しい」について紹介します。
- 気忙しい」の読み方
- 「気忙しい」の意味
気忙しい」の読み方
「気忙しい」は「きぜわしい」と読みます。
「きいそがしい」と読み間違わない様にしましょう。
「気忙しい」の意味
「気忙しい」の意味は「気持ちばかりが焦ってしまい落ち着かない様子」です。
仕事が忙しかったり、世間一般的に人の動きが多くなる時期には、あれこれやることを考えているだけで落ち着かない気持ちになることがあります。
基本的に神経質な人にありがちで、今やらければならない訳ではないのに急かされていると感じる状態を表します。
「気忙しい」の表現の使い方
「気忙しい」の使い方を幾つか紹介します。
- 「気忙しい時期」【きぜわしいじき】
- 「気忙しい人」【きぜわしいひと】
「気忙しい時期」【きぜわしいじき】
日本人で「気忙しい時期」と言えば「年末年始」です。
大掃除をしたり、お正月の食材を買っておせち料理を作り年始の挨拶にくるお客さんをもてなすなど、やることばかりがあり、頭の中が一杯になってしまいます。
但し現在では掃除を業者に任せたり、おせち料理は通販を利用するなど主婦の負担は軽減されていて、それほどまで「気忙しい時期」だと感じる人は少なくなっています。
「気忙しい人」【きぜわしいひと】
その人がいるだけで、周囲が落ち着かない雰囲気になる存在のことです。
いつも何となく仕草があわただしくて、バタバタと音を立てます。
早口でしゃべり、小走りで移動するのでつい周囲の注意を引いてしまうのです。
かと言って特に人より多く仕事をしている訳ではなく、隣にいると気配だけを強く感じる人のことを言います。
「気忙しい」と「忙しい」の違い
「気忙しい」と似た様な意味の言葉に「忙しい」がありますが、この2つは使い方が違います。
「気忙しい」は「気持ちが落ち着かない様子」のことです。
あれこれと考えているだけで急かされている様な気持になってしまうことを言います。
「忙しい」は「実際にやることがたくさんあり、行動している様子」のことです。
現在やるべきこと数多くあり、次から次へとこなしても終らない状態を言います。
この2つの違いは「実際に行動しているかどうか」という点です。
「気忙しい」の英語と解釈
“She is always fidgety at work.”
「彼女は職場でいつも気忙しい」となります。
“fidgety”で「落ち着かない、そわそわした=気忙しい」という意味です。
「気忙しい」を使った例文と意味を解釈
「気忙しい」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「気忙しい」を使った例文1
- 「気忙しい」を使った例文2
「気忙しい」を使った例文1
「海外旅行の準備で何かと気忙しい」
海外旅行は国内旅行と違い、何か忘れてもすぐに同じモノが手に入ることはありません。
特に医薬品や化粧品などは使い慣れたものを持って行かないといざという時に困るでしょう。
準備しておくべきものが多すぎて頭の中が一杯になってしまっている様子を表しています。
「気忙しい」を使った例文2
「プレゼン前の準備でなにかと気忙しい」
プレゼンテーションはその人の能力が評価される場でもあります。
完璧な資料を作り聞き手を説得させるスピーチをする為に毎日一生懸命です。
当日のことを考えると今のうちに完璧に準備をしておきたいと思い、あれこれ思いめぐらせている状態です。
「気忙しい」の類語や言い換え
「気忙しい」の類語を紹介します。
- 「慌ただしい」【あわただしい】
- 「せわしない」【せわしない】
「慌ただしい」【あわただしい】
「次から次へとものごとが生じて落ち着かない様子」のことです。
急かされる様な気持ちがするという意味で「気忙しい」と似ています。
「せわしない」【せわしない】
「することが多くて落ち着かない様子」のことです。
「せわしい」という表現もあります。
「気忙しい」は「気持ちばかりが焦ってしまい落ち着かない様子」です。
実際にやることがあるのではなく、気持ちが急かされている様に感じた時に使ってみましょう。