「皆目見当がつかない」とは？意味や類語！表現の使い方！

「皆目見当がつかない」とは?意味

「皆目見当がつかない」という言葉は、「ある物事について全く予測(推測)することができない」や「ある事柄について全然理解することができない」ということを意味しています。

例えば、「明日の決選投票がどうなるか、皆目見当がつかない」や「売上について皆目見当がつかないので、今回の契約は延期させてもらいます」などの文章で、「皆目見当がつかない」の典型的な意味を示せます。

• 「皆目見当がつかない」の読み方

「皆目見当がつかない」の読み方

「皆目見当がつかない」の読み方は、「かいもくけんとうがつかない」になります。

「皆目見当がつかない」の表現の使い方

「皆目見当がつかない」の表現の使い方は、「ある物事がこれからどうなっていくのか、全く予想(推測)ができない場合」や「ある事柄がどうなっているのか、全然理解(把握)することができない場合」に使うという使い方になります。

例えば、「会長がどんな考えを持っているのか、私には皆目見当がつかない」などの文章において、「皆目見当がつかない」という言葉を正しく使うことができます。

「皆目見当がつかない」を分解して解釈

「皆目見当がつかない」という言葉を分解して、それぞれの意味を解釈していきます。

• 「皆目」
• 「見当」
• 「つかない」

「皆目」

「皆目(かいもく)」という言葉は、「全く・全然・まるっきり」ということを意味しています。

「皆目」というのは、後に打消しの言葉を伴って、強い否定の気持ちを表す「副詞」として働きます。

「皆目」の古語的な用法では、後に否定的な内容を伴う形で、「まるまる全部・すっかり」を意味しています。

「見当」

「見当(けんとう)」という言葉は、「明確でない事柄に対する大まかな予想・推測・見込み」や「大まかな方向・方角」のことを意味しています。

「見当」というのは「ある物事に対する大まかな見込み・大体の推測」を意味する言葉で、「見当がつかない」で「予測できない・理解できない・見込みがつかない」といった意味になります。

「つかない」

「つかない」という言葉は、「ある動作が行われないことを意味する動詞」や「ある能力を発揮できないことを意味する動詞」です。

「皆目+見当+つかない=皆目見当がつかない」で、「まったく予想(推測・理解)することができない」という意味になります。

「皆目見当がつかない」の英語と解釈

「皆目見当がつかない」という言葉は、“have no idea about〜”(=について全く分からない)や“I don't have the foggiest.”(居場所などについて全く見当がつかない)、“can't even begin to imagine”(皆目見当がつかない・想像を始めることすらできない)などの英語で言い表すことができます。

• “I have no idea about where he is.”

“I have no idea about where he is.”

この「皆目見当がつかない」を使った英語の例文は、「私は彼の居場所について、皆目見当がつかない」を意味しています。

「皆目見当がつかない」を使った例文と意味を解釈

「皆目見当がつかない」を使った例文を紹介して、その意味を解釈していきます。

• 「皆目見当がつかない」を使った例文1
• 「皆目見当がつかない」を使った例文2

「皆目見当がつかない」を使った例文1

「彼がどこに行ったのか、皆目見当がつかないのです」

この例文は、「彼がどこに行ったのか、全く予測がつかない(全く分からない)」ということを意味しています。

「皆目見当がつかない」を使った例文2

「この激しい市場競争の結末がどうなるのか、私には皆目見当がつかない」

この例文は、「この激しい市場競争の結末がどうなるのか、私には全く予想することができない(全然見込みがつかない)」ということを意味しています。

「皆目見当がつかない」の類語や言い換え

「皆目見当がつかない」の類語・言い換えについて、分かりやすく解説します。

• 「全く予想(推測)することができない」
• 「全然見込みがつかない」

「全く予想(推測)することができない」

「皆目見当がつかない」の類語・言い換えとして、「全く予想(推測)することができない」があります。

「皆目見当がつかない」というのは、「ある物事がどうなるのかについて、全く予想も推測もすることができない」ということを意味しています。

その意味から、「皆目見当がつかない」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「全く予想(推測)することができない」という言葉を指摘できます。

「全然見込みがつかない」

「皆目見当がつかない」の類語・言い換えとして、「全然見込みがつかない」があります。

「皆目見当がつかない」という言葉は、「ある物事がどうなるのか、全く大まかな見込みすらつかない」ということを意味しています。

その意味合いから、「皆目見当がつかない」の言葉は、「全然見込みがつかない」という言葉に言い換えられるのです。