「ご同慶の至り」とは?意味や類語!表現の使い方!
皆さんは「ご同慶の至り」という言葉をご存知でしょうか?
今の若い世代の人達の間では、まず使われることがない言葉ではないかと思います。
そこで今回は、この「ご同慶の至り」について説明を進めていきたいと思います。
目次
- 「ご同慶の至り」とは?意味
- 「ご同慶の至り」の表現の使い方
- 「ご同慶の至り」を分解して解釈
- 「ご同慶の至り」の英語と解釈
- 「ご同慶の至り」を使った例文と意味を解釈
- 「ご同慶の至り」の類語や言い換え
「ご同慶の至り」とは?意味
日常的な会話の中では、めったに耳にすることがなさそうな「ご同慶の至り」とは、「相手側の慶事、お祝い事、めでたいことがあった時に、それが自分にとっても喜ばしいことである」という意味がある言葉どで、相手を祝福する時に使われる言葉です。
1-1 「ご同慶の至り」の読み方
「ご同慶の至り」とは、「ごどうけいのいたり」と読みますが、この表現はめったに耳にする使われることがないので、ここで間違わないようにしっかりとチェックしておきましょう。
「ご同慶の至り」の表現の使い方
「ご同慶の至り」を使うことが場面としては、やはり説明文でもあったように、知人や友人など、関係者やご縁のある人々の中で、慶事があった時に使う言葉ですが、「人のお祝い事を自分の喜びのように思う」のですから、使う相手もかなり親しい人が対象となるでしょう。
また、普段の会話の中ではなく、スピーチや手紙、メールなどの文章の中に入れる形で使われることになるでしょう。
「ご同慶の至り」を分解して解釈
では、この表現を「同慶」と「至り」を分けて、それぞれの言葉の意味を見ていくことにします。
- 「ご同慶」
- 「至り」
「ご同慶」
「ご同慶」は「自分にとっても同じように喜ばしいこと、嬉しいこと」という意味になります。
「至り」
「至り」には、色々な解釈があり、「ある物事が最高の状態に達していること」、「極み」、「ある物事の成り行きや結果」、「心づかいやはからいが物事に及んでいる度合い」、「学問・思慮などの深さ」、「気がきいていること」、「粋(いき)でしゃれていること」などを指しています。
「ご同慶の至り」の英語と解釈
「ご同慶の至り」を英語で訳すと“Good things for me too”というような訳し方になるでしょう。
「ご同慶の至り」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「ご同慶の至り」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「ご同慶の至り」を使った例文1
- 「ご同慶の至り」を使った例文2
「ご同慶の至り」を使った例文1
「順調良く業績が伸びていっていとは、私どもから見てもご同慶の至りです」
このような例文は日常的な生活だけでなく、ビジネスシーンの中でも、会話体として使われる機会はかなり少ないと思われます。
どちらかといえと、手紙やメールなどで相手を激励するような時に、出てくる言葉でしょう。
「ご同慶の至り」を使った例文2
「君達が子供を授かったことは、ご同慶の至りだ」
自分の喜び親しい人が出産したことが、とても自分にとってもめでたいことのように思えたのかもしれません。
「ご同慶の至り」の類語や言い換え
では、この「ご同慶の至り」を似たような意味で、言い換えると、どのような言い回しになるでしょうか?
- 「私もとても嬉しいこと」
- 「大慶」
「私もとても嬉しいこと」
「私にとっても嬉しいこと」という表現が類義語として使うことができるでしょう。
かなり平易な言い方ですが、最も分かりやすい言葉だと思います。
「大慶」
「大慶」も類義語になり、「相手の慶事が自分も嬉しい時の表現」ですが、この言葉も普段の会話で用いるより、スピーチや挨拶の中で出てくる言葉かもしれません。
「ご同慶の至り」という言葉は、普段の生活シーンではめったに耳にすることがないだけに、とても格調高く聞こえる言葉です。
そのために、あなたの周りで喜ばしい慶事があった時は、ぜひ、使ってみて下さい。