「なぞらえる」とは?意味や類語!「なずらえる」との違い!表現の使い方!
皆さんは「なぞらえる」という言葉を日常生活の中で耳にしたことがあるでしょうか?
恐らくこの言葉を普段のコミュニケーションの中で使う人は、あまりいないのではないかと思います。
また、聞いたことはあっても意味がわからない人が多いと思うので、ここでは「なぞらえる」について考えて行きたいと思います。
目次
- 「なぞらえる」とは?意味
- 「なぞらえる」の表現の使い方
- 「なぞらえる」の英語と解釈
- 「なぞらえる」の類語や言い換え
- 「なぞらえる」を使った例文と意味を解釈
「なぞらえる」とは?意味
「なぞらえる」とは、「似た他のものと比べて考える」や「擬する」、「真似る」という意味がある言葉です。
- 「なぞらえる」と「なずらえる」は同じ意味
「なぞらえる」と「なずらえる」は同じ意味
「なぞらえる」と似たような語感の言葉に「なずらえる」という言葉があるのですが、この言葉の意味はどんな解釈があるでしょうか?
「なずらえる」を漢字で書くと、「準える」、「准える」、「擬える」となり、「同類、同格とみなす」、「例える」、「他のものに似せる」という意味になりますが、「なぞらえる」も漢字で書くと「準える」、「准える」、「擬える」と表記し意味も全く同じ解釈になります。
「なぞらえる」の表現の使い方
「なぞらえる」という言葉は、普段の生活の中で使う場面はめったにないと言っても過言ではなく、むしろ小説などやコラムのように文章の中で目にすることが多い言葉かもしれません。
しかし、漢字で書くと読み方に苦慮する人も多いことから、ひらがなで表記されることが多く、使われる場面は比較する対象や似たような対象の事柄があり、それに近づくような時になります。
「なぞらえる」の英語と解釈
「なぞらえる」を英語で表現すると、“compare to”という言葉で訳すことができます。
「なぞらえる」の類語や言い換え
「似た他のものと比べて考える」という意味の「なぞらえる」に近い意味を持つ言葉としては、どのようなものがあるでしょうか?
ここで「なぞらえる」の類義語を思われる言葉を挙げてみました。
- 「重ね合わせる」
- 「見立てる」
「重ね合わせる」
「重ね合わせる」という言葉が「なぞらえる」に近いニュアンスがある言葉ですが、「ある物事を見てそれに似たイメージを思い起こすこと」という意味になります。
この言葉も歌詞や小説の一節で出てきそうな言葉で、「昔の記憶と重ね合わせる」といったようなフレーズで使われることがあります。
「見立てる」
「見立てる」も「なぞらえる」の類義語として挙げることができ、「あるものを別のものを借りて表現すること」という意味で使われいます。
「クラスメートを敵に見立てて練習をする」といったような言い方をする場合がありますが、このような言い回しは、普段の会話の中でも時折出てきます。
「なぞらえる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「なぞらえる」を使った例文を見て行くことにしましょう。
- 「なぞらえる」を使った例文1
- 「なぞらえる」を使った例文2
「なぞらえる」を使った例文1
「辛い人生も旅路になぞらえると、意外と楽しいものだ」
人生には色々なドラマがありますが、楽しいことよりも苦しいことの方が多いのではないかと思います。
しかし、それも「旅のようなものだ」と思うと、意外と自分の人生を楽しんでいくことができるものです。
苦しいことがあるからこそ、その後に訪れる楽しさが大きくなっていくのですから。
「なぞらえる」を使った例文2
「今回の絵画は日本に古くから伝わってきた西洋の美術品になぞらえることで、その素晴らしさと作者の思いが理解できるような気がします」
絵画には、色々な意味が込められていることがありますが、この例文のように他の絵画や美術品とだぶらせることで、その奥に秘められていることが見えてくることがあります。
絵画や美術品は、見る人に大きな感動を呼ぶと同時に作った人の想いや思想を理解することもできます。
「なぞらえる」という言葉の意味を調べてみると、その使い方はかなり難しいものがあり、普段の会話の中で使う機会が少ないことも理解できます。
しかし、このような言葉の意味の理解を深めていくことで、語力が高くなることが言う間でもありません。