「喜々として」とは?意味や類語!表現の使い方!
人が嬉しそうにしているの見て「喜々として」と表現することがあります。
どの様な意味なのか、類語や例文なども紹介しますので参考にして下さい。
目次
- 「喜々として」とは?意味
- 「喜々として」の表現の使い方
- 「喜々として」の英語と解釈
- 「喜々として」の類語や言い換え
- 「喜々として」を使った例文と意味を解釈
「喜々として」とは?意味
「喜々として」の意味と言葉の成り立ちについて紹介します。
- 「喜々として」の意味
- 「喜々として」の言葉の成り立ち
- 「喜々として」「嬉々として」の違い
「喜々として」の意味
「喜々として」は「ききとして」と読みます。
意味は「非常に喜んで行動している様子」という意味です。
人は非常に嬉しいことがあると、動作が軽快になり弾む様に歩くなど身体で喜びを表現することがあります。
顔の表情もにこやかで、明るく弾む様な声で話すでしょう。
これらの様子を見て周囲の人達も「この人はとても喜んでいるのだな」と分かります。
その様な状態のことを「喜々として」と言うのです。
「喜々として」の言葉の成り立ち
「喜々として」は元々「喜喜として」と書かれていて、2つ目の「喜」を踊り字に換えたものです。
「喜」は「喜ぶ」の意味で、2つ重ねていることで意味を強調しているのです。
「として」は「〜とする」から変化した言葉で、現在もその様子が継続していることを表します。
「喜々として」は「非常に喜んでいる状態が継続している様子」という意味で使われます。
「喜々として」「嬉々として」の違い
「喜々として」と同じ読み方の言葉に「嬉々として」があります。
この2つは同じ意味ですので、どちらを使っても構いません。
「嬉」は「女」+「喜」で「嬉しい」と読み、「女性が喜んで笑う姿」から来ていると思われます。
「喜々として」の表現の使い方
「喜々として」の使い方には幾つかのポイントがあります。
- 「喜々として喜ぶ」は間違い?
- 人に対して使う言葉である
「喜々として喜ぶ」は間違い?
「喜々として」の後には動詞が続きます。
しかし、非常に喜んでいる様子を表すのに「喜々として喜ぶ」という言い方はしません。
「喜々として」で既に「喜ぶ」という動作が含まれているので、重複してしまいます。
この場合は「喜々として飛び上がる」「喜々として支度をする」など、「喜んで何をしたのか」を表現する様にしましょう。
人に対して使う言葉である
「喜々として」は人に対して使う言葉であり、自分には使いません。
人が喜んでいる姿を見て他人が「嬉しそうだなあ」と思った時につかうのです。
「喜々として」の英語と解釈
“She was over the moon and told me a story.”
「彼女は喜々としていきさつを話してくれた」となります。
“over the moon”は「月を飛び越える程嬉しい=嬉々として」という意味になります。
「喜々として」の類語や言い換え
「喜々として」の類語を紹介します。
- 「有頂天で」【うちょうてんで】
- 「浮かれて」【うかれて】
「有頂天で」【うちょうてんで】
「大得意として絶頂にある様子」のことで、何かを極めて舞い上がっている状態を意味します。
「浮かれて」【うかれて】
「楽しくてじっととしていられない状態」を意味します。
「喜々として」を使った例文と意味を解釈
「喜々として」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「喜々として」を使った例文1
- 「喜々として」を使った例文2
「喜々として」を使った例文1
「子供が誕生日プレゼントを貰って喜々としている」
喜びの表情が豊かなのは何と言っても子供です。
誕生日プレゼントを貰って興奮してしまい、顔まで真っ赤になっている様子が表れています。
「喜々として」を使った例文2
「彼女は喜々として小包を開けた」
通販で欲しいものをやっと見つけて購入して、ついに届いた時にはワクワクするものです。
一刻も早く見たいと思い、大喜びで開封している状態を表しています。
「喜々として」は「非常に喜んで行動している様子」を意味します。
自分の希望通りになり、周囲の人が見ても明らかに分るほど喜んでいる人に対して使ってみましょう。