「楽して楽知らず」とは?意味や類語!表現の使い方!
「楽して楽知らず」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「楽して楽知らず」という言葉を使った例文や、「楽して楽知らず」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「楽して楽知らず」とは?
- 「楽して楽知らず」の使い方
- 「楽して楽知らず」を使った例文や短文
「楽して楽知らず」とは?
みなさんは「楽して楽知らず」という言葉を知っているでしょうか。
職場で働いている若い社員を見て、「楽して楽知らず」だと感じたことがある人もいるかもしれません。
一方で、「楽して楽知らず」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「楽して楽知らず」という言葉の意味を紹介します。
- 「楽して楽知らず」の読み方
- 「楽して楽知らず」の意味
「楽して楽知らず」の読み方
「楽して楽知らず」は「らくしてらくしらず」と読みます。
これを機会に、「楽して楽知らず」は「らくしてらくしらず」と読みましょう。
「楽して楽知らず」の意味
「楽して楽知らず」の意味を紹介します。
「楽して楽知らず」には、「苦労を知らない人は、安楽であることの良さが分からない」「苦労しないと、安楽の素晴らしさは理解できない」という意味があります。
「安楽」には、「心身の苦痛がなく、生活の苦労がなく、楽々していること」という意味があります。
このような「安楽な生活」を生まれながらにしている人は、その安楽さがどれほど素晴らしいか、実感できないという意味があります。
「楽して楽知らず」の使い方
「楽して楽知らず」という言葉の使い方を紹介します。
みなさんの周りに、恵まれた環境に育ったと感じられる人がいるでしょうか。
そのような人が、「私の人生に刺激が足りない」などという時、「楽して楽知らず」という言葉を使ってみましょう。
恵まれた人は、生まれた時から「安楽な人生」を送っているため、苦労の無い生活がどれほど恵まれた環境なのか分からないためです。
また、自分は恵まれて育ったため、現在の状況にありがたさを感じていないと自覚した時に、「楽して楽知らずとは、私のことです」などと、自虐的に話してみましょう。
「良く理解している」と評価が高くなるかもい知れません。
「楽して楽知らず」を使った例文や短文
「楽して楽知らず」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「楽して楽知らず」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「楽して楽知らず」を使った例文1
- 「楽して楽知らず」を使った例文2
「楽して楽知らず」を使った例文1
「お嬢様は『楽して楽知らず』のため、結婚後に苦労するだろう」
この例文のように「安楽な生活が当たり前」と思っている、恵まれた女性が結婚すると、結婚後に苦労するかもしれません。
その恵まれた環境を作ってくれたのは、両親と、彼女が結婚するまでの比較的良い時代のおかげでしょう。
結婚後は、夫と二人で、厳しい時代を迎えながら、両親や時代が築いた環境を手に入れる必要があります。
「当たり前な安楽な生活」が実は、手に入れ難い素晴らしい物だと、その時気付くかもしれません。
「楽して楽知らず」を使った例文2
「『楽して楽知らず』だと、この年になって初めて気付く」
この例文のように、恵まれた安楽な場所を失って、初めて「楽して楽知らず」と気付く人がいるかもしれません。
当たり前の毎日は、当たり前でなく、素晴らしい日々だったとリアルに感じることでしょう。
学生から社会人になった時も、似たような感慨を抱くことがあるかもしれません。
「楽して楽知らず」という言葉について見てきました。
周囲の知り合いの中に、この言葉を掛けてあげたい人がみつかったかもしれません。
そのような人が、「退屈な人生だ」とか、「刺激がなくてつまらない」などと言っているのを聞いたら、嫌味にならない程度に、「楽して楽知らずだよ」などと声をかけてみましょう。