「インシデント」とは?意味や類語!表現の使い方!
一般消費者向けの製品を発売しているほとんど企業では、サポート(ヘルプ)センターが用意されているものです。
そこで使われる用語の1つが「インシデント」です。
目次
- 「インシデント」とは?
- 「インシデント」の表現の使い方
- 「インシデント」の英語と解釈
- 「インシデント」の類語や言い換え
- 「インシデント」を使った例文と意味を解釈
「インシデント」とは?
インシデントとは、報告された障害、及び不具合に関する事案を指して使う言葉です。
前述のようなサポートセンターでは、製品に対する不具合や障害の連絡を受けると、このインシデントとして扱うことになります。
「あのインシデントは解決した?」、「まだ未解決のインシデントはいくつある?」といったように使われる言葉で、ユーザーからの連絡から解決までを1インシデントという単位で表現します。
「インシデント」の表現の使い方
インシデントは、本来発生してしまった不具合や障害そのもののことですが、サポートセンターにおいては前述のように、その報告から解決までの1つの事案のことと使っています。
解決後には1つ事例として、「あのインシデントと酷似していた」などと用いられることもあります。
「インシデント」の英語と解釈
インシデントは見た目の通り、英語をカタカナにしたもので、元の英語では“incident”と表現し、「事件」という意味で使う言葉です。
この意味で、「サイバーインシデント」(サイバー犯罪)や「重大インシデント」(重大事件)などという使われ方をする場合もありますが、このような使い方は、現在ビジネスで色々な横文字が使われているようなものなので、ここで紹介している「インシデント」とは別の扱いとします。
カタカナ語での「インシデント」の意味を英語で表現するなら、“(the) problem case”とするのがいいでしょう。
“The problem case has not been solve yet.”のような用いられ方になり、この場合の意味は「このインシデントは、まだ解決していない」です。
「インシデント」の類語や言い換え
インシデントのように、不具合や障害を表して使います。
サポートセンター以外でも普通に使われる言葉です。
- 「不具合案件」【ふぐあいあんけん】
- 「アクシデント」【あくしでんと】
「不具合案件」【ふぐあいあんけん】
総合デスクのような窓口では、最初にその他の問い合わせと、この不具合案件との切り分けを行います。
後者だと判断すれば、そこからサポートセンターへ繋ぐなどされ、その件はインシデントとして扱われることになります。
「アクシデント」【あくしでんと】
インシデントは、それが起こった側からすると、このアクシデントだと言えるでしょう。
その報告を受けたサポートセンターではそうは呼びませんが、当事者にとっては立派なアクシデントです。
こちらは「インシデント」とは違い、カタカナ語でも英語の“accident”(事故)とよく似た使い方をされています。
「インシデント」を使った例文と意味を解釈
インシデントを使った例文と、その意味の解釈です。
共にサポートセンターにおける不具合や障害のこととして使っています。
- 「インシデント」を使った例文1
- 「インシデント」を使った例文2
「インシデント」を使った例文1
「あのインシデントの解決には、2週間も掛かったらしい」
インシデントは、多少の操作程度で解決してしまう場合もあれば、簡単には解決しない場合もあります。
どのような内容であっても、1つのインシデントには変わりません。
「インシデント」を使った例文2
「過去のインシデントの記録によく似ているものがあったので、早々に解決することができた」
同じ製品で起こる不具合や障害には、当然似たようなものが多いです。
その為、インシデントは解決するだけでなく、それまでの記録がその後の為にとても大切になります。
インシデントと日常から使う職業は限られていますが、意味をきちんと覚えておくと、思わぬ場面で使う機会があるかも知れません。