「譴責」とは?意味や類語!表現の使い方
「譴責」とは、「過ちを叱って責めること・不正を厳しく咎めること」です。
「譴責」の「意味・読み方・使い方・譴責を使った言葉・類語(シソーラス)や言い換え・例文と解釈・英語と解釈」などについて、詳しく説明していきます。
目次
- 「譴責」とは?意味
- 「譴責」の表現の使い方
- 「譴責」を使った言葉と意味を解釈
- 「譴責」を使った例文や短文など(意味を解釈)
- 「譴責」の類語や言い換え・類義表現
- 「譴責」の英語と解釈
「譴責」とは?意味
「譴責」という言葉は、「過失・間違いを叱って責めること」や「不正を厳しく咎めて責めること」を意味しています。
例えば、「父親から大学の怠業について譴責を受けました」や「譴責されるだけの不正行為を私はしました」などの文章で、「譴責」の意味を示せます。
また「譴責」というのは、「公務員などの懲戒処分のうちで最も軽いもの。
現在の法令で戒告(かいこく)に該当する処分」を意味しています。
「譴責処分」というのは、「職務上の義務違反について言葉・文書で警告して、将来の職務姿勢を戒める処分」になります。
- 「譴責」の読み方
「譴責」の読み方
「譴責」の読み方は、「けんせき」になります。
「譴責」の表現の使い方
「譴責」の表現の使い方は、「過失・不正を厳しく咎めて責める場合」や「自分の過ち・不正を叱られて責められる場合」に使うという使い方になります。
「譴責」という言葉は、「誰かが批判・非難・叱責・責任追及などを受けるだけの過ち及び不正行為をした場合」に使われる言葉なのです。
例えば、「後輩を暴力で脅して支配しようとしている先輩がいたので、私が部活の顧問として譴責しました」や「非常に大きな仕事上のミスをしたことで上司に譴責されました」などの文章で、「譴責」という言葉を正しく使用できます。
また「譴責」の言葉は、「懲戒処分の一つである譴責処分を受けたり下したりした場合」にも使われます。
そのため、「譴責処分を受けて当然の悪事を彼はしていました」などの文章でも使うことができます。
「譴責」を使った言葉と意味を解釈
「譴責」を使った言葉を紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「譴責処分」
- 「譴責を受ける」
「譴責処分」
「譴責処分」とは、「もっとも軽い懲戒処分の一つ・法令上の戒告に相当する懲戒処分」を意味しています。
「譴責処分(戒告)」というのは、事実関係を記しただけの「顛末書(てんまつしょ)」ではなく、間違いを犯した本人の謝罪・反省の意志を明確に記した「始末書(しまつしょ)」を提出させる懲戒処分の一つです。
「譴責処分」を受けた場合には、「履歴書の賞罰欄」に原則として譴責処分を受けた旨を記載する必要が生じます。
「譴責処分」というのは、従業員の過ち・不正に注意や警告を与え、始末書を提出させて将来を戒める懲戒処分なのです。
「譴責を受ける」
「譴責を受ける」 というのは、「他者・所属組織などから自分の過ちを叱られて責められること」や「自分の間違い・不正行為を咎められて責任追及されること」を意味しています。
「譴責を受ける」というのは、「自分が非難・叱責・追及などに値する過ちを犯した場合」に使われる言葉なのです。
例えば、「取引先とのアポイントメントを失念していて、上司から厳しく譴責を受けました」や「譴責を受けるような不正行為をした覚えはありません」などの文章で、「譴責を受ける」の言葉を使うことができます。
「譴責」を使った例文や短文など(意味を解釈)
「譴責」を使った例文・短文などを紹介して、その意味を解釈していきます。
- 「譴責」を使った例文1
- 「譴責」を使った例文2
「譴責」を使った例文1
「危うく事業提携の話がぶち壊しになるようなミスをしたため、上司からきつい口調で譴責されました」
この「譴責」を使った例文は、「危うく事業提携の話がぶち壊しになるようなミスをしたため、上司からきつい口調で咎められて責められた」ということを意味しています。
「譴責」を使った例文2
「企業秘密を不注意に漏洩した彼は、過去の業務命令違反も含めて、譴責処分を受けることになったようです」
この「譴責」を使った例文は、「企業秘密を不注意に他社に漏らした彼は、過去の業務命令違反も含めて、始末書を書いて謝罪・反省の意志を明確にする譴責処分を受けることになったようだ」ということを意味しています。
「譴責」の類語や言い換え・類義表現
「譴責」の類語・言い換え・類義表現について、分かりやすく解説していきます。
- 「小言・懲戒」
- 「非難・叱責」
- 「怒りつける・叱り飛ばす」
「小言・懲戒」
「譴責」の類語・言い換えとして、「小言(こごと)・懲戒(ちょうかい)」があります。
「小言」という言葉は「細かいことをいちいち取り上げて、批判したり叱責したりすること」を意味していて、「懲戒」という言葉は「不正行為(悪事)・不当行為などに対し、制裁を加えるなどして懲らしめて戒めること」を意味しています。
それらの意味から、過失・不正行為を咎めて責めることを意味する「譴責」と良く似た意味を持つ類語(シソーラス)として、「小言・懲戒」を上げることができます。
「非難・叱責」
「譴責」の類語・類義表現として、「非難(ひなん)・叱責(しっせき)」があります。
「譴責」というのは、「他者の過ち・不正行為を指摘して、非難したり叱責したりすること」を意味する言葉です。
「非難」とは「他者の欠点・過失などを指摘して責めること」を意味し、「叱責」とは「相手の過ち・問題を叱って責めること」を意味しています。
それらの意味から、「譴責」と似た意味を持つ類義表現として「非難・叱責」という言葉を指摘できます。
「怒りつける・叱り飛ばす」
「譴責」の類語・言い換えとして、「怒りつける・叱り飛ばす」があります。
「譴責」という言葉は、「過ち・不正を犯した相手を叱りつけて(怒りつけて)責めること」を意味しています。
その意味合いから、「譴責」の言葉は「怒りつける・叱り飛ばす」という言葉に言い換えることができるのです。
「譴責」の英語と解釈
「譴責」という言葉は、“reprimand”(譴責する)や“rebuke”(譴責する・非難する)などの英語で表現することができます。
- “He received an official reprimand for violation of business orders. ”
“He received an official reprimand for violation of business orders. ”
この「譴責」を使った英語の例文は、「彼は業務命令違反によって、譴責処分を受けました」ということを意味しています。
「譴責(けんせき)」という言葉について徹底的に解説しましたが、譴責には「不正・過失などを厳しく咎めて(叱って)責めること」などの意味があります。
「譴責」の類語(シソーラス)・言い換えとしては、「小言・懲戒」「非難・叱責」「怒りつける・叱り飛ばす」などがあります。
「譴責」という言葉について詳しく調べたい時は、この記事を参考にしてみて下さい。