「刻々と」とは?意味や使い方!例文や解釈を紹介
「刻々と」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「刻々と」という言葉を使った例文や、「刻々と」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「刻々と」とは?
- 「刻々と」を使った言葉と解釈
- 「刻々と」の類語や類似表現や似た言葉
- 「刻々と」を使った例文や短文など
- 「刻々と」の英語
「刻々と」とは?
みなさんは「刻々と」という言葉を知っているでしょうか。
「刻々と時間が過ぎる」という言葉を、最近使った人もいるかもしれません。
一方で、「刻々と」という言葉の読み方すら分からない人もいるかもしれません。
そこで「刻々と」という言葉の読み方と意味を紹介します。
- 「刻々と」の読み方
- 「刻々と」の意味
「刻々と」の読み方
「刻々と」の読み方をイメージしてみましょう。
「刻々と」は「こくこくと」と読みます。
それほど難しい読み方ではありませんが、初見で正しく読むのは難しいかもしれません。
これを機会に「刻々と」は「こくこくと」と読むようにしましょう。
「刻々と」の意味
「刻々と」という言葉の意味を紹介します。
「刻々と」には、「細かく刻むように、時間が過ぎる様子」という意味があります。
例えば「刻々と、情報が入る」という場合は、「細かく刻むように時が過ぎ、続々と情報が入る」という意味があります。
また「刻々と」には、「時が迫ってくる様子」という意味もあります。
「締め切りが刻々と迫る」という場合は、締め切りの日時が迫ってくるという意味があります。
確実に時が過ぎていく様子を、「刻々と」という言葉で表現できます。
このように「刻々と」には、「細かく刻むように、時間が過ぎる様子」、また「時が迫ってくる様子」という意味があります。
「刻々と」を使った言葉と解釈
続いて「刻々と」を使った言葉を紹介し、解釈して行きます。
「刻々と」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「刻々と時間が過ぎる」【こくこくとじかんがすぎる】
- 「刻々と変化する」【こくこくとへんかする】
- 「刻々と時間が迫る」【こくこくとじかんがせまる】
「刻々と時間が過ぎる」【こくこくとじかんがすぎる】
「刻々と時間が過ぎる」という言葉があります。
「刻々と時間が過ぎる」には、「細かく刻むように、時間が過ぎて行く」「確実に時間が過ぎている」という意味があります。
例えば「刻々と時間が過ぎるから、遊んでいられない」という場合は、「時は止まることなく、過ぎ去っていくため、遊んでいる暇などない」という意味があります。
当たり前のことですが、時間は待ってくれず、いつでも確実に進んでいるということを知るために、この言葉を使います。
「刻々と変化する」【こくこくとへんかする】
「刻々と変化する」には、「細かく、確実に時間が過ぎ、変化し続ける」という意味があります。
例えば「状況は、刻々と変化する」という使い方をします。
アイドルとして売れようと思う時、アイドルになりたいと思った時のアイドル像では通用しなくなることがあります。
時代は確実に過ぎているため、世の中のアイドル像も変わって行きます。
「状況は、刻々と変化する」ことを知り、アイドル像をマイナーチェンジすることが大切になります。
「刻々と時間が迫る」【こくこくとじかんがせまる】
「刻々と時間が迫る」には、「着実に約束の時間が近づいてくる」「期限が迫ってくる」という意味があります。
明日が締め切りの仕事をしている時、食事をしていても、ボーっとしていても、時間は止まってくれません。
常に時間は過ぎて、確実に締め切りの時間が近づいてくるでしょう。
このような状況を、「刻々と時間が迫る」と言います。
「刻々と」の類語や類似表現や似た言葉
次に「刻々と」の類語や類似表現を紹介します。
「刻々と」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「刻一刻」【こくいっこく】
- 「日一日」【ひいちにち】
- 「日増しに」【ひましに】
「刻一刻」【こくいっこく】
この言葉には、「しだいしだいに」という意味があります。
「仕事の状況が、刻一刻と変化する」という時、仕事を巡る状況が、しだいしだいに変化するという意味があります。
「日一日」【ひいちにち】
「日一日」には、「日ごと」「一日、一日」という意味があります。
「日一日、夜が短くなる」という時、冬が近づいて、日照時間が、一日一日短くなるという意味があります。
「日増しに」【ひましに】
「日増しに」には、「日が経つにつれ」という意味があります。
「日増しに暑くなる」という時は、「日が経つにつれ、夏が近づいて暑くなる」という意味があります。
「刻々と」を使った例文や短文など
「刻々と」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「刻々と」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「刻々と」を使った例文1
- 「刻々と」を使った例文2
「刻々と」を使った例文1
「卒業の日が、『刻々と』迫ってくる」
この例文のように、大学の卒業の日、専門学校の卒業の日などが、着実に近づいている時、「刻々と」という言葉を使って表現します。
卒業の日までに、やりたいこと、やっておかなければいけないことがたくさんあるけれど、時は待ってくれないと感じることがあります。
このように、時が迫ってくる様子を、「刻々と」を使い表現してみましょう。
「刻々と」を使った例文2
「終電の時間が、『刻々と』近づいてくる」
この例文は、終電の時間がまだ来てほしくないと感じている人の、心の中を文章にしたものです。
例えば終電で家に帰らなければいけない女性がデートをしている時、この例文のような思いにかられるでしょう。
このように時間が止まって欲しいのに、それでも時間は確実に過ぎ去って行く時、「刻々と」という言葉を使います。
また飲み会に参加していて、楽しく酔っている人が、同じように感じるかもしれません。
酔っていると時間の感覚が無くなりますが、帰る時間が迫っていることを、時計は知らせてきます。
「刻々と」の英語
「刻々と」を英語にすると、どのような言葉を使うでしょうか。
「刻々と」は英語で、“every moment”(エブリィモーメント)になります。
“every moment”には「一瞬一瞬」「つねに」「刻々と」という意味があります。
ビジネスシーンなどで、「刻々と」を英語で表現したい時は、“every moment”という英語を使ってみましょう。
「刻々と」という言葉について見てきました。
みなさんも、細かく刻むように、時間が過ぎるのを感じることがあるでしょう。
そのような時に、「刻々と」という言葉を使ってみましょう。
特に、仕事の締め切りや、納期が近づいている時に、「刻々と」を感じるほど、時計を何度も見ることになりそうです。