「プロキシ」とは?意味!串とも表現される
皆さんは「プロキシ」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか?
インターネットに詳しい人であれば、この言葉は簡単に理解することができるでしょうが、一般の人はあまり触れることが少ない言葉かもしれません。
そこで、今回はこの「プロキシ」について見て行くことにしましょう。
目次
- 「プロキシ」とは?
- 「プロキシサーバー」とは?
- 「プロキシ」を初心者にもわかるように単に解釈
- 「プロキシ」を設置する目的
- 「プロキシ」を使った例文と意味を解釈
「プロキシ」とは?
「プロキシ」は英語で“Proxy”と表記しますが、「代理」という意味を持つ言葉で、企業内で使われるLAN上に設置されるサーバーのことを指すことが多いネットワークの専門用語です。
「プロキシサーバー」とは?
企業内のLANに設置される「プロキシ」は正式には「プロキシサーバー」と呼ばれるもので、「外部(社外)のホームページなどを見るときに使うソフト(=Webブラウザ)の身代わり、つまり「代理」でホームページにアクセスしてくれるサーバー」のことを指しています。
- 「プロキシ」は串とも表現される
「プロキシ」は串とも表現される
「プロキシ」は、「プロキシー」や「プロクシ」、「プロクシー」と称されることがありますが、「プロクシサーバー」という呼称から「クシ」→「串」という転化して呼ぶことがあり、「串を刺す」というような使い方がされています。
「プロキシ」を初心者にもわかるように単に解釈
一般的に「サーバー」とは「サービスや機能を提供する側のコンピュータ」のことで、データや資料を格納している「ファイルサーバー」や自分のパソコンの名前(ドメイン)などと管理する「ドメインサーバー」などがあります。
その中は、社外のホームページにアクセスする「サーバー」もあるのですが、その役目を代理で行うのが「プロキシ」で「サーバーの代わりをしてくれる機器」と理解することができます。
「プロキシ」を設置する目的
では、「プロキシ」が企業内で設置される目的は何にあるでしょうか?
- 「通信内容を管理する」
- 「セキュリティ向上」
- 「キャッシュ機能」
- 「高速アクセス」
「通信内容を管理する」
企業内では、社内のネットワーク(LAN)内におけるインターネットの出入り口を「プロキシ」経由にすることで、通信内容をまとめて「プロキシサーバー」でチェックすることができます。
「セキュリティ向上」
社内のサーバーに繋がるクライアントパソコン(端末)は、直接インターネットにつながることがないので、不正なアクセスや外部からの悪質な侵入行為を防ぐことができることから、セキュリティ向上ができます。
「キャッシュ機能」
「プロキシ」には「キャッシュ」と言われている機能がありますが、1度閲覧したWebサーバーのデータを一時的に保存しておくことができます。
「高速アクセス」
各クライアントのパソコンが必要に応じて、毎回、Webサーバーにアクセスすると、サーバーの作業効率が悪くなるので、前述の「プロキシ」が蓄積した「キャッシュデータ」を「サーバー」に提供するにより、高速なアクセスを行えます。
「プロキシ」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「プロキシ」を使った例文を見て行きましょう。
- 「プロキシ」を使った例文1
- 「プロキシ」を使った例文2
「プロキシ」を使った例文1
「企業においては、社内LANに接続されたパソコンが、外部のインターネット接続を行う時にプロキシサーバーを経由することは、ネットワークの世界では常識のことです」
今やビジネスの世界ではインターネット活用が当たり前の時代です。
しかし、セキュリティーのことを考えると、「プロキシ」を設置することが、常識のことと言えます。
「プロキシ」を使った例文2
「プロキシはキャッシュ機能があり、1度アクセスしたWebサイトのページの情報を貯めておくことができます」
このような「プロキシ」には、「キャッシュ機能」がありますので、クライアントパソコンから同じWebサイトを閲覧するリクエストをした際には、「プロキシ」は「キャッシュの情報から、クライアントパソコンに折り返し情報を返すことができ、素早い表示が実現できます。
企業で働く社員でも、何げなく利用しているインターネットでも、このような「プロキシ」のおかげでストレスなく情報検索ができています。
しかし、予期せぬセキュリティー事故も後を絶たないので、皆さんのITスキルを上げていくことは、非常に重要なことと言えます。