「バックログ」とは?色々な意味と関連語・例文まで詳しく解説!
近年ではビジネスでカタカナ語が盛んに飛び交うようになりました。
中には無理に使うこともない言葉も多いですが、この「バックログ」はITにも絡む言葉なので、覚えておいて損はありません。
目次
- 「バックログ」とは?
- 「操作画面におけるバックログ」とは?
- 「バックログ」を初心者にもわかるように詳しく解釈
- 「バックログ」と似た言葉・関連語
- 「バックログ」を使った例文と意味を解釈
「バックログ」とは?
バックログとは、未処理の仕事を指して使います。
それも、引き受けることになった(受注した)ものの、全く手を付けていない案件に対して使う言葉です。
「まだバックログが2件ほどある」などと使われ、この場合は2つ手を付けていない仕事が残っているという意味になります。
また、何かがあった時の為の在庫(予備分)という意味で使うこともある言葉で、「その商品はバックログがあるから安心だ」といった形で使われる時には、その意味だと解釈してください。
「操作画面におけるバックログ」とは?
ITの世界で使う「バックログ」は、ほとんどがこの解釈です。
画面に収まり切っていないこれまでの流れやメッセージのことで、例えば、コマンドプロンプトで何かを打ち込んでいる際に、スクロールして上に流れていってしまった分がそのように呼ばれます。
画面からは消えていても、後からキーボードのロールアップやマウスのホイールの操作などでそれを確認できることがほとんどです。
「バックログ」を初心者にもわかるように詳しく解釈
ここまでに、「バックログ」という言葉の3つの使い方を挙げてきましたが、それぞれについて詳しく見ていきます。
最初の「未処理分」という意味の場合は、「バックログが溜まっている」、「これ以上バックログを増やすと大変だ」といった使われ方になるので、それだとすぐに分かるでしょう。
次の「予備分」としての使い方では、「念の為にいくつかバックログの確保」のように使われ、最後のIT用語では、「バックログを見て」や「バックログに残ってるよ」などという使い方です。
コンピューターの画面が関係する時には、最後の意味で使っていると考えていいでしょう。
「バックログ」と似た言葉・関連語
バックログと似た使い方をする言葉や表現です。
これらもビジネスではよく見聞きします。
- 「タスク」【たすく】
- 「ToDo」
「タスク」【たすく】
ビジネスでは、「1つの案件」という意味で使う言葉です。
「あのタスクはどうなった?」のように用いることが多く、「バックログ」とは違い、既に手を付けている仕事や、終わった後の仕事に対しても使えます。
IT用語としては、プログラム単位のジョブのことで、Windowsでは「タスクマネージャ」という画面を開くと、現在動いているタスクの一覧の確認ができます。
1つのソフトがいくつかのタスクに分かれていることも少なくありません。
「ToDo」
「これからやるべきこと」という意味の言葉で、「ToDoリスト」という言葉で使われることが多く、その中身は全く手を付けていない「バックログ」になる為、「バックログリスト」と呼ばれることもあります。
「バックログ」を使った例文と意味を解釈
バックログを使った例文と、その意味の解釈です。
手を付けていない仕事という意味と、画面操作の上での例文です。
- 「バックログ」を使った例文1
- 「バックログ」を使った例文2
「バックログ」を使った例文1
「これだけバックログがあると、逆にやる気が出なくなる」
仕事が溜まっているなら、早く次々と片付けないといけませんが、その件数が多過ぎると、反ってにやる気にならなくなってしまうものです。
誰でも、ゴール(終わり)が見えないことに対しては消極的になってしまいがちなので、そこまで仕事を溜めないように注意しないといけません。
「バックログ」を使った例文2
「バックログに残っていると思ったら、最初の方が消えていた」
画面から消えてしまった分もメモリ内には残っており、バックスクロールの類いでそれらを確認できるものですが、ある程度までしか残っていない(そこまでしか残らない仕様になっている)こともあります。
例文のようなことにならない為に、定期的に保存するなどの対策を行いましょう。
バックログは、どのように使っているかで全く解釈が変わってくる言葉ですが、この3つの使い方をきちんと覚えておけば、どの使い方であってもすぐに意味が分かるでしょう。