「読後感」とは?意味や類語!「読後感」を使った例文を紹介
「読後感」という言葉の意味や使い方を紹介します。
また「読後感」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
さらに「読後感」という言葉を使った例文や、「読後感」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「読後感」とは?
- 「読後感」を使った言葉と解釈
- 「読後感」の類語や類似表現や似た言葉
- 「読後感」を使った例文や短文など
- 「読後感」を決めるのは結末
「読後感」とは?
みなさんは「読後感」という言葉を知っているでしょうか。
読書好きの方は「読後感」という言葉に、親しみがあるでしょう。
一方で、「読後感」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「読後感」という言葉の意味を紹介します。
- 「読後感」の読み方
- 「読後感」の意味
「読後感」の読み方
「読後感」は「どくごかん」と読みます。
「読後」は「どくご」、「感」は「かん」と読みます。
難しい漢字は使われていないため、読み間違えることも少ないでしょう。
これを機会に「読後感」は「どくごかん」と読みましょう。
「読後感」の意味
「読後感」という言葉の意味を紹介します。
「読後感」には、「本や、他人の文章を読んだ後の、感想」「小説やメールなどの文章を読んだ後の感じ」という意味があります。
例えば、小説を読んだ後に、「面白かった」と感じるのも「読後感」のひとつになります。
文章に対して、きちんとした意見を述べる前に、何となく感じたことを「読後感」と言うこともできます。
何となく、読み終わった後、嫌な気持ちになったとしたら、それは「嫌な読後感の作品」になるかもしれません。
このように「読後感」という言葉には、本や他人の文章を読んだ後の感想、感じという意味があります。
「読後感」を使った言葉と解釈
「読後感」という言葉を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。
「読後感」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「読後感が良い」【どくごかんがよい】
- 「爽やかな読後感」【さわやかなどくごかん】
- 「読後感が悪い」【どくごかんがわるい】
- 「モヤモヤした読後感」【もやもやしたどくごかん】
「読後感が良い」【どくごかんがよい】
「読後感が良い」という言葉があります。
「読後感が良い」には、文章を読み終わった後に、良い感じがするという意味になります。
何となく気持ちが良くなる、「読んでよかった」と思えるような作品や文章は、「読後感が良い作品」「読後感が良い文章」になります。
例えば「読後感が良い」作品が小説の場合は、ブック販売サイトの口コミなどに、「読後感が良い」と投稿され、口コミで読みたい人が増えるかもしれません」
「爽やかな読後感」【さわやかなどくごかん】
「爽やかな読後感」という言葉もあります。
例えば青春小説の中には、「爽やかな読後感」の作品があります。
若者が挫折し、負けずに努力して、友情を築き、最後に何かしら達成するような作品は読んでいて心が爽やかなになります。
このような作品を他の人に伝える時に、「爽やかな読後感がある作品」などと言うでしょう。
「読後感が悪い」【どくごかんがわるい】
「読後感が悪い」作品も、あります。
このような作品は、あらかじめ作者が意図して書いた小説や文章が多くなっています。
「読後感が悪い」と感じる作品は、面白いけれど、後味が悪いという作品になります。
読み進めている時は、夢中になっているものの、最終的に読み終わってみれば、嫌な気持ち、暗い気持ちになっているような作品です。
「モヤモヤした読後感」【もやもやしたどくごかん】
「モヤモヤした読後感」という言葉もあります。
「モヤモヤした読後感」を持つ小説や文章は、前フリが回収されていない作品、謎解きがしっくりしない作品などになります。
読み終わっても、結末が腑に落ちない時、何だか納得できない場合はモヤモヤした気持ちになります。
「読後感」の類語や類似表現や似た言葉
「読後感」の類語や類似表現を紹介します。
「読後感」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「読書感想文」【どくしょかんそうぶん】
- 「読者レビュー」【どくしゃれびゅー】
「読書感想文」【どくしょかんそうぶん】
「読書感想文」は、小学校を中心に、学校で出される課題のひとつです。
夏休み期間に「読書感想文」を書くよう、宿題として出されるケースが多くなっています。
学校が指定した課題図書を読み、その感想を原稿用紙に書き、提出します。
あらすじを書くだけでなく、本を読んでどう思ったかを書くことが大切だとされています。
「読者レビュー」【どくしゃれびゅー】
「読者レビュー」は、小説などの本を読んだ読者が、その感想をネットの掲示板や、ECサイトのレビュー欄に書き込む文章になります。
「レビュー」には「評論」「論評」などの意味があり、「読書感想文」と似たような内容になります。
「読後感」を使った例文や短文など
「読後感」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「読後感」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「読後感」を使った例文1
- 「読後感」を使った例文2
「読後感」を使った例文1
「Aの作品は、読んでいる間は楽しいが、『読後感』は決まって悪い」
この例文のような作家がいて、それをわかって楽しむ読書好きがいます。
なぜか後味が悪い作品ばかり発表する作家は、読んでいる時は楽しいけれど、読み終わりはかなり悪いのが定番になっています。
「読後感」を使った例文2
「『読後感』が良い作品を、読者レビューを通じて探す」
この例文のように、読書をするなら、「読後感が良い」作品を選びたいと思う人もいます。
このタイプの人は、読者レビューなどを参考に、「読後感が良い」作品を選んで購入します。
「感動しました」などという口コミがある作品は、「読後感が良い」可能性が高いでしょう。
「読後感」を決めるのは結末
「読後感が良い」「読後感が悪い」作品、文章がありますが、何がその差を作るのでしょうか。
例外はありますが、基本的に「結末」が重要になります。
主人公が幸せな結末を迎える、「ハッピーエンド」の場合は、それまでどれだけ主人公が苦労しても「読後感が良い」作品になります。
一方で、主人公が悪い結末を迎える「バッドエンド」の場合は、読書中にどれだけ面白くても、「読後感が悪い」作品という印象になります。
長い読書時間の中で、読者は主人公に感情移入し、主人公に起こることを自分に起こることのように感じています。
そのため、結末が良ければ「読後感が良い」、結末が悪ければ「読後感が悪い」と感じます。
「読後感」という言葉について見てきました。
読書の楽しみのひとつとして、「読後感」がどうなのかという点も重要です。
読み終わった後、気持ち良くなりたい人は、事前の調査で、ある程度「読後感が良い」作品を選んだ方がいいでしょう。