「御仁」とは?意味や類語!表現の使い方!御仁は女性にも使える?
皆さんは「御仁」という言葉を聞いたことがあるのでしょうか?
今では日常会話の中では、めったに使うことがない表現かもしれません。
そこで今回は、この「御仁」について、説名をしていきます。
目次
- 「御仁」とは?意味
- 「御仁」の表現の使い方
- 「御仁」は「ひやかし」で使われることもある
- 「御仁」の類語や別の言い方
- 「御仁」を使った例文と意味を解釈
「御仁」とは?意味
「御仁」とは、他人の敬称のことで、「お方」や「お人」という意味があります。
現代の言葉で言うと、「あのお方」という言い回しが最も表現が近い言葉になります。
- 「御仁」の読み方
「御仁」の読み方
「御仁」は「ごじん」という読み方になりますが、漢字で表記すると、意外に難しい言葉の1つなので、しっかりとチェックしておきたい言葉です。
「御仁」の表現の使い方
「御仁」は現代の会話の中で、「あの人」という意味で使われることはめったにありません。
しかし、日常生活の中で使われるのは、冷やかし的な気持ちが含まれていることがありますので、敬称の意味で使ったとしても、相手から嫌われてしまう可能性があるので、多用は控えるべきです。
- 「御仁」は女性にも使用できる
「御仁」は女性にも使用できる
「御仁」は、敬称の表現方法の1つなので、使う相手が、女性であっても問題はありません。
しかし、どうしても男性に限り使うイメージが強いので、女性の人に対して使うことは避けた方が良さそうです。
「御仁」は「ひやかし」で使われることもある
「御仁」は相手を敬う言葉なのですが、現代的な言葉ではないために、変に相手もからかうような意味で使われる印象が拭えません。
そのようなことから、今では「御仁」を聞くと、冷やかし半分で言われている感じになるでしょう。
「御仁」の類語や別の言い方
「御仁」の類義語としては、どのような言い方があるのでしょうか?
- 「あの方」
- 「お人」
「あの方」
「あの方」という言い方が「御仁」を現代的に表現した言葉です。
普通に会話している中でも、「あの方が〜」というような場面はよくありますね。
「お人」
「お人」も「御仁」の類義語の1つとして挙げられますが、「お人」も通常のコミュニケーションの中では、ほとんど使われることがないでしょう。
「御仁」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「御仁」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「御仁」を使った例文1
- 「御仁」を使った例文2
「御仁」を使った例文1
「御仁の気持ちは察するにあまりあるので、今回は目をつぶることにした」
この例文の「御仁」は冷やかし的な意味合いはなく、相手を敬う意味で使われています。
「あの方のお気持ちを考えると、今回のことはなかったことにしよう」という解釈ができます。
「御仁」を使った例文2
「御仁は中々勝負を諦めないな」
本当は「お前はしつこいくらいに勝負を捨てることをしないな」と言いたいのでしょうが、冷やかしで「御仁」を使っている感があります。
どうしても古くさい言葉だけに、このように人をおちょくった意味で使われてしまうことは残念なことです。
昔の古い言い回しが現代の日常的な会話の中で使われることは、そんなに多くはありません。
それに比べて、「御仁」は冷やかしで使われるにしても、ごくたまに出てくる時は、ちょっと驚きを隠せないでしょう。
ただ、本来は相手の敬称的な表現なのが、ふざけた使われ方をしていることを考えると、言葉の本当の使い方をもっと再認識する必要があるのではないかと思います。