「後生だから」とは?意味や類語!表現の使い方!
皆さんは普段の会話の中で「後生だから」という言葉を使ったことがないでしょうか?
何となく使っている人でも改めて意味を尋ねると意外に困ってしまうものです。
そこで今回は、この言葉について、見ていくことにします。
目次
- 「後生だから」とは?意味
- 「後生だから」の表現の使い方
- 「後生だから」の英語と解釈
- 「後生だから」の類語や似た表現
- 「後生だから」を使った例文と意味を解釈
「後生だから」とは?意味
「後生だから」とは、人に懇願したり、哀願する時に使われる言い回しです。
元々は死んだ後の生まれ変わった時のことを指していた言葉なので、「特に教えて欲しい」という意味合いから転じて行ったと考えられています。
- 「後生だから」の読み方
「後生だから」の読み方
「後生だから」は「ごしょうだから」という読み方になります。
「後生だから」の表現の使い方
「後生だから」は、何か本当に困って相手に切なるお願いをする時に使われます。
「後生だから」の英語と解釈
「後生だから」を英語で表現したすると、“Because it is a sequel”、“for the love of God”などの言葉で訳すことになります。
「後生だから」の類語や似た表現
「後生だから」に近い意味を持つ言葉としては、次のような言葉が使われています。
- 「一生のお願いだから」
- 「そこを何とか」
「一生のお願いだから」
「一生のお願いだから」とは、「一生に一度だけのお願い」という意味合いがありますが、成り行きで思わず使っている人が多いのではないでしょうか?
恐らくその後も同じように再びこの言葉を使っているかもしれません。
「そこを何とか」
「そこを何とか」も類義語の1つに挙げられますが、この意味は一般的に何か頼みごとをする時に使われ、「そこを何とかお願いします」という表現を略したものの言い方です。
本当に困った時に、思わず出てしまう言葉でしょう。
「後生だから」を使った例文と意味を解釈
ここで「後生だから」を使った例文を見ていくことにしましょう。
- 「後生だから」を使った例文1
- 「後生だから」を使った例文2
「後生だから」を使った例文1
「後生だから私の頼みを聞いて」
このような言い回しには、類義語の説明でも挙げた「一生のお願い」という意味やニュアンスが含まれています。
「一生のお願い」という言葉は、時として、心からのお願いや切羽詰まった時に際に使用される表現で、「後生だからお願い」も、一生の間に一度しかしないような依頼をする時に使われます。
その一方で、「この人は本当に困って一度だけのお願いなのだろうか?」と疑いたくなることもあります。
切実な悩みを解決するために、必死に懇願していることを表しているだけに、頻繁に使える言葉ではありません。
それでも口癖のように言っている人は、あまり信用することができませんが。
「後生だから」を使った例文2
「後生だから、これ以上私を困らせないで」
この言い回しも、依頼やお願いを意味しています。
心から懇願している時や哀願する際に使われる言い回しですね。
とても困って口にしている感じがひしひしと伝わってきます。
この時の「私を困らせないで」というセリフが続きているのは、何かトラブル続きで悩みの種が全く減らずに当惑している状態を表しているようです。
「後生だから」を使う場面は、本当に窮地に立たされた時に使うことが人もいれば、その場しのぎで思わず口に出す人もいるでしょう。
その時に本当にその人が困っているかどうかは、表情を見ればよく把握することができると思います。