「義理堅い」とは?意味や類語!表現の使い方!
人に対して「あの人は義理堅い」と言うことがあります。
どの様な人のことを言うのでしょうか、意味や類語などについて紹介します。
目次
- 「義理堅い」とは?意味
- 「義理堅い」の表現の使い方
- 「義理堅い」の英語と解釈
- 「義理堅い」の類語や言い換え
- 「義理堅い」を使った例文と意味を解釈
「義理堅い」とは?意味
「義理堅い」の意味は「人との約束を守ったり、恩を受けたらきちんと返礼したりなど、人間関係を大切にする人のこと」です。
一度でも面識のある人に対してはきちんと挨拶をしたり、自分が困っている時に助けてくれた人に対しては恩を忘れず、相手が困っている時には何を置いても駆けつけるなど、人ととのつながりを非常に大切にする人のことを言います。
現代社会では人間関係が希薄になり「義理堅い人」な少なくなりましたが、映画で極道を描いた作品の中でよく使われる言葉です。
極道の人達は暴力系の組織に加わっていますが、上下関係や義理を大切にして、一度受けた恩は忘れず何かあった時には手段を選ばず協力するという性質があるからです。
「義理堅い」の表現の使い方
「義理堅い」の使い方のポイントを紹介します。
- 「義理堅い」と「律儀」の表現の違い
「義理堅い」と「律儀」の表現の違い
「義理堅い」と似た意味を持つ言葉に「律儀」があります。
「律儀」の意味は「きわめて義理堅いこと」と「真面目なこと」という2つの意味があります。
つまり、「義理堅い」と「律儀」は同意語として使えるのです。
但し、律儀には2つ目の意味があるので、「義理堅い」よりも使える範囲が広くなります。
「義理堅い」は人との関係を大切にするという意味ですが、「律儀」には「自分が正しいと思ったことを貫き通す」「社会で定められたルールを必ず守る」「行動する時に自分の損得勘定を考えない」など、人を対象にしなくても真面目な行動をする人のことを言います。
「誰かを大切にする」「誰かに恩を返したい」という目的がなくても真面目に行動するひとのことを「律儀な人」と言うのです。
「義理堅い」の英語と解釈
“He has a strong sense of obligation.”
「彼は義理堅い人だ」となります。
英語には「義理堅い」という単語はなく“strong sense of obligation”(義務感が強い)という言葉で表します。
「義理堅い」の類語や言い換え
「義理堅い」の類語を紹介します。
- 「物堅い」【ものがたい】
- 「仁義を重んじる」【じんぎをおもんじる】
「物堅い」【ものがたい】
「真面目一筋で義理堅い、律儀な人」のことです。
「義理堅い」より更に硬いイメージになりますが言い換えとして使えます。
「仁義を重んじる」【じんぎをおもんじる】
「人として守るべきルールを大切にすること」という意味です。
元々は儒教の理念でしたが、最近では極道の世界で重んじられています。
「義理堅い」を使った例文と意味を解釈
「義理堅い」を使った例文と解釈を紹介します。
- 「義理堅い」を使った例文1
- 「義理堅い」を使った例文2
「義理堅い」を使った例文1
「毎年必ずお歳暮を贈ってくるなんて、義理堅い人だ」
一度相手の相談に乗ってあげたり、世話をしてあげたのをきっかけに、それから毎年必ず贈り物をしてくる人がいます。
いい加減に忘れてくれても構わないのに何年も続くので、人から受けた恩を忘れない真面目な人であるということを表しています。
「義理堅い」を使った例文2
「彼は義理堅いから絶対に来るよ」
何かのイベントや飲み会に参加する筈の人がまだ来ていません。
「ドタキャンでしかもしらばっくれているのでは」と疑う人もいるのですが、その人の性格を良く知っている友人が「彼は人とのつながりを大切にする人なのでその様なことはない」と信じている様子を表してます。
「義理堅い」は「人との約束を守ったり、恩を受けたらきちんと返礼したりなど、人間関係を大切にする人」のことです。
極道を描いた映画でよく使われる言葉ですが、日常でも使える言葉です。