「こだわりがない」とは？意味や使い方！例文や解釈

「こだわりがない」とは?

みなさんは「こだわりがない」という言葉を知っているでしょうか。

会社の同僚や友達など「こだわりがない人」の顔が思い浮かんだ人もいるかもしれません。

一方で、「こだわりがない」という言葉を、今回初めて知ったという人もいるかもしれません。

そこで「こだわりがない」という言葉の意味を紹介します。

• 「こだわりがない」の意味
• 「こだわりがない」の使い方

「こだわりがない」の意味

「こだわりがない」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「こだわり」は「こだわること」という意味があります。

「こだわる」には、「心が何かに囚われている様子」「気にしなくてもいいことを、気にする様子」という意味があります。

また「軽視されがちなことに対して、好みを主張する」という身もあります。

そのため「こだわり」を打ち消した言葉「こだわりがない」には、「心が何にも囚われていない」「気にしなくていいことは気にしない」「好みを主張しない」などの意味があります。

「こだわりがない」の使い方

「こだわりがない」という言葉の使い方を紹介します。

「こだわりがない」は、心が何かに囚われたりせず、自由に物事を考えたり決めたりできる状態を意味します。

そこで、明るく自由に生きている人の中で、「こだわらなくていいところに、こだわらない」でいられる人に対して「こだわりがない人」と言ってみましょう。

また「ブランドにこだわる」「メンツにこだわる」など、一般的な人がこだわりがちな部分に無頓着な時に、「こだわりがない」という言葉を使ってみましょう。

例えば、飲み会の居酒屋で日本酒の銘柄について、他の参加者が暑く語り合っている時、自分はどの日本酒でもいいと思っていることがあるかもしれません。

このような時に、「日本酒にはこだわりがない」などと、「こだわりがない」という言葉を使ってみましょう。

「こだわりがない人」の特徴

「こだわりがない人」がいると、気持ちが楽になる人がいるかもしれません。

何事にもこだわらないタイプの人は、周囲の空気を柔らかくします。

そんな人に好かれやすい、「こだわりがない人」に共通する特徴を紹介します。

• 「明るい性格の持ち主」【あかるいせいかくのもちぬし】
• 「話しやすい」【はなしやすい】
• 「決断が早い」【けつだんがはやい】

「明るい性格の持ち主」【あかるいせいかくのもちぬし】

「こだわりがない人」に共通する特徴として、「明るい性格」があります。

「こだわりがない人」は、ほとんどの場合、明るく、のびのびと生活をしています。

明るい性格のため、「こだわりがない」のかもしれませんし、「こだわりがない」ため明るい性格になったのかもしれません。

例えば誰かに悪口を言われた時に、いちいち気にしていたら、性格が暗くなってしまうかもしれません。

しかし「まあ、一人の意見にこだわっても仕方ない」と思い、気にしなければ、次第に明るい性格になるでしょう。

このように鶏が先か、卵が先かは分かりませんが、「こだわりがない人」は「明るい性格」の可能性が高いでしょう。

「話しやすい」【はなしやすい】

「こだわりがない人」は「話しやすい」人かもしれません。

何に対しても強いこだわりがないため、誰とでも楽しく話せます。

例えば、アイドルについて「歌唱力は絶対必要」というこだわりがある人は、「可愛ければいい」と思っている人とは、楽しく話せないかもしれません。

アイドルについてのこだわりがなければ、どのようなアイドル観がある人とも楽しく話せるでしょう。

同様に、全ての物事に対して、「こだわりがない」タイプの人は、全ての人と楽しく話せるでしょう。

結果として話しやすい人になります。

「決断が早い」【けつだんがはやい】

「こだわりがない人」は、「決断が早い」という共通点があります。

AとBを選ぶ時、「どちらでも大差ないだろう」と思えれば、決断は早くなります。

どちらを選んでも同じだと思えるためです。

こだわりが強すぎる人は、慎重に選択するため、決断が遅くなりがちです。

「こだわりがない」の類語や類似表現や似た言葉

次に「こだわりがない」の類語や類似表現を紹介します。

「こだわりがない」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

• 「無頓着」【むとんちゃく】
• 「執着しない」【しゅうちゃくしない】

「無頓着」【むとんちゃく】

「無頓着」には、「物事に全くこだわらない(気にかけない)こと」という意味があります。

「こだわりがない」と言い換えられる、似た意味を持つ言葉です。

「服装に無頓着」という場合は、どの服でも、特に気にならない、こだわらないという意味があります。

「執着しない」【しゅうちゃくしない】

「執着しない」という言葉も、「こだわりがない」と似た意味があります。

「執着」には、「一つのことに心を囚われてしまい、そこから離れられない様子」という意味があります。

その「執着」がないため、「執着しない」には、「何かに囚われることなく、自由に行動できる様子」という意味があります。

最初は単純に好きだと思っていたものに、いつの間に囚われて、そこから頭が離れなくなることがあります。

そのような「執着」を捨てて、自由に生きた方が楽しいかもしれません。

「こだわりがない」を使った例文や短文など

「こだわりがない」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「こだわりがない」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

• 「こだわりがない」を使った例文1
• 「こだわりがない」を使った例文2

「こだわりがない」を使った例文1

「彼女は何事にも『こだわりがない』が、仕事ができる女性だ」

この例文のような女性は、職場の誰もが好きなタイプの人かもしれません。

仕事をする時に、指針になるような言葉を持ち、何かに執着しながら鬼の形相で仕事をする人もいます。

しかし、このタイプの人は気難しいため、職場に緊張感を与えてしまうかもしれません。

「こだわりがない」が、仕事ができるのが、自然体で仕事ができる理想形かもしれません。

「こだわりがない」を使った例文2

「異性に対して『こだわりがない』ため、ストライクゾーンが広い」

この例文のように、好きな異性のタイプが特にない人がいます。

このような人は、出会う人すべてが、恋人候補になります。

選択肢が多いため、良い恋人と出会える可能性も高くなるでしょう。