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「老人の跋扈」とは?意味や使い方!例文や解釈

「老人の跋扈」と聞いて、読んで意味がわかるでしょうか。

あまり聞き慣れない「跋扈」という言葉ですがどのような意味があるのか、使い方、例文など併せて説明していきます。

それでは「老人の跋扈」について一緒に見ていきましょう。

老人の跋扈

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「老人の跋扈」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「老人の跋扈」とは?
  • 「老人の跋扈」の表現の使い方
  • 「老人の跋扈」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「老人の跋扈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「老人の跋扈」の反対語
  • 「老人の跋扈」の英語と解釈


「老人の跋扈」とは?

「老人の跋扈」とは?

「老人の跋扈」「跋扈」とはどのような意味があるのかまずは説明しましょう。

「跋扈」はわがもの顔にふるまうこと、のさばり、はびこることといった意味になります。

つまり「老人の跋扈」とは老人がわがもの顔にふるまう、老人がのさばっている、老人が好き勝手しているといった意味になりますので、意味合いとしてはいいものではない、ということをまず覚えておきましょう。

  • 「老人の跋扈」の語源や由来
  • 「老人の跋扈」の読み方

「老人の跋扈」の語源や由来

「老人の跋扈」「跋扈」ですが「跋」には踏むという意味があります。

また「扈」は魚をとる竹でできた籠のことを言います。

魚が籠に入らずに、踊り、跳ねるといったことから「跋扈」という言葉はできたと「後漢書」にあります。

このことから「跋扈」はとても古い時代からあった言葉ということがわかります。

現在では「跋扈」という言葉の意味を知っている人は少ないのではないでしょうか。

「老人の跋扈」の読み方

「老人の跋扈」と書いて「ろうじんのばっこ」と読みます。

「跋扈」は普段使わない漢字ですので読み方も難しいかと思いますが、これを機会に覚えておくようにしましょう。



「老人の跋扈」の表現の使い方

「老人の跋扈」の表現の使い方

「老人の跋扈」とは簡単に言えば「老人がのさばっている」「老人がわがもの顔にふるまっている」という意味ですので、いい意味合いではないでしょう。

実際にそういう風に思うことがあっても面と向かって言える人は少ないでしょう。

また当人も「老人の跋扈」などと言われていい気持ちがするわけもなく、反省どころか不愉快になることが多いと思われます。

ですから「老人の跋扈」とは事実であっても面と向かって本人には言わないもので、言うとしたらよほど我慢ができない状況にあるということが考えられます。

「老人の跋扈」の類語や類似表現や似た言葉

「老人の跋扈」の類語や類似表現や似た言葉

「老人の跋扈」という言葉の意味が理解できましたところで、類語、似た言葉などをいくつか紹介します。

こちらの言葉も併せて覚えておくと語彙力がアップしますのでおすすめです。

  • 「老人の横行」【ろうじんのおうこう】
  • 「老人の我儘」【ろうじんのがまん】
  • 「老人の好き勝手」【ろうじんのすきかって】

「老人の横行」【ろうじんのおうこう】

「横行」とは悪事が盛んに行われること、悪い物がのさばること、勝手気ままに歩き回ることといった意味があります。

まさに「跋扈」と同じような意味合いとなります。

「老人の横行に我慢ができない」といったように使います。

「老人の我儘」【ろうじんのがまん】

「老人の跋扈」とは老人がのさばっている、わがもの顔にふるまうという意味になります。

つまりは相手や周りの状況を考えていないということですから、簡単に言えば「我儘」なのです。

これまでの人生経験と知恵があることから若い者より自分が、自分がとどこか自信過剰になっていたり、欲が強くなっているということがあります。

「老人の我儘にはついていけない」「老人の我儘はきりがない」といったように使います。

「老人の好き勝手」【ろうじんのすきかって】

「老人の跋扈」とはわがもの顔にふるまう、のさばっているという意味ですから、自由に好き勝手な言動をしているということになります。

「老人の跋扈」を簡単な言葉で言い表すならば「老人の好き勝手」が当てはまるでしょう。

難しい言葉には簡単な言葉を当てはめてみることでわかりやすくなりますし、覚えやすいのです。



「老人の跋扈」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「老人の跋扈」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「老人の跋扈」を使った例文1
  • 「老人の跋扈」を使った例文2

「老人の跋扈」を使った例文1

「老人の跋扈に我慢しているが、そろそろ断ち切る時だろう」

高齢の人が自分は老人だからと言い訳をして、好き勝手な言動をしたり、周りの人を困らせることがあります。

また、若い人は自分の言うことを聞いて当然だと思っている老人もいます。

人生の先輩として敬うべき存在ではありますがあまりにも度を超しますと嫌がられるのは当たり前です。

「老人の跋扈」を使った例文2

「老人の跋扈ほど厄介なことはない」

職場、学校、町内など、どこにでもわがもの顔でふるまう人、好き勝手なことをする人はいるものです。

しかし、そのような人は周りから敬遠され孤立することが多いでしょう。

若い年代であれば上の世代の人が注意をしてあげることは比較的できるのですが、下の世代が上の世代に注意をすることは難しいものです。

特に高齢の方に注意をするとそれだけ怒り出したりすることもあります。

また組織においては老人というのは在籍年数が長く、仲間意識が強く排他的な傾向もあります。

新しい人、物事を受け付けない、排除するといった行動に出たり、自分たちのやり方で押し通そうとするところがありますので「老人の跋扈」が行き過ぎると、厄介なのです。

「老人の跋扈」の反対語

「老人の跋扈」の反対語

「老人の跋扈」の反対の意味を持つ言葉はどのようなものがあるでしょうか。

意味合いから考えてみました。

  • 「控えめな老人」【ひかえめなろうじん】

「控えめな老人」【ひかえめなろうじん】

「老人の跋扈」の反対の意味を持つ言葉としては「控えめ」があります。

意味は思うままにせずに、内輪にとどめることとあります。

主張せず大人しくするといった意味合いです。

「老人の跋扈」の英語と解釈

「老人の跋扈」の英語と解釈

「老人の跋扈」を英語ではどのように言い表すのでしょうか。

英語では“be rampant”(跋扈する)という単語があります。

また我儘という単語は“selfish”ですから“a selfish Old man's.”(我儘な老人)となりますので「老人の跋扈」と意味合い的には近くなるのではないでしょうか。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「老人の跋扈」という言葉の意味、使い方、例文などをまとめてお伝えしました。

普段聞き慣れない「跋扈」という言葉ですが、意味はわがもの顔にふるまう、のさばるといったことですから「跋扈」「我儘」と併せて覚えておきますと忘れにくいのではないでしょうか。

自分なりに工夫して言葉の意味を覚えて定着させていくようにしてください。