「弁える」とは?意味や類語!読み方と表現の使い方!
日常会話の中で「弁える」という言葉が使われることがありますが、これにはどんな意味があるかご存知でしょうか?
何気なく聞き流していることを少なく、この言葉について深く考察してみる機会があまりないことと思います。
そこで、今回はこの「弁える」について見て行くことにします。
目次
- 「弁える」とは?意味
- 「弁える」の表現の使い方
- 「弁える」の意味の英語
- 「弁える」の類語や言い換え
- 「弁える」を使った例文と意味を解釈
「弁える」とは?意味
「弁える」とは、「物事に潜んであるけじめをこれがそうだと見分けること」や「道理などを十分に心得る」という意味がある言葉です。
- 「弁える」の読み方
「弁える」の読み方
「弁える」は「わきまえる」という読み方をしますが、あまり使われる漢字ではないので、ここで忘れないようにチェックしておきましょう。
「弁える」の表現の使い方
「弁える」の表現には、いつかの言い回しがありますが、よく耳にする表現には次のようなものがあります。
- 「身の程を弁える」
- 「tpoを弁える」
「身の程を弁える」
「身の程を弁える」という表現がありますが、「身」とは「地位」、「身分」、「立場」という意味を指しています。
また、「程」は、「程度」という意味で、「弁える」は、「よく理解する」という意味で解釈できます。
このことから、「身の程を弁える」は、「自分の地位、身分、立場の程度をよく理解してそれに見合った行動や態度などをする」という意味になります。
「tpoを弁える」
「tpoを弁える」という表現もあるのですが、「tpo」の「t」は“time”で「時」を表し、「p」は「場所」の“place”、「o」は“opportunity”(意見)と意味があることから、「tpoを弁える」は「その時々の空気や雰囲気を考えなさい」という意味になります。
「弁える」の意味の英語
「弁える」を英語で訳すと、シチュエーションにより異なった訳し方ができます。
「区別」をする場合は“discriminate”となり、「心得る」というニュアンスの場合は、“know”、“understand”が使われ、「忘れない」という意味では、“bear something in mind”という訳し方になるでしょう。
「弁える」の類語や言い換え
「弁える」の類語には、次のような言葉があります。
- 「節度を保つ」
- 「身の丈に合わせる」
「節度を保つ」
「節度を保つ」が「弁える」の類語として挙げることができますが、「ものを行うにあたり程度をちょうどよく収めること」という意味で使われています。
「身の丈に合わせる」
「身の丈に合わせる」も「弁える」に近い解釈ができる言葉で、「自分の程度を知る」という意味があります。
「弁える」を使った例文と意味を解釈
ここで「弁える」を使った例文を見て行くことにします。
- 「弁える」を使った例文1
- 「弁える」を使った例文2
- 「弁える」を使った例文3
「弁える」を使った例文1
「当社の若い社員達は、自分達が何をなすべきかを弁えていた」
この頃の若い社員は何を考えているのか分からないと言われていますが、しっかりとした理念に基づき社員教育を受けてきた人達は、自分達の立ち位置をしっかりと理解しています。
「弁える」を使った例文2
「お前はまだ若いのに、自分の立場を弁えるた発言ができるので感心する」
若いからと言って、決して侮ることができない人も少なくありません。
見た目の若さで判断できないようなしっかりとした人も中にはいるのです。
「弁える」を使った例文3
「10歳の子供には思えない男の子でも、自分の立場を弁えた利発な子だった」子供の中にはませた子供がいますが、中には立場を弁えた子供もいます。
「弁える」という言葉には、「分娩のある」というようなニュアンスも含まれていますが、そのようなことを一切気にせずに自分勝手な言動をする人がいます。
そのような人は、自己中心的で周囲から疎まれてしまいやすいので、常に自分の発言には、注意が必要でしょう。