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「他ならない」とは?意味や使い方!例文や解釈

「他ならない」という言葉、聞いたり読んだりしたことはあるのではないでしょうか。

ここでは、「他ならない」とはどのような意味があり、使い方をするのか、例文をあげて説明していきます。

それでは一緒に見ていきましょう。

他ならない

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目次

  • 「他ならない」とは?
  • 「他ならない」の表現の使い方
  • 「他ならない」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「他ならない」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「他ならない」の反対語
  • 「他ならない」の英語と解釈


「他ならない」とは?

「他ならない」とは?

「他ならない」とはそれ以外の何物でもない、確かにそうである、ほかならぬといった意味があります。

また他の人ではない、まさにその人であるという意味もあります。

  • 「他ならない」の語源や由来
  • 「他ならない」の読み方

「他ならない」の語源や由来

「他ならない」「ならない」とは動詞の「なる」の未然形「なら」に、打ち消しの助動詞である「ない」をつけたものです。

「ならぬ」「ならん」とも同じ意味になります。

打ち消しの意味、決意を表していますから「他ならない」とは「他」ではない「これ(他ならないの後に続く言葉)なのだ」という意味になります。

日本語はストレートな表現ではなく難しい面もあります。

「他ならない〇〇」という表現もちょっとわかりにくい部類に入るかもしれません。

「他ならない」の読み方

「他ならない」とは「ほかならない」と読みます。

「他」「た」と読まないように気をつけておきましょう。



「他ならない」の表現の使い方

「他ならない」の表現の使い方

「他ならない」という言葉、会話でも文章でも使われることは多いのですが、意味としては「それ以外の何物でもない」「他の人ではないまさにその人だ」ということになります。

「他ならないあなたが言うことだから信じているよ」「この素晴らしい成功は彼女の努力の賜物に他ならない」といったように使います。

「他ならないあなた」とは「他の人じゃない、あなただから」という意味です。

また「努力の賜物に他ならない」というのは「努力の賜物だ」という意味になります。

ストレートではなく、ちょっとまわりくどい表現のようにも思えますので若い人や、くだけた間柄の会話ではあまり使わないかもしれません。

「他ならない」の類語や類似表現や似た言葉

「他ならない」の類語や類似表現や似た言葉

「他ならない」の類語、似た言葉をいくつか紹介します。

「他ならない」という言葉ではなく、以下のような言葉で言い換えることもできますので参考にしてみてください。

  • 「何物(者)でもない」【なにものでもない】
  • 「以外に考えられない」【いがいにかんがえられない】
  • 「そのものだ」【そのものだ】

「何物(者)でもない」【なにものでもない】

「何物(者)でもない」とは、「何物」の場合はどのようなもの、いかなるものといった意味になります。

また「何者」の場合は名前や身分などがわからない人のことを言ったり、全ての人、あらゆる人、何人といった意味もあります。

「何物(者)でもない」と言うのは「他ならない」と同じ意味です。

「以外に考えられない」【いがいにかんがえられない】

「以外に考えられない」「以外」とはその他であること、その他のものといった意味を持つ言葉です。

「以外に考えられない」とは「以外」の前にくる言葉しか考えられない、それであると言っているのです。

こちらも「他ならない」と同じ意味であると言えるでしょう。

「そのものだ」【そのものだ】

「他ならない」という言葉を簡単に言い換えるならば「そのものだ」という言葉が当てはまるでしょうか。

「他ならないあなた」という言葉を言い換えるならば「あなたそのものだ」となり、あなたしかいない、あなた以外に考えられないといった意味になります。

「他ならない」が難しいと感じるならば「そのものだ」「そのもの」と言葉を換えてみるといいでしょう。

簡単な言葉にして考えてみますと、わかりやすくなります。



「他ならない」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「他ならない」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「他ならない」を使った例文をいくつか紹介していきましょう。

意味の解釈も併せてしてありますので、言葉の意味、使い方のイメージなど掴みやすいかと思います。

  • 「他ならない」を使った例文1
  • 「他ならない」を使った例文2

「他ならない」を使った例文1

「他ならないあなたが言うから信じたのに、どういうことなの?」 このようなセリフはわりと聞く機会が多いかと思います。

この「他ならないあなた」の意味合いは、「他の人ならば信用しなかった、でもあなただから信用した」ということになります。

信じていた相手に不信感が芽生えた時などにこのような言い方をすることとなります。

「他ならない」を使った例文2

「上手いこと言って、結局は私のことをいいように利用したに他ならない」 この例文の「他ならない」「利用した」という部分に対して使われています。

意味合いとしては「利用したのだ」「利用したとしか考えられない」といった感じになります。

相手の言動に対しての不信感がぬぐえない様子が伝わります。

このような場合、相手は「利用したなんてとんでもない、誤解だ」といった反論をすることが多いのではないかと思います。

言葉では何とでも取り繕えますが、結局は行動、結果で判断するものです。

結果として利用されているという形になっているのであれば「利用したに他ならない」と言われても仕方がない面あるでしょう。

「他ならない」の反対語

「他ならない」の反対語

「他ならない」という言葉の反対語はどのような言葉で言い表せばいいのでしょうか。

調べてみたのですが反対語、対義語というものははっきりとはないようです。

そもそも「他ならない」「他にある」の否定、打ち消し「ならない」です。

言葉の意味から考えていくとすれば「他ならないあなた」であれば「あなた以外」「あなたじゃなくてもいい」といったことになりますが、会話の流れがおかしくなります。

「他ならない」の反対語は使うことはないと解釈してよさそうです。

「他ならない」の英語と解釈

「他ならない」の英語と解釈

「他ならない」を英語ではどのように言うのでしょうか。

「他ならない」“It is nothing else but”となります。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

会話や文章で使われる「他ならない」の意味、使い方、例文などをまとめてお伝えしました。

日本語は英語とは違ってまわりくどい言い方をすることもあります。

ですが、おかげで言いにくいことでも、柔らかい表現になるなどいいところもあります。

これからは「他ならない」という言葉を自信を持って使ってみてください。