「青写真」とは?意味や類語!慣用句での使い方!
皆さんは「青写真」という言葉を使ったことがあるでしょうか?
今の若い世代の人達は、この言葉の意味や使うシーンをイメージすることができないかもしれません。
そこで、今回この「青写真」の意味や活用シーンを説明していくので、言葉の理解を深めてもらいたいと思います。
目次
- 「青写真」とは?意味
- 「青写真」の慣用句での表現の使い方・注意点
- 「青写真」の意味の英語
- 「青写真」の慣用句での意味の類語や言い換え
- 「青写真」を使った例文と意味を解釈
「青写真」とは?意味
「青写真」とは、「図面などの複写に使う写真の一種」ですが、「図形や文字が青地に白く出るもの」で、そのことから意味が転じて「見取り図的な将来計画」といったような意味合いで使われるようになりました。
- 「青写真」の読み方
「青写真」の読み方
「青写真」は「あおじゃしん」という読み方になりますが、難しいことはないので、どのように読むべきか悩むことがなさそうです。
「青写真」の慣用句での表現の使い方・注意点
「青写真」という言葉を使うシーンとしては、「青い写真」と言葉通りに意味で使うのでなく、「将来の計画案」という慣用句的な使い方がほとんどです。
したがって、「青い写真」=「青写真」というような使い方はありませんので、注意が必要です。
「青写真」の意味の英語
「青写真」を英語で表現すると、どうしても“blueprint”と訳したくなりますが、本来の意味からすると、正しい英訳にはなりません。
「計画」を意味する“plan”が適切な言葉となり、「青写真を描く」となると、“sketch out a plan”という表現で訳すことができます。
「青写真」の慣用句での意味の類語や言い換え
慣用句としての「青写真」の類語としては、次のような言葉で言い換えることができます。
- 「構想」
- 「未来図」
「構想」
「構想」という言葉が「青写真」の類語語になりますが、「ものごとの全体としての内容や、そのことを実現するための方法について、次の考えをめぐらして組み立てること」や「その組立てそのもの」を指しています。
「未来図」
「未来図」とは、「未来の姿」、あるいは「将来に実現を目ざす計画」のことで「青写真」に近い意味がある言葉です。
「青写真」を使った例文と意味を解釈
では、ここから「青写真」を使った例文を見て行くことにしましょう。
- 「青写真」を使った例文1
- 「青写真」を使った例文2
「青写真」を使った例文1
「彼らは思いもつかない青写真を多くの人に公開して多額の資金を集めることに成功した」
大きな事業を立ち上げるには、多くの資金が必要になってきます。
この例文では、想像つかなかったような「青写真」を描いて見せることで、何とか資金を集めることができたのでしょう。
「青写真」を使った例文2
「社長は大型プロジェウクトの青写真を事業計画の段階で幹部達に説明した」
企業のトップは常に明確なビジョンを部下に示していく義務がありますが、この例文の行動もその1つと言っていいでしょう。
「青写真」は未来のことを示すことでもあり、先が見えない時代だからこそ、トップは常に期待を持つことができる「青写真」を見せなければなりません。
「青写真」という言葉を理解していない若い世代の人にとっては、「青い写真って何なの?」と笑うに笑えない疑問が生じてくるのではないかと思います。
それだけに、このような比喩的な表現の言葉のボキャブラリーを増やしていくことは、とても大切なことです。
その1つひとつの積み重ねによって、会話にも幅を持たせることはできますし、難しい言葉を並び立てなくでも、簡単な言い回しで表現することができます。