「関わらず」とは?意味や使い方!例文や解釈を紹介
「関わらず」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「関わらず」という言葉を使った例文や、「関わらず」の類語を紹介して行きます。
目次
- 「関わらず」とは?
- 「関わらず」の使い方
- 「関わらず」の類語や類似表現や似た言葉
- 「関わらず」を使った例文や短文など
- 「拘らず」について
「関わらず」とは?
「関わらず」という言葉を知っているでしょうか。
「年齢に関わらず、楽しめるイベントです」などというメッセージを目にした経験があるかもしれません。
一方で、「関わらず」という言葉をまるで知らないという人もいるかもしれません。
そこで「関わらず」という言葉の意味を紹介します。
- 「関わらず」の読み方
- 「関わらず」の意味
「関わらず」の読み方
「関わらず」の読み方を紹介します。
「関わらず」は「かかわらず」と読みます。
「かんわらず」などと読み間違えないように注意しましょう。
これを機会に、「関わらず」は「かかわらず」と読むようにしましょう。
「関わらず」の意味
「関わらず」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。
「関わらず」には「○○に関係なく」という意味があります。
「関わらず」の前に言葉が入り、その言葉には関係なくという意味があります。
先ほどの、「年齢に関わらず、楽しめるイベント」という場合は、年齢に関係なく楽しめるイベントということになります。
子供でも思春期の学生でも、高齢者でも楽しめるようなイベントのことを告知しています。
このように「関わらず」には、「○○に関係なく」という意味があります。
「関わらず」の使い方
「関わらず」という言葉の使い方を紹介します。
「関わらず」という言葉は、「○○に関わらず」という文章で使われることが多くなります。
この場合「○○に関係なく」という意味があります。
何かしらの制限が掛かりそうな場面でも、そうではないということを伝えたい時に「関わらず」という言葉を使ってみましょう。
例えばバイトの申し込みをする時、応募資格が気になるかもしれません。
このような時に、バイトの応募要項を見ると、「年齢や男女に関わらず、応募ができます」と掲載されているかもしれません。
この文章には、年齢や男女の差に関係なく、バイトに応募できますという意味があります。
このように、関係なく何かをできることを知らせたい時に、「関わらず」という言葉を使ってみましょう。
「関わらず」の類語や類似表現や似た言葉
「関わらず」の類語や類似表現を紹介します。
「関わらず」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「関係なく」【かんけいなく】
- 「因らず」【こまらず】
「関係なく」【かんけいなく】
「関係なく」には「関係がない」という意味があります。
「男女の関係なく」には、男女の差には関係がないという意味があります。
「男女の関係なく楽しめるイベントです」という場合は、男子でも女子でも楽しめるようなイベントということになります。
「因らず」【こまらず】
「因らず」という表現を使うこともあります。
「因らず」は「因る」を打ち消した言葉になります。
「因る」には、「原因となる」「手段や方法、材料になる」という意味があります。
例えば「不注意に因る失敗」という場合は、不注意が原因で失敗したという意味があります。
「因らず」は「原因となる」「手段や方法、材料になる」を打ち消す言葉です。
そのため、「原因ではない」「手段や方法、材料ではない」という意味になります。
「この失敗は、不注意に因らず」という場合は、失敗の原因は不注意ではないという意味があります。
「関わらず」を使った例文や短文など
次に「関わらず」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「関わらず」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「関わらず」を使った例文1
- 「関わらず」を使った例文2
「関わらず」を使った例文1
「イベントに参加するしないに『関わらず』連絡してください」
この例文は、イベントに参加をするにしても、しないにしても、連絡をくださいという意味があります。
イベントの参加に関係なく、連絡してくださいという意味があります。
例えば、久しぶりに同窓会を開こうと思った時に、同窓会の知らせを送ります。
もし同窓会に不参加だとしても、「不参加」という返事の連絡があれば、その人は無事だと分かります。
また幹事が代表して電話で話ができます。
話した内容を、同窓会で話せば、参加者は懐かしい気持ちになれるかもしれません。
このような時、同窓会の知らせに、例文のような文章を掲載することがあります。
「関わらず」を使った例文2
「年齢や職業に『関わらず』、参加できるオーディションがある」
ドラマや映画のオーディション、モデルなどのオーディションには、年齢制限がある、または年齢制限があるものが多くなっています。
そのため、ある程度年齢が上の人は、この例文のような年齢に関係なく応募できるオーディションを探しているかもしれません。
そのように参加してもらいたいと思うオーディション開催サイドは、この例文のように年齢や職業などに関係なくオーディションを受けられることを知らせることになります。
「拘らず」について
「関わらず」と同じ読み方をする言葉に、「拘らず」があります。
「○○にも拘らず」という使い方をする言葉です。
「拘らず」にはどのような意味があるでしょうか。
「拘る」には「何かにこだわる」というニュアンスがあるため、「○○にも拘らず」という場合、「○○なのに」「○○であるのに」という意味になります。
また、○○なのに、□□だったという感じで、○○から予想できる結果にならなかったという意味で使われます。
例えば、「早起きしたにも拘らず、遅刻してしまった」という感じです。
せっかく早起きしたのに、何かしらのアクシデントがあり、遅刻してしまったという意味になります。
さらに話を聞くと、電車が遅延した、忘れ物をしたなどの理由を聞けるでしょう。
このように「拘らず」は「関わらず」とは意味や使い方が異なります。
「関わらず」という言葉について見てきました。
「関係なく何かができる」という時に、「関わらず」という言葉を使ってみましょう。
もしバイトを募集する時、オーディションを開催し、参加者を募集する時に、門戸が広いことを伝えたい時、「関わらず」という言葉を使ってみましょう。