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「情状酌量」とは?意味や使い方!例文や解釈

「情状酌量」という言葉の意味や使い方を紹介します。

さらに「情状酌量」を使った例文や、「情状酌量」の類語などを紹介して行きます。

情状酌量

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「情状酌量」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「情状酌量」とは?
  • 「情状酌量」の表現の使い方
  • 「情状酌量」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「情状酌量」を使った例文や短文など


「情状酌量」とは?

「情状酌量」という言葉を知っているでしょうか。

「情状酌量すべきところがあるため、刑を減軽する」などという言葉を、刑事もののテレビドラマなどを通じて知っている人もいるかもしれません。

一方で、「情状酌量」という言葉の意味を、まるで知らない人もいるでしょう。

そこで「情状酌量」という言葉の読み方や意味を紹介します。

  • 「情状酌量」の読み方
  • 「情状酌量」の刑事裁判上での意味
  • 「情状酌量」の一般的な場面での意味

「情状酌量」の読み方

「情状酌量」の読み方を紹介します。

「情状酌量」「じょうじょうしゃくりょう」と読みます。

「情状」「じょうじょう」「酌量」「しゃくりょう」と読みます。

とても難しい言葉のため、いきなり正しく読むのは難しいかもしれません。

これを機会に、「情状酌量」は、「じょうじょうしゃくりょう」と読むようにしましょう。

「情状酌量」の刑事裁判上での意味

「情状酌量」という言葉には、どのような意味があるでしょうか。

「情状酌量」は、裁判用語のひとつです。

裁判で刑を決定する時に、同情すべき事情を考慮した上で、刑罰を軽くすることを意味します。

例えば、空き巣に入った犯人が、経済的に困窮していて、犯罪行為を犯すのも仕方ないと思えるような時、「情状酌量」されて、刑罰が少し軽くなることがあります。

このように、法を犯したことは許されないものの、同情すべき点があるため、情状をくみ取り、刑罰を軽くすることを、「情状酌量」と言います。

「情状酌量」の一般的な場面での意味

刑事裁判の場だけでなく、一般的な場面で「情状酌量」という言葉を使うこともあります。

例えば職場に遅刻してしまった人は、同僚や取引先に迷惑をかけるため、責められてしかるべきかもしれません。

しかし、前日に子供が熱を出してしまい、寝ずに看病していたため、寝過ごしてしまった場合は、同情すべき点があるでしょう。

このような時にも「情状酌量」という言葉を使うことがあります。

「今回は、子供が熱を出したということで、『情状酌量』すべき点もある。

次からは気を付けてね」
という感じです。

このように、一般的な場面で、「情状酌量」という言葉を使う時は、「同情すべき点があるから、今回は見過ごす」「理解できる部分があるため、今回は怒らない」などの意味があります。



「情状酌量」の表現の使い方

次に「情状酌量」を使った言葉を紹介し、その意味を解釈して行きます。

「情状酌量」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「情状酌量すべき点もある」
  • 「情状酌量の余地なし」
  • 「情状酌量して執行猶予になる」

「情状酌量すべき点もある」

「情状酌量すべき点もある」という言葉を使うことがあります。

刑事裁判中に、被告にも同情すべき情状がある時に使い、「同情すべき点がある」「刑罰を軽くするに値するような事情がある」という意味があります。

使うのは裁判官で、刑罰が確定する時に使います。

犯罪行為をした理由に、恵まれない環境で育った、周囲の大人に恵まれなかったなど、本人の努力ではどうにもならないような状況がある時などに、「情状酌量すべき点もある」と言われることがあります。

「情状酌量の余地なし」

「情状酌量の余地なし」という言葉を使うこともあります。

「情状酌量の余地なし」には、「抒情酌量するような部分がない」「同情すべき点がない」という意味があります。

例えば、同じ職場の誰かが遅刻してきた時に理由を尋ねた時に、「夜遅くまでゲームしていた」「夜遅くまで飲み歩いていた」と答えた場合、あまり同情すべき点がないため、「情状酌量の余地なし」と言われてしまうかもしれません。

このように本人に落ち度があり、周囲に特に落ち度がない時に、「情状酌量の余地なし」と言われます。

「情状酌量して執行猶予になる」

「情状酌量して、執行猶予になる」という言葉は、刑事裁判で飛び出す言葉です。

本来は死刑になるような犯罪を犯した被告に対して、このような言葉が掛けられることがあります。

「本来は死刑に値する罪だが、同情すべき情状があるため、執行猶予の刑にする」という意味があります。

「情状酌量」の類語や類似表現や似た言葉

「情状酌量」という言葉の類語や類似表現を紹介します。

「情状酌量」と似た意味を持つ言葉や、仲間になるような言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「温情ある判決」
  • 「情け深い」
  • 「大岡裁き」

「温情ある判決」

「温情ある判決」には、「思いやりのある優しい心で下された判決」という意味になります。

「温情」という言葉には、「思いがあり、優しい心」「寛大な心」などの意味があります。

「情状酌量」して、刑罰を軽くするような判決が出た時、「温情ある判決」だと人は言います。

「情け深い」

「情け深い」という言葉には、「思いやりの気持ちが十分ある」という意味があります。

「情け深い人」には、「思いやりが十分にある人」という意味になります。

「情け深い言葉」「情け深い友達」などの使い方をします。

「大岡裁き」

「大岡裁き」という言葉を知っているでしょうか。

「大岡裁き」には、「公正で、人情味がある裁定や判決」という意味があります。

テレビドラマにもなった、江戸時代の名奉行「大岡越前」に由来します。

大岡越前の裁定は、いつも公正で、人情味があるものだったため、現在でもそのような裁定や判決に対して、「大岡裁き」という言葉を使います。



「情状酌量」を使った例文や短文など

最後に「情状酌量」を使った例文や短文を紹介します。

「情状酌量」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

  • 「情状酌量」を使った例文1
  • 「情状酌量」を使った例文2

「情状酌量」を使った例文1

「今回は『情状酌量』の余地があるから、不問にしよう」

この例文は、ミスを犯した部下に対して、上司が言ったセリフかもしれません。

部下がミスした理由に、同情する余地があるため、今回は問題にせずに水に流すという意味があります。

「情状酌量」を使った例文2

「『情状酌量』したいところだが、他の社員の手前、厳しい判断を下すしかない」

この例文は、不始末などを犯した部下に対する会社が裁定する様子を文章にしたものです。

優秀な社員で、不始末を犯した理由にも同情の余地はあるが、甘い判断をすると、他の社員に示しがつかないと思った時、この例文のような裁定を下します。

icon まとめ

「情状酌量」という言葉について、見てきました。

刑事裁判で使われる言葉ですが、一般的な場面でも使えます。

「情状酌量」の意味や使い方を覚えておきましょう。