「ボソッと言う」とは?意味や類語!「ボソッ」の語源や由来
「ボソッという」という表現を聞いたことがあるでしょうか。
誰かがボソッと不満を口にしていたり、ボソッと愚痴をこぼしていたり、という状態を見た経験を持つ人もいるかもしれません。
それならば、「ボソッという」という表現はどのような意味なのでしょうか。
ここでは「ボソッという」という言い回しについて紹介します。
目次
- 「ボソッという」とは?意味
- 「ボソッという」の表現の使い方・注意点
- 「ボソッという」の意味の英語
- 「ボソッという」の類語や言い換え
- 「ボソッという」の使用例と解釈
「ボソッという」とは?意味
「ボソッという」というのは、小声で言葉を発するという意味になります。
ポツリという、つぶやく、独り言をいう、という意味であり、無視することも聞かなかったことにもできず、そっとつぶやく、という意味になります。
小声で言葉を発するわけですから誰かに聞かれるということもなく、ただ単に愚痴や不満を言葉に出したいという状態に過ぎません。
そのため、ボソッと不満を言われた側にしてみれば余計にストレスが溜まってしまうこともあります。
- 「ボソッという」心理
- 「ボソッという」の「ボソッ」の語源や由来
「ボソッという」心理
「ボソッという心理」には、聞かなかったふりもできないし完全無視もできない、何かしら文句を言いたいけれど、大きな声で不満をいう勇気は無い、という状態があります。
つまり、大きな声で不満を口に出せないからこそ、「小声でボソッという」という結果になるのです。
しかし、誰かに聞いて欲しいという意識はない場合もあります。
誰かに聞いてほしくて口に出す人もいますが、ただ単に黙っていられず、口に出したかった、それでも大きな声で不満をいう勇気はなかった、などという場合に使われます。
「ボソッという」の「ボソッ」の語源や由来
「ボソッという」という表現は小声でつぶやくという意味ですが、それならば「ボソッという」表現には一体どのような意味があるのでしょうか。
これはぼんやりしている様子、あるいは小声で言葉少なに話す様子、という意味があります。
「ボソッという」の表現の使い方・注意点
「ボソッという」という表現を使う場合は批判的な意味合いが含まれます。
例えば「あの人がボソッと文句を言っていた」と言えば、それはその人に対するネガティブな表現となり、文句を言っていたこと自体を批判的に捉えていることがわかります。
そのため、プラスに捉えるならば「ボソッという」表現はするべきではありません。
どちらかというと周りにストレスを与えるような言い回しになります。
「ボソッという」の意味の英語
「ボソッという」という表現を英語にすると“murmur”になります。
これは小声でつぶやくという意味になり、“mumble”という表現でも問題ありません。
例えば、「彼女は常にボソッと文句をいう」ということであれば、“She always murmurs when she has complaints.”になります。
「ボソッという」の類語や言い換え
ここでは類義語を紹介します。
- 「小声でいう」
- 「つぶやく」
「小声でいう」
小声でいう、という事は小さな声でいう、という意味になり、誰かに聞いて欲しいという意識が現れていない状態を指しています。
文句をいう時などは誰かに聞いてもらうためにいますよね。
しかし、小声で文句を言えば誰にも聞いてもらえない可能性があります。
「つぶやく」
つぶやくというのも小声で独り言をいう、という意味になります。
小さい声でいうということになり、誰かに聞いて欲しいという思いが表れていない可能性が高いと言えるでしょう。
ちなみに、最近ではツイートする場合にもつぶやくという表現が使われます。
「ボソッという」の使用例と解釈
ここでは「ボソッという」という表現の使い道を紹介します。
- 「ボソッと文句をいう」
「ボソッと文句をいう」
先ほど何度かこの表現を使ってきましたが、「ボソッと文句をいう」という言い回しはよく使われます。
小さな声で文句をつぶやくという意味であり、誰かに聞いて欲しいわけではなく、ただ黙っていられないために小声で文句をいう、ということになるのです。
ただし、周りからは「誰にも聞かれたくない文句ならいうな」と批判をされてしまうこともあります。
「ボソッという」という表現は日常的にも使われますし、誰かがボソッと文句を言っている姿を見たことがあるという人もいるかもしれません。
誰かに聞いて欲しいならば正々堂々と発言する必要があります。