「目途が立つ」とは?意味や使い方!例文や解釈
「目途が立つ」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「目途が立つ」の使い方や、「目途が立つ」を使った例文を紹介して行きます。

目次
- 「目途が立つ」とは?
- 「目途が立つ」という言葉の使い方
- 「目途が立つ」の類語や類似表現や似た言葉
- 「目途が立つ」を使った例文や短文など
「目途が立つ」とは?

みなさんは「目途が立つ」という言葉を知っているでしょうか。
「仕事の目途が立った」などと、仕事の途中で言ったことがあるかもしれません。
もちろん、「目途が立つ」という言葉を、今回初めて知る人もいるでしょう。
そこで「目途が立つ」の読み方や意味を紹介します。
- 「目途が立つ」の読み方
- 「目途が立つ」の意味
- 「目途」とは?
「目途が立つ」の読み方
「目途が立つ」は「めどがたつ」と読みます。
「目途」は「めど」、「立つ」は、「たつ」と読みます。
難しい漢字は使われていませんが、「目途」を「めど」と読むのは、初見では難しいかもしれません。
これを機会に「目途が立つ」は「めどがたつ」と読むようにしましょう。
「目途が立つ」の意味
「目途が立つ」には、どのような意味があるでしょうか。
「目途が立つ」には、「予定や計画などに対して、実現する見通しが付くこと」という意味があります。
「仕事の目途が立つ」という時は、仕事が予定通りに終えられそうだと、見通しが付くことという意味があります。
また「何とかなりそうな様子」という意味もあります。
例えば借金がある人は、返済日までにお金を返す必要があります。
返す当てができて、返済可能だと思える時に、「目途が立った」と言います。
このように、「目途が立つ」には、「予定や計画などに対して、実現する見通しが付くこと」「何とかなりそうな様子」という意味があります。
「目途」とは?
「目途が立つ」の「目途」には、どのような語源があるでしょうか。
「目途」の由来は、「メギハギ」という植物の名から来ているとされています。
「メギハギ」は「メド」と呼ばれていたことがありました。
さらにメギハギの棒が占いで使われていたため、「占い→将来の指針」という意味がつき、「メド」に「目当て」や「目標」、「見通し」などの意味がついたとされています。
さらに、「目途」には、「針の穴」という意味があります。
経験がある人なら分かりますが、針の穴に糸を通すためには、目標を定めて集中する必要があります。
このようなことから、「目途」に「目当て」や「目標」という意味が付いたという説もあります。
「目途が立つ」という言葉の使い方

次に「目途が立つ」の使い方を紹介します。
「目途が立つ」には、「予定や計画についての、実現の見通しが付くこと」や「何とかなりそうな様子」という意味があります。
例えばビジネスシーンでは、様々な予定や計画が進んでいるでしょう。
一日のスケジュールが達成困難に思えることもあるはずです。
しかし、仕事が順調に進み、「これなら、スケジュールをすべて終えられる」と見通しが付いた時、「目途が立った」と言えます。
また、結婚予定の男女がいて、家族や会社と調整し、結婚披露宴を運営する会社などと連絡を取り始めた時、本当に結婚式ができるのか、不安になるかもしれません。
しかし、両親の了承を得て、結婚披露宴会場の予約が取れるなど、進展が合った時、「結婚式をする目途が立つ」と、「目途が立つ」という言葉を使えるでしょう。
「目途が立つ」の類語や類似表現や似た言葉

続いて「目途が立つ」の類語や、類似表現を紹介します。
「目途が立つ」と似た意味を持つ言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「目星が付く」【めぼしがつく】
- 「方向が決まる」【ほうこうがきまる】
- 「方針が立つ」【ほうしんがたつ】
- 「目標が決まる」【もくひょうがきまる】
「目星が付く」【めぼしがつく】
「目星が付く」という言い回しを、使った経験があるかもしれません。
「目星が付く」には、「目当てが付く」「見当が付く」という意味があります。
例えば刑事もののドラマを見ていると、「犯人の目星が付いた」などというセリフが登場します。
この言葉には、「犯人の見当が付いた」という意味があります。
「方向が決まる」【ほうこうがきまる】
「方向が決まる」という言葉も、一般的に使われています。
例えば、商品を売り出すためのアイデアを出す目的の会議があります。
様々な意見が出て、売り出すための方向性が見えないかもしれません。
しかし会議が進み、意見が統一されてくると、どのような方向で、商品を売り出すかが見えてきます。
この状態を「方向が決まる」と表現します。
方向が決まれば、後は詳細を決めて行くだけです。
「方針が立つ」【ほうしんがたつ】
「方針が立つ」という言葉を、ビジネスシーンで使ったことがある人もいるでしょう。
「方針が立つ」には、「物事をする歳の、一定の目的が決まる」という意味があります。
「方向付けができる」という意味もあります。
「目標が決まる」【もくひょうがきまる】
「目標が決まる」は、誰もが口にしたことがある、言葉かもしれません。
物事を進めるためには、先にある目印のようなものが必要になります。
その目印を通過することで、自分がしたいことを達成するイメージを持つことができます。
このように目当てにすることが決まったことを、「目標が決まる」と言います。
あとは達成できるよう、地道に努力を続けるだけです。
「目途が立つ」を使った例文や短文など

「目途が立つ」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「目途が立つ」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「目途が立つ」を使った例文1
- 「目途が立つ」を使った例文2
「目途が立つ」を使った例文1
「仕事が順調に進み、定時に仕事を終える『目途が立つ』」
この例文のように、仕事を終えられる見通しが付くことを、「目途が立つ」と言います。
誰でも、定時に仕事を終えて帰宅したいため、定時に仕事を終える「目途が立つ」とそれなりの達成感があるかもしれません。
「目途が立つ」を使った例文2
「俳優として生活をする『目途が立つ』」
俳優のように、不安定と思われる職業は、一部の人を除いて、一生の仕事にできると感じられるのは難しいかもしれません。
しかし、俳優としての仕事を積み重ねて、このままなら一生、俳優として生きて行けそうだという見通しが付いた時、この例文のような思いを持つのではないでしょうか。
「目途が立つ」という言葉について見てきました。
みなさんも、毎日のように、何かに対して「目途が立つ」よう気を配っているかもしれません。
仕事や家事、恋愛面でも、「目途が立つ」という言葉を使ってみましょう。