「荒ぶる」とは?意味や使い方!
皆さんは「荒ぶる」という言葉を聞いたことがあるでしょうか?
この言葉は、普段の生活の中やビジネスシーンでも、まず使われることがありません。
ある意味、限られた場面でしか使われないかもしれませんが、ここでどんな意味があるのか、どんな場面で活用されるのかを見ていくことにします。
目次
- 「荒ぶる」とは?意味
- 「荒ぶる」の表現の使い方
- 「荒ぶる」を使った言葉と意味を解釈
- 「荒ぶる」を使った例文と意味を解釈
- 「荒ぶる」の英語と意味を解釈
「荒ぶる」とは?意味
「荒ぶる」とは、「暴力的で乱暴に振舞うこと」ということ意味している言葉です。
また、「つれない態度を取る」、「疎んずる」という意味合いも持っていますが、暴力的な要素で使われることがほとんどでしょう。
- 「荒ぶる」の読み方
「荒ぶる」の読み方
「荒ぶる」「あらぶる」という読み方になりますが、「荒ぶ」で「すさぶ」という読み方もできます。
「荒ぶる」の表現の使い方
「荒ぶる」を使う場面としては、大変荒々しい振る舞いをしている人に対して使いますが、暴力的な行動を取ったり言葉を発するだけでなく、元々の性格が激しいタイプの人や怒りの心境になっている人に対して使うことはことがあります。
「荒ぶる」を使った言葉と意味を解釈
「荒ぶる」を使った言葉は、そんなに多くはないかもしれませんが、ここで2つほど取り上げてみることにします。
- 「荒ぶる鷹のポーズ」とは?
- 「荒ぶる神」とは?
「荒ぶる鷹のポーズ」とは?
「荒ぶる鷹のポーズ」とは、2ちゃんねるでデフォルメの度合いが強い棒人間(アスキーアートの1種)で、「神様家族」という小説に出てくる登場するママの神山ビーナスが取ったポーズから始まりました。
「荒ぶる鷹のポーズ!」と叫びながらこのポーズを取ります。
「荒ぶる神」とは?
「荒ぶる神」とは、日本神話で出てくる神に高天原の神々(たかあまはらのかみがみ)がいますが、「彼らに従わない、あるいは高天原に帰属しない神々」のことを指しています。
「邪神」、「暴神」、「悪神」とも呼ばれていますが、特に有名な「荒ぶる神」としては、スサノヲがいます。
「荒ぶる」を使った例文と意味を解釈
では、ここで「荒ぶる」を使った例文を見ていくことにしましょう。
4-1「荒ぶる」を使った例文1
「荒魂とは神の荒々しい側面のことをさしており荒ぶる魂のことを指している」
荒ぶる魂というフレーズから、とても激しい怒りの念を持つ魂をイメージさせますが、この「荒魂」こそ「荒ぶる神」そのものと言ってもいいかもしれません。
神は私達の目では見ることができない神秘的な存在なのですが、だからこそ「荒ぶる神」の「荒魂」を鎮めるようなことをしている神社もあります。
この鎮める行事(神事)が長年伝承されていったことから、お祭りの1つになったこともあるのでしょう。
「荒ぶる」を使った例文2
「この剣は荒ぶる神を退ける力を持っているとされて、この地方では重要な物として伝わってきたのです」
地方の神社の中には、色々な伝説が残る文化財があります。
その中には、荒ぶる神を退けるような力を持つとされる物も少なくありません。
「荒ぶる」の英語と意味を解釈
「荒ぶる」を英語で書くと、“to be savage”、“to be wild”、“to be unruly”という言葉で表現することができます。
始めにも述べましたが「荒ぶる」という言葉は、とても限られたシチュエーションでしか用いられることがないかもしれません。
例文てでも「荒ぶる神」としてこの言葉を使っていましたが、何か神秘的な存在、人智を越える存在に対する畏敬の念を覚えるのかもしれません
恐ろしく感じながらも、神として敬うことで、地元の守護神としての地位を確立させた神々もいます。
このように「荒ぶる」を使うことが少ないだけに大変貴重な言葉の1つなのだと思うのです。