「我ながら」とは?意味や類語!類語や例文を紹介
「我ながら」という言葉の読み方や意味を紹介します。
さらに「我ながら」を使った言葉を紹介し、「我ながら」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「我ながら」とは?
- 「我ながら」の使い方
- 「我ながら」を使った言葉と意味を解釈
- 「我ながら」を使った例文や短文など
- 「我ながら」の類語や関連語
「我ながら」とは?
「我ながら」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
「我ながら、上手にできた」などと、言った経験がある人もいるかもしれません。
もちろん「我ながら」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「我ながら」という言葉の、読み方や意味を紹介します。
- 「我ながら」の読み方
- 「我ながら」の意味
「我ながら」の読み方
「我ながら」は「われながら」と読みます。
「我」は「われ」と読み、「が」と読まないように気を付けましょう。
これを機会に、「我ながら」は「われながら」と読みましょう。
「我ながら」の意味
「我ながら」には、どのような意味があるでしょうか。
「我ながら」には、「自分ながら」という意味があります。
「我」には「自分」という意味があります。
「我ながら」という時は、自分のことを客観的に見ています。
みなさんも第三者のように自分の言動を見た時に、「素晴らしい」「偉い」と感じることがあるかもしれません。
このような時に、「我ながら」という言葉を使います。
このように「我ながら」には、「(第三者的に自分を見て)自分ながら○○」という意味があります。
「我ながら」の使い方
「我ながら」という言葉の使い方を紹介します。
「我ながら」には、「自分ながら」という意味があり、第三者目線で自分を見た時にどう思うかを続ける言葉になります。
ポジティブな場合も、ネガティブな場合もあり、様々な感想を「我ながら」に続けられます。
例えば仕事でプレゼンを成功させた時に、第三者目線でプレゼンを成功させた自分の姿や、内容を振り返り、「素晴らしい」と感じることがあるでしょう。
このような時、「我ながら、素晴らしいプレゼンだった」と言います。
また恋愛の場面でも「我ながら」を使えます。
例えば告白に失敗した時、告白した自分の姿を思い出し、「ひどい告白だった」と考えるかもしれません。
このような時、「我ながら、ひどい告白だった」という感想になります。
このように、自分の言動を、第三者目線で見て感想を言う時に、「我ながら」という言葉を使ってみましょう。
「我ながら」を使った言葉と意味を解釈
次に「我ながら」を使った言葉を紹介し、意味を解釈して行きます。
「我ながら」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「我ながら情けない」【われながらなさけない】
- 「我ながら呆れる」【われながらあきれる】
- 「我ながらあっぱれ」【われながらあっぱれ】
「我ながら情けない」【われながらなさけない】
「我ながら情けない」という言葉があります。
客観的な視点で見て、自分を情けないと感じる時、「我ながら情けない」という言葉を使います。
例えば、ダイエットをしようと決めたのに、三日で挫折してしまった時、誰よりも自分が、「情けない」と感じるかもしれません。
このような時に、「我ながら情けない」という言葉を使います。
ダイエットのような小さな目標を挫折したことは、他の誰よりも自分がいちばん知っています。
そのため、「我ながら情けない」という言葉が口に付きやすくなりそうです。
「我ながら呆れる」【われながらあきれる】
「我ながら呆れる」という表現もあります。
「呆れる」は「あきれる」と読み、「好ましくないことに対して、驚く」という意味があります。
例えば、三日連続で寝坊してしまった時、「我ながら呆れる」かもしれません。
一日なら自分を情けないと思ったり、責めたりするかもしれませんが、三日連続となると、驚きの方が勝るかもしれません。
このように、自分のふるまいを第三者目線で振り返り、好ましくないことに対して驚く時、「我ながら呆れる」という言葉を使います。
「我ながらあっぱれ」【われながらあっぱれ】
「我ながらあっぱれ」の「あっぱれ」には「称賛すべきこと」「誰かが素晴らしい行いをしたこと」などの意味があります。
自分のふるまいに対して、後から客観的に振り返った時、称賛すべきことだと思った時に、「我ながらあっぱれ」という言葉を使います。
「我ながら」を使った例文や短文など
「我ながら」という言葉を使った例文や短文を紹介します。
「我ながら」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「我ながら」を使った例文1
- 「我ながら」を使った例文2
「我ながら」を使った例文1
「今日の料理は、『我ながら』美味しく作れた」
料理をする人なら、この例文のようなセリフを口に出したことがあるかもしれません。
いつも、プロのように美味しい料理を作れるわけではありませんが、時々、客観的に味わってもプロ顔負けだと思える料理を作れます。
このような「我ながら美味しい料理」は、家族や友達に食べさせたくなるかもしれません。
「我ながら」を使った例文2
「今日は、『我ながら』よく歩いた一日だった」
仕事を終えた後などに、この例文のような思いを持つ人もいるでしょう。
歩数にして1万歩程度歩くと、このような感想を持つことができるかもしれません。
営業回りで、あるいは会社内の雑務などをして、結果的にたくさんの歩数を歩いた時、「我ながらよく歩いた」と言います。
また旅行先でたくさんの観光地を巡った結果、この例文のように思うこともあるかもしれません。
観光中は夢中なので気付きませんが、寝る前に足が痛いことに気付き、日中の様子を客観的に振り返り、「我ながら歩いた」と思うかもしれません。
「我ながら」の類語や関連語
最後に「我ながら」の類語や類似表現を紹介します。
「我ながら」と似たような言い回しには、どのような言葉があるでしょうか。
- 「自分で言うのも何だが」【じぶんでいうのもなんだが】
- 「本人が言うべきではないけど」【ほんにんがいうべきではないけど】
「自分で言うのも何だが」【じぶんでいうのもなんだが】
「自分で言うのも何だが」という言葉の後で、自慢話をした経験があるかもしれません。
「自分の言うのも何だが、俺はイケメンだろ」という場合、「自分で言うのはおかしいが、俺は顔立ちが整っていると思う」という意味があります。
自慢話は嫌われがちですが、「自分の言うのも何だが」と前置きすることで、冗談のように言えます。
「本人が言うべきではないけど」【ほんにんがいうべきではないけど】
「本人が言うべきではないけど」の後に、開き直ったようなセリフをつなげることがあります。
例えば、「本人が言うべきではないけど、悪いのは、遅刻した俺だ」などです。
「本人が言う立場にはいないけれど」という意味があります。
「我ながら」という言葉について見てきました。
自分のふるまいを、後から第三者目線で振り返るのは、成長につながり、将来に役立つ行為でしょう。
自分を客観的に見る癖がある人は、「我ながら」という言葉を使う機会が多いかもしれません。