「一輪の薔薇」とは?花言葉や美女と野獣での意味
この「一輪の薔薇」は、薔薇の「花言葉」の1つに使われる表現です。
目次
- 「一輪の薔薇」の花言葉とは?
- 「美女と野獣」における「一輪の薔薇」とは?
- 一輪以外の薔薇の花言葉とは?
「一輪の薔薇」の花言葉とは?
薔薇という花は、本数によって花言葉が変わることで有名です。
「一輪の薔薇」は、「一目惚れ」という意味になり、主に男性が女性に対してそれを伝える為に用います。
実際にはあまりそのような場面は見られませんが、ドラマの中では一輪の薔薇を持参して、「一目惚れ」だと伝えて女性に告白するようなシーンも珍しくありません。
「美女と野獣」における「一輪の薔薇」とは?
ディズニー制作の「美女と野獣」というファンタジーアニメ、及び実写ドラマでは、「一輪の薔薇」が重要なキーワードとなっています。
この物語は、1人の老婆が城を訪ねるシーンから始まります。
その老婆は一輪の薔薇と引き換えに、一晩の宿をとらせて欲しいと王子に対して懇願します。
しかし、美しいものが好きな王子は、老婆の醜さからそれを断ってしまいます。
老婆はそれに憤慨し、王子を醜い野獣の姿に変えてしまいました。
そう、老婆は実は美しい魔女だったのです。
元に戻る為には、その姿のまま誰かに愛される必要があり、タイムリミットは魔女が持参した魔法の掛かった一輪の薔薇が枯れるまでと続きます。
「本当の美しさ」というものを理解して欲しいという意味が込められたストーリーとなっています。
一輪以外の薔薇の花言葉とは?
薔薇の花言葉が本数によって変わることは書きましたが、具体的にどのように変わるかと言えば、一輪では先のように「一目惚れ」ですが、3本になると「愛しています」、9本だと「いつも一緒に居て欲しい」という意味になり、どれも相手に対する愛情表現です。
昔のヨーロッパでは、12本の薔薇と共にプロポーズするのが普通だった為、日本でもその影響から、交際を求める際に12本用意することが多くなっています。
この12本の花言葉は、「付き合ってください」となります。
尚、この花言葉は日本独特のもので、アメリカでは本数ではなく、薔薇の色で花言葉を表します。
愛情表現や求愛には赤い薔薇を用いるのが普通で、黄色い薔薇だと「友情」の表現となり、これは日本でも女性同士で薔薇が贈られる際の参考にされています。
一輪の薔薇に込められた「一目惚れ」という花言葉は、日本独特のとてもロマンチックな花言葉だと言うことができるでしょう。
108本で「結婚してください」という意味になるものの、実際にそこまで用意するのは大変なことから、求婚も多くは先の12本で行われています。