「しれっと」とは?意味や使い方!「しれっと」と「けろっと」との違い
「しれっと」という言葉の意味や、「けろっと」との違いを紹介します。
さらに「しれっと」を使った例文や、「しれっと」の類語などを紹介して行きます。
目次
- 「しれっと」とは?
- 「しれっと」と「けろっと」の違い
- 「しれっと」を使った例文と意味を解釈
「しれっと」とは?
みなさんは「しれっと」という言葉を知っているでしょうか。
「しれっと、ひどいことを言う」などというフレーズを耳にしたことがあるかもしれません。
一方で、「しれっと」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「しれっと」の意味や、「けろっと」との違いを紹介します。
- 「しれっと」の意味
- 「しれっと」の使い方
「しれっと」の意味
「しれっと」という言葉の意味を紹介します。
「しれっと」には、大きく分けて二つのいみがあります。
ひとつ目が、「何事もないような顔で、攻撃的なことを言う様子」という意味になります。
「しれっと、ひどいことを言う」は、「何事もないような顔で、ひどいことを言う様子」という意味になります。
二つ目が、「何事もなかったように、平然としている様子」という意味があります。
例えば「しれっとした様子でいる」という場合は、「何事もなかったように、平然としている様子」という意味になります。
「しれっと」の使い方
「しれっと」という言葉を使う時は、「何事もないように」「ひどいことを言う」あるいは「平然としている」時に使いましょう。
ビジネスシーンなら、顔色ひとつ変えず、「皮肉を言う」人がいるかもしれません。
声に怒りなどがにじまず、まるで気にしていない様子で、皮肉を言う様子は、まさに「しれっと皮肉を言う」と言えるでしょう。
また、上司から怒られた直後なのに、何事もなかったように仕事をしている同僚がいるかもしれません。
このような様子は「しれっと仕事に戻っている」と言えます。
怒られたことなど、どこ吹く風という様子の人を見た時に、「しれっと」を使ってみましょう。
「しれっと」と「けろっと」の違い
「しれっと」と似た言葉に、「けろっと」があります。
「けろっと」は「けろり」という言葉と同じ意味があり、「すっかり消えて、跡形もない様子」という意味や、「何事もなかったように平然としている」という意味があります。
このように二つの言葉はよく似ています。
違いがあるとすれば、「しれっと」は、本人がしたネガティブなことに対して、何事もなかったように振る舞っている様子というイメージがあり、「けろっと」は、本人に起こったネガティブなことに対して、何事もなかったように振る舞っている様子というイメージがあります。
「しれっと」を使った例文と意味を解釈
次に「しれっと」を使った例文を紹介し、意味を解釈して行きます。
「しれっと」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「しれっと」を使った例文1
- 「しれっと」を使った例文2
「しれっと」を使った例文1
「Aさんは飲み会の途中で、『しれっと』上司の悪口を言うので、こちらがドキドキする」
この例文のように、まるで顔に出さず、同様もせずに、上司など、立場が上の人の悪口を言えるタイプの人がいます。
周囲の人は、上司が気付いたり、怒りだすのではないかとドキドキするでしょう。
「しれっと」を使った例文2
「B君は、遅刻してきたのに、『しれっと』した顔をしている」
この例文のB君のように、悪いことをしても、何事もなかったように振る舞う人がいます。
堂々としているため、「遅刻は間違いかもしれない」と他の人が思ってしまうような人です。
周囲の人からすれば、B君タイプの人は、きちんと注意するチャンスも少なく、イライラする存在かも知れません。
「しれっと」という言葉について見てきました。
今まで「しれっと」の意味が分からなかったという人も、これを機会に、何事もなかったように悪口を言う人などに対して、「しれっと」という言葉を使ってみましょう。