「こなす」とは?意味!語源や由来
「こなす」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「こなす」の類語や、「こなす」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「こなす」とは?
- 「こなす」を使った例文と意味を解釈
- 「こなす」の類語
「こなす」とは?
「こなす」という言葉を知っているでしょうか。
日常的に「こなす」という言葉を使っている人も多いと思います。
一方で、「こなす」という言葉の意味がピンと来ない人もいるでしょう。
そこで「こなす」の意味や、漢字を紹介します。
- 「こなす」の漢字
- 「こなす」の意味
「こなす」の漢字
「こなす」という言葉を漢字にすると、「熟す」となります。
「完熟」などに使われる「熟」が使われている言葉のため、「こなす」の意味も、「熟」を反映した意味になります。
ここでは「こなす」は「熟す」と漢字表記できることを知っておきましょう。
「こなす」の意味
「こなす」には、「食べ物を消化する」という意味があります。
みなさんも「腹ごなしをする」という言葉を使ったことがあるのではないでしょうか。
また「技術などを習い、思うように使う」という意味もあります。
「ハイテク機器を使い『こなす』」などという使い方をしたことがあるかもしれません。
さらに、「与えられたノルマを上手に処理する」という意味もあります。
ビジネスシーンで使われることが多くなっている「ノルマをこなす」の「こなす」がそれです。
このように「こなす」という言葉には、様々な意味があるため、適切な場所で使いこなせるようにしましょう。
「こなす」を使った例文と意味を解釈
続いて「こなす」という言葉を使った例文を紹介し、意味を解釈して行きます。
「こなす」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「こなす」を使った例文1
- 「こなす」を使った例文2
「こなす」を使った例文1
「無事に、ノルマを『こなし』、一息つく」
仕事をしている人なら、この例文のような場面は良くあるでしょう。
長期的なノルマや、目の前のノルマなど、仕事には長期的短期的なノルマがあります。
小さなノルマでも、「こなす」ことができれば、嬉しいものです。
同時にほっとして、一息つきたくなるでしょう。
人仕事を終え、タバコを吸う、お茶を飲む、飲み会を開くなど、「仕事をこなす」後の一息は楽しいものです。
「こなす」を使った例文2
「彼女は8か国語を使い『こなす』才女だ」
この例文のように、母国語以外の言葉を、華麗に話せる人がいます。
誰でも生まれついて8か国以上、話せたわけではないでしょう。
習って多国語を話せるようになることを「こなす」と言いますが、この例文の彼女のような言語能力に溢れる人も稀にいます。
みなさんの中にもいるかもしれません。
「こなす」の類語
「こなす」という言葉の類語を見て行きましょう。
「こなす」と似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「さばく」【さばく】
- 「回していく」【まわしていく】
「さばく」【さばく】
「さばく」は漢字にすると、「捌く」になります。
「捌く」には「手際よく処理する」という意味があります。
「仕事をこなす」と「仕事をさばく」は、似たような意味があります。
仕事ができる人ほど、上手に「仕事をさばく」ことができるでしょう。
「回していく」【まわしていく】
「回していく」には、「働きが及ぶようにする」という意味があります。
完全に仕事がやれるわけではありませんが、自分の働きが周囲に及ぶように、コントロールすることを「回していく」と言います。
何とか仕事を「回していく」うちに、ひと段落が付き、完全に仕事を終えられるかもしれません。
「こなす」という言葉について見てきました。
みなさんもビジネスシーンを中心に、「こなす」という言葉を使う機会が多くなりそうです。
「使いこなす」「ノルマをこなす」など、様々な場面で使える便利な言葉のため、「こなす」の意味と使い方を覚えておきましょう。