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「雑草魂」とは?意味や使い方!例文や解釈

「雑草魂」という言葉は「雑草」「魂」という二つの言葉を合わせています。

「雑草魂」にはどのような意味があり使われ方をするのでしょうか。

言葉の意味、使い方、例文などまとめましたので一緒に見ていきましょう。

雑草魂

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「雑草魂」とは?意味や使い方!例文や解釈>


目次

  • 「雑草魂」とは?
  • 「雑草魂」の言葉の使い方
  • 「雑草魂」の類語や類似表現や似た言葉
  • 「雑草魂」を使った例文や短文など(意味を解釈)
  • 「雑草魂」の反対語
  • 「雑草魂」の英語と解釈


「雑草魂」とは?

「雑草魂」とは?

「雑草魂」という言葉の意味を説明していきましょう。

まず「雑草」ですが「雑草」とは人が栽培する作物、草花以外の色々な草という意味がある言葉です。

庭、路傍、造林地などあらゆる場所に侵入、はびこります。

抜いても勝手に生えてくる、肥料がなくてもよく育つ、そのようなイメージから「雑草」のようにたくましい、踏まれてもへこたれない、温室育ちの人とは違うといったような意味を込めて「雑草魂」という言葉を使います。

恵まれた状況ではなかった人は根性があります。

そのような人のことを環境が悪くても枯れにくい雑草にたとえて言う言葉でもあります。

  • 「雑草魂」の語源や由来
  • 「雑草魂」の読み方

「雑草魂」の語源や由来

「雑草魂」という言葉は「雑草」「魂」を合わせた言葉です。

「雑草」は抜いてもまたすぐに生えてくる、なかなか抜けにくく厄介、踏まれても丈夫といったように、とにかく強くて丈夫というイメージがある植物です。

コンクリートの隙間からでも雑草は育ちます。

環境が悪くても力強く生きています。

このような「雑草」のように、どんなに環境が悪くても、苦しくても、諦めない粘り強さを持っていること、またその精神のことを「雑草魂」と言うのです。

人間に例えて言えばエリート、苦労知らずの人は「温室育ちの花」、一方で環境が悪く、苦労が多くても諦めずに頑張ってきた人、また頑張る人は「雑草」となります。

「雑草魂」の読み方

「雑草魂」とは「ざっそうたましい」「ざっそうだましい」と読みます。

どちらかと言えば「ざっそうだましい」の方が多いでしょう。



「雑草魂」の言葉の使い方

「雑草魂」の言葉の使い方

「雑草魂」という言葉の使い方としては、何があっても諦めない、環境のせいにしないといった時などに「雑草魂で頑張る」と使います。

またそのような人のことを他人が「あの人は雑草魂で、本当に根性があるなあ」などと使うこともできます。

環境が悪い、苦労が多いという事実を恥ずかしいと隠す人もいますが「雑草魂」を持っている人は周りから「苦労人」「頑張り屋」と好意的に受け止められることが多いですのでいい意味にとらえられるでしょう。

しかし、人によっては「雑草魂」と言われることを好まない場合もありますので、本人が言わない限りは面と向かって相手に言ったりはしない方がいいかもしれません。

打ち解けた相手ではない場合は気をつけた方がいいでしょう。

「雑草魂」の類語や類似表現や似た言葉

「雑草魂」の類語や類似表現や似た言葉

「雑草魂」の意味が理解できましたところで、類語、似た表現も併せて覚えていきましょう。

  • 「ハングリー精神」【はんぐりーせいしん】
  • 「フロンティアスピリット」【ふろんてぃあすぴりっと】
  • 「不屈の精神」【ふくつのせいしん】

「ハングリー精神」【はんぐりーせいしん】

「ハングリー精神」とは、上のレベルを求める強い気持ちのことを言います。

貪欲な精神、渇望する気持ちのことで、現状に満足せず自分を高めようとする人によく使われる言葉です。

また頑張っきた人が「ハングリー精神だけでここまできました」などと言いますととても素敵でかっこいいものです。

「フロンティアスピリット」【ふろんてぃあすぴりっと】

「フロンティアスピリット」とは、かつてアメリカ人が困難に打ち勝って、西部に土地を開拓したこと、そのような精神のことを言います。

開拓者魂とも言います。

新しいことを切り拓いていくことはそれ自体大変なことですし、精神的にも勇気がいるでしょう。

「不屈の精神」【ふくつのせいしん】

「不屈の精神」「不屈」とは困難なことがあっても、それに屈せず自分の意志を貫くこと、またその様子を言います。

「不屈の精神」とは困難なことがあっても屈せず貫くという精神という意味になります。

「不屈の精神で乗り越えてみせる」などと使います。

非常に強い意志、前向きな気持ちを表す言葉です。



「雑草魂」を使った例文や短文など(意味を解釈)

「雑草魂」を使った例文や短文など(意味を解釈)

それでは「雑草魂」を使った例文をいくつか紹介しながら、意味を解説していきましょう。

これで「雑草魂」の使い方のイメージを掴んでみてください。

  • 「雑草魂」を使った例文1
  • 「雑草魂」を使った例文2

「雑草魂」を使った例文1

「雑草魂でどんなことがあってもへこたれない」

雑草のようにたくましい、環境が悪くてもそれなりに何とかしようとする、そのような「雑草魂」を持ちどんなことがあっても頑張り抜くことは大事です。

自分を励ます為に言ったり、相手を褒める時に言ったりします。

「雑草魂」を使った例文2

「結婚するならば、雑草魂のある人がいいね」

結婚とはするまでは「夢」ですがしてしまえば「現実の生活」となります。

生きていると、いいことばかりではなく、困難なことも起こります。

すぐに諦めたり、逃げたりするような人とでは生活そのものが不安定になります。

結婚するなら、困難があっても諦めない、タフさを持っている人が男女ともに望ましいでしょう。

「雑草魂」の反対語

「雑草魂」の反対語

「雑草魂」の反対語を考えていきましょう。

  • 「温室育ち」【おんしつそだち】

「温室育ち」【おんしつそだち】

「雑草」の逆は大切に温室で育てられた花ではないでしょうか。

見た目はとても美しいけれど、温室の外では育たないということから「雑草魂」の反対語として「温室育ち」という言葉が当てはまりそうです。

甘えてばかりいる人、誰かのおぜん立てを当たり前と思っている人などを「温室育ち」などと言ったりします。

「雑草魂」の英語と解釈

「雑草魂」の英語と解釈

「雑草魂」を英語で言うとしたら“die hard spirit”となります。

意味としては「雑草魂」「根性論」といったものになります。

また雑草という英単語は“weed”となり、例文は“He has grown like a weed”で意味は「彼は雑草のように生きてきた」となります。

たくましく生きてきたという風にとらえることができます。

icon まとめ

いかがでしたでしょうか。

「雑草魂」という言葉の意味の理解ができたでしょうか。

「雑草」と言いますと何も役に立たない、無駄、邪魔など思われて、引き抜かれる草というイメージかもしれません。

しかし踏まれてもへこたれない、環境が悪い場所で育つというイメージも強いのです。

雑草のように強くたくましく、枯れないと、そのような気持ち「雑草魂」で頑張っていきたいものです。