「もうすぐ」とは?意味や使い方!「間もなく」「いよいよ」との違い
具体的な時期や日数が分からない時に(または、遭えて特定せずに)便利に使えるのが、この「もうすぐ」などの表現です。
目次
- 「もうすぐ」の意味とは?
- 「もうすぐ」の表現の使い方
- 「もうすぐ」を使った例文と意味を解釈
- 「もうすぐ」の類語や言い換え
「もうすぐ」の意味とは?
「もうすぐ」は、今から少し後のことを指して使う言葉です。
これからしようと思っていること、先に起こることなどに対して使う表現で、「もうすぐ到着するはずだ」などいった使い方になります。
使い方によって、どれくらい先のことなのかを変化させることができるのが特徴で、本日中のこともあれば、数ヶ月以内という場合もあります。
今を基準にして使う言葉の為、既に行ったことや起こってしまったことに対しては使えません。
そのようなことに使いたい時には、以下で紹介する「間もなく」の方を使ってください。
こちらも「もうすぐ」と同様に、具体的な日数などを決めずに(分からない時にも)使うことができます。
- 「もうすぐ」と「間もなく」の違い
- 「もうすぐ」と「いよいよ」の違い
「もうすぐ」と「間もなく」の違い
この「間もなく」は、今を基準にして使った場合、「もうすぐ」より短い時間や期間の表現になります。
「間もなく到着するはずだ」とすると、もう何時間も経たないうちにといったニュアンスになり、「もうすぐ〜」とするより近い未来に対して用いる表現です。
そして、過去のことに対しても使える言葉で、「この前泊まった旅館は、あれから間もなく閉館してしまったようだ」のような用い方ができます。
この場合、泊まってからそれほど時間が経つことなく閉館してしまったという意味になります。
「もうすぐ」と「いよいよ」の違い
「いよいよ」は、今より未来のことに対して、「やっとその時が来た(来る)」という意味で使う言葉です。
その事柄に対して期待感を込めて使う表現になり、「いよいよペナントレースが開幕する」などと用いる言葉です。
それまでの具体的な時間や期間などは表現していませんが、それを「待ちに待った」といった解釈で使うことが多いと考えてください。
「もうすぐ」の表現の使い方
「もうすぐ」は、近未来の事柄に対して使う言葉です。
よって、1ヶ月や2ヶ月先程度のことであれば問題なく使えますが、来年や数年後になるまで先に対して使うことはまずありません。
「もうすぐ到着するはずだ」と言えば、遅くとも数日中のことを指すニュアンスで、「もうすぐ発売になるみたいだ」の場合は、1ヶ月や2ヶ月程度で発売されるようだと解釈できます。
「もうすぐ」を使った例文と意味を解釈
「もうすぐ」を使った例文と、その意味の解釈です。
大まかにどれくらい先のことなのかが文脈から分かるでしょう。
- 「もうすぐ」を使った例文1
- 「もうすぐ」を使った例文2
「もうすぐ」を使った例文1
「あのマンションは、もうすぐ完成すると聞いている」
この使い方での「もうすぐ」は、数ヶ月も経たないうちにと考えていいでしょう。
対象がマンションともなると、数日中ということはなく、ある程度は先のことという解釈になります。
「もうすぐ」を使った例文2
「もうすぐ来ると電話が掛かってきた」
こちらのケースでは、この先1時間も経たない未来のことだと思って構いません。
「もうすぐ来る」と言って、2時間や3時間になっては「もうすぐ」ではなくなってしまいます。
この言葉は対象や内容によって、どれくらい先のことなのかが大きく変わるので、必ず文脈ごと確認する必要があります。
「もうすぐ」の類語や言い換え
「もうすぐ」を別の言葉で言い換える時には、以下がよく用いられます。
ただし、「もうすぐ」の全てのケースではなく、どれくらい先なのかが固定される表現になります。
- 「目前」(もくぜん)
- 「秒読み」(びょうよみ)
「目前」(もくぜん)
「Jリーグの開幕は目前だ」のような使い方をする言葉です。
およそ1ヶ月程度先までの未来の事柄に対して使えると考えていいでしょう。
「目前に迫る」という使い方をすることが多く、先の例は「Jリーグの開幕が目前に迫っている」という形にする方が文章としてスムーズです。
「秒読み」(びょうよみ)
上の「目前」より近い未来に対して使う表現で、「桜の開花も秒読みだ」のような形で使われます。
この場合には、もう数日でという意味だと解釈していいでしょう。
「もうすぐ」は、これから先のことに対して用いる表現です。
使い方によって、1時間も経たないうちに、数日中に、1ヶ月や2ヶ月後にはといったような様々な解釈ができると覚えておきましょう。