「さいですか」とは?意味や使い方!
会話の中で返事の仕方も多種多様に存在します。
その一つに昔から「さいですか」という言葉があります。
最近は使う人も機会も少なくなりつつあり、正しく意味や使い方を理解している人は少ないです。
「さいですか」という言葉がどのような意味・使い方か紹介していきます。
目次
- 「さいですか」とは?意味
- 「さいですか」の表現の使い方
- 「さいですか」の類語・方言
- 「さいですか」のを使うときの注意点
「さいですか」とは?意味
「さいですか」という言葉の意味として「そうですか」という言葉が変化したとされており、返事の意味を持ちます。
しかし丁寧な表現ではなく、雑談の中で用いられるような砕けた表現とされています。
また返事の中身として呆れている・関心がないといったニュアンスを含む返事として認識されています。
そのため「さいですか」には相手に対して興味・関心がない・呆れているといった思いを伝える役割も持ちます。
- 「さいですか」は方言?
「さいですか」は方言?
「さいですか」という言葉は「そうですか」が変化した言葉ですが、その変化には方言が関係しています。
元々は「左様ですか」ということばが「そうですか」と訛り、最終的に「さいですか」に変化しています。
また「さいですか」は関西の訛りとされています。
「さいですか」の表現の使い方
「さいですか」という言葉の使い方として相手に対しての返事の使い方をされます。
しかしそのニュアンスから使いに注意が必要であり、どのように用いられるか例を紹介していきます。
- 「友人がアイドルのCDを何十枚も買ったと聞き『さいですか』と伝えた」
- 「狙った女の子と話すとき盛り上げようとするけど『さいですか』と言われてショックだった」
「友人がアイドルのCDを何十枚も買ったと聞き『さいですか』と伝えた」
この場合、友人に対して呆れたという意味で「さいですか」と用いています。
友人の話に対して一応返事はしているが何十枚もCDを購入するということに対して呆れているという旨を伝えるため、あえて使っています。
「狙った女の子と話すとき盛り上げようとするけど『さいですか』と言われてショックだった」
ここでは女性との会話での返事の際「さいですか」と言われたことを伝えています。
「さいですか」が持つ意味も理解しているためショックを受けています。
「さいですか」の類語・方言
「さいですか」という言葉は元々は「左様ですか」が訛って生まれた言葉です。
関西の言葉として扱われていますが、類語も複数存在しています。
どのような言葉があるか例を紹介していきます。
- 「さようでっか」【さようでっか】
- 「そうでっか」【そうでっか】
「さようでっか」【さようでっか】
「さようでっか」という言葉は「左様ですか」のうち後半の「ですか」を関西訛りに変化させた言葉です。
返事の意味は同じですが「さいですか」よりもフランクな使い方となり呆れた・興味がないといった意味よりも面白みを持たせたニュアンスとされています。
「そうでっか」【そうでっか】
「そうでっか」という言葉は「そうですか」のうち「ですか」の部分を変化させた言葉です。
意味合いとしては呆れ・興味がないこともありますが、やや小ばかにするようなニュアンスも含みますが、それも冗談としても扱うことが出来る言葉とされています。
「さいですか」のを使うときの注意点
「さいですか」という言葉は呆れた・興味がないといった意味合いを含むため、会話を区切る・話の切り替えのポイントとしても用いられます。
しかし目相手が楽しそうに話しているときに使うと印象を悪くしかねません。
また目上の人に使うと失礼に当たる場合が多いため、使う場面と相手に注意が必要です。
また関西弁の訛りのため冗談として用いる人もいます。
しかし使い方を間違えると誤解・トラブルを引き起こしかねないため、前後に続く言葉や表情など冗談であることをうまく伝えた上で使うことが求められます。
「さいですか」という言葉は正しく意味を理解して使わないとトラブルを起こしかねない言葉です。
また使われた時は相手の意図やそのニュアンス・使った理由を考えて次の対応をしないと空気が読めないと思われかねません。
そのた注意しつつ上手く使いこなすことでコミュニケーションの幅を広げることも可能です。