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「かさ増し」とは?意味や使い方!語源や例文

「かさ増し」という言葉の意味や漢字、「かさ増し」の使い方を紹介します。

さらに「かさ増し」を使った言葉を紹介し、「かさ増し」という言葉を使った例文などを紹介して行きます。

かさ増し

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「かさ増し」とは?意味や使い方!語源や例文>


目次

  • 「かさ増し」とは?
  • 「嵩」を使った言葉
  • 「かさ増し」を使った例文や短文など


「かさ増し」とは?

「かさ増し」とは?

みなさんは「かさ増し」という言葉を知っているでしょうか。

「経費のかさ増し」などというフレーズを聞いたことがあるかもしれません。

一方で、「かさ増し」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。

そこで「かさ増し」という言葉の意味や、「かさ増し」の漢字を紹介します。

  • 「かさ増し」の漢字
  • 「かさ増し」の意味
  • 「かさ増し」の使い方

「かさ増し」の漢字

「かさ増し」という言葉を、漢字表記するとどうなるでしょうか。

「かさ増し」は、「嵩増し」という漢字表記になります。

「嵩」はとても難しい、あまり見慣れない漢字のため、今回初めて知った人がおおいかもしれません。

これを機会に「かさ増し」「嵩増し」と書けることを知っておきましょう。

「かさ増し」の意味

「かさ増し」には、どのような意味があるでしょうか。

「嵩」には、「量」「容量」などの意味があります。

そのため「かさ増し」には、「量を増やして見せる」という意味があります。

例えば「経費をかさ増しする」という場合は、本当なら経費にならないような、プライベートなお金を経費扱いして、税金を安くしようとする行為です。

また「料理をかさ増しする」という場合は、少ない量の料理を、大量に見せることを言います。

このように「かさ増し」には、「量を増やして見せる」という意味があります。

「かさ増し」の使い方

「かさ増し」の使い方を紹介します。

「かさ増し」には、「量を増やして見せる」という意味があるため、何かの量を、実際よりも多く見せる時に使いましょう。

また最近は、「かさ増し」メニューと呼ばれる、カロリーは低いのに、量はたっぷりに見えるようなメニューがあります。

この場合の「かさ増し」には、本来のネガティブなイメージはなく、思い切り食べて痩せることを目的とした、前向きなイメージがあります。

このように、「量を増やして見せる」時、「かさ増し」という言葉を使って見ましょう。



「嵩」を使った言葉

「嵩」を使った言葉

続いて「かさ増し」という言葉に使われている、「嵩」を使った言葉を紹介します。

あまり見ることがないと思われる「嵩増し」「嵩」を使った言葉には、どのような言葉があるでしょうか。

  • 「嵩から出る」【かさからでる】
  • 「嵩にかかる」【かさにかかる】
  • 「かさばる」【かさばる】

「嵩から出る」【かさからでる】

「嵩から出る」という言葉があります。

この言葉には、「高圧的な態度を取って、相手をのんでかかる様子」という意味があります。

また「高飛車に出る」という意味があります。

「嵩にかかる」【かさにかかる】

「嵩にかかる」という言葉は、一般的に知られている言葉です。

「嵩にかかる」には、「優勢に乗じて攻めかかる」という意味があります。

野球の試合で、どちらかのチームがエラーをして、優勢に乗じた時、その勢いに乗って攻撃することを、「嵩にかかって攻撃する」と言います。

このような時に、一気に得点を取り試合を決めてしまうのが強いチームの条件になります。

「かさばる」【かさばる】

「かさばる」という言葉は、みなさんも使ったことがあるでしょう。

「かさばる」「嵩張る」と書き、「物の大きさが増す」「体積が多いため、場所を取る」という意味になります。

例えば、段ボールは、重量はそれほどではありませんが、体積は大きく、場所を取ります。

そのため「段ボールはかさばる」などと言われます。

また、「傘はかさばるため、折り畳み傘を使おう」などという使われ方をします。

「かさ増し」を使った例文や短文など

「かさ増し」を使った例文や短文など

「かさ増し」という言葉を使った例文や短文を紹介します。

「かさ増し」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。

  • 「かさ増し」を使った例文1
  • 「かさ増し」を使った例文2
  • 「かさ増し」を使った例文3

「かさ増し」を使った例文1

「牛肉の代わりに豆腐を使い、『かさ増し』ハンバーグを作る」

この例文のように、ダイエットメニューを作る時に、「かさ増し」をする人は多いかもしれません。

ハンバーグの原材料は、玉ねぎやパン粉、そして牛肉や豚肉のひき肉になります。

しかし、ひき肉はカロリーが高いため、たくさんの量を使っては、ダイエットメニューになりません。

しかし、ひき肉の量を減らせば、小さなハンバーグになり、食べごたえがありません。

そこで、ひき肉の代わりに、カロリーが低く、栄養豊富な豆腐を使い、「かさ増し」します。

するとひき肉多めのハンバーグよりカロリーが低く、それでいて栄養豊富なダイエットハンバーグを作れます。

「かさ増し」を使った例文2

「経費の『かさ増し』がばれて追徴課税を食らう」

この例文のように、経費を「かさ増し」しようとした人がいるかもしれません。

特にフリーランスとして仕事をしている人や、自営業の人は、プライベートのお金と、経費の境目が難しくなります。

そこで、なるべく経費にしようとして、税務署から追徴課税を指示される人もいるかもしれません。

きちんと税金を納めるつもりが合っても、勘違いして経費を「かさ増し」したように見えることがあります。

判断が難しい時は、会計士や税理士、司法書士などに相談した方がいいでしょう。

「かさ増し」を使った例文3

「ローストビーフ丼の『かさ増し」がひどく、お腹がいっぱいにならない」

この例文のように、飲食店の「かさ増し」にガッカリした経験がある人がいるかもしれません。

大きな丼でローストビーフ丼が出てきたと思ったら、底が浅くなっていて、ご飯や肉の量が少ない場合、容積を大きく見せようとしているため「かさ増し」と言いたくなるかもしれません。

またオシャレな意味で、器を大きく浅くしているケースもあり、そのようなケースでは「かさ増し」とは言えないかもしれません。

こんなことなら大盛りを注文すればよかったと思う人もいるでしょう。



icon まとめ

「かさ増し」という言葉について見てきました。

みなさんも「かさ増し」された経験があるかもしれません。

またダイエットをしている人は、あえて「かさ増し」するのが当たり前になっているかもしれません。

このように「かさ増し」という言葉は、基本的にネガティブな意味で使われますが、ポジティブな意味で使われることも増えています。