「泥水をすする」とは?意味!語源や由来
「泥水をすする」という言葉の意味や使い方を紹介します。
さらに「泥水をすする」の類語や、「泥水をすする」を使った例文を紹介して行きます。
目次
- 「泥水をすする」とは?
- 「泥水をすする」の使い方
- 「泥水をすする」の類語
- 「泥水をすする」を使った例文と意味を解釈
「泥水をすする」とは?
みなさんは「泥水をすする」という言葉を知っているでしょうか。
自分の会社の創業者が、パーティの挨拶などで、「泥水をするような覚悟で会社を立ち上げ…」などと言っているのを聞いたことがあるかもしれません。
一方で、「泥水をすする」という言葉を、今回初めて知った人もいるでしょう。
そこで「泥水をすする」という言葉の読み方や意味を紹介します。
- 「泥水をすする」の読み方
- 「泥水をすする」の意味
「泥水をすする」の読み方
「泥水をすする」の読み方を紹介します。
「泥水をすする」は「どろみずをすする」と読みます。
「泥水」は「でいすい」ではなく「どろみず」と読みます。
「泥水をすする」の意味
「泥水をすする」にはどのような意味があるでしょうか。
「泥水をすする」には、「泥水を飲むような気持ちで」「満足な食事をしないで」「頭が地面に触れるくらい、低い地位でも」などの意味があります。
「泥水」は、地面のへこんだ部分に溜まった雨水が泥と混ざった状態の水を言います。
実際に「泥水をすする」わけではありませんが、地位が低く、頭をいつも下げている状態になること、または食事を満足に取れない状態になることなどを、「泥水をすする」と言います。
「泥水をすする」の使い方
「泥水をすする」の使い方を紹介します。
「泥水をすする」という言葉は、比喩表現で、実際に泥水を飲むわけではありません。
「泥水をすするような覚悟で」「泥水をすするような気持ちで」という使い方をします。
ビジネスシーンで、一から立場を築こうとする時、社内の最下層から始めなければなりません。
このような時は、いつも最敬礼をしているため、地面に顔がつきそうになるかもしれません。
このような状態を「泥水をすする覚悟で」と表現することがあります。
また仕事を始めたばかりの頃は、給料が安い時期、売り上げが見込めない時期を経験するかもしれません。
「泥水をすする覚悟で」という時は、実際に泥水は飲みませんが、満足な食事ができないかもしれない覚悟をして、仕事を始めるという意味があります。
「泥水をすする」の類語
「泥水をすする」の類語や類似表現を紹介します。
「泥水をすする」と似た言葉には、どのような言葉があるでしょうか。
- 「人が嫌う仕事をする」【ひとがきらうしごとをする】
- 「汚れ役を果たす」【よごれやくをはたす】
「人が嫌う仕事をする」【ひとがきらうしごとをする】
「人が嫌う仕事をする」という言葉には、ふつうの人が嫌がるような仕事を進んで引き受けるという意味があります。
例えば居酒屋のバイト中に、率先してトイレ掃除をする人は「人が嫌う仕事をする」人と言えます。
そのような覚悟がある人は経営者から信頼されやすいかもしれません。
「汚れ役を果たす」【よごれやくをはたす】
「汚れ役を果たす」という言葉があります。
「汚れ役を果たす」とは、「世間から好ましいと思われない役回りを演じる」という意味や「そんな役回りを引き受ける」という意味があります。
華々しい活躍はできませんが、そのような影の努力が認められる日がくるかもしれません。
「泥水をすする」を使った例文と意味を解釈
最後に「泥水をすする」を使った例文を紹介し、意味を解釈して行きます。
「泥水をすする」を使った例文は、どのような文章になるでしょうか。
- 「泥水をすする」を使った例文1
- 「泥水をすする」を使った例文2
「泥水をすする」を使った例文1
「入社して10年は『泥水をすする』覚悟で臨む」
この例文のような気持ちで、仕事を始める人がいるかもしれません。
どのような努力もいとわないと覚悟して仕事を始めると、成功しやすいかもしれません。
「泥水をすする」を使った例文2
「私の親は、『泥水をすする』思いをして、この店を守ってきた」
この例文のように、親が大変な苦労をして店を守っている姿を見て、自分も後を継ごうと考えた二代目がいるかもしれません。
初代ほどの苦労はしなくて済む分、お店を発展させたいと思うかもしれません。
「泥水をすする」という言葉について見てきました。
みなさんもこれから新しい何かを始める時は、「泥水をすする」覚悟を持ってみると、成功しやすくなるかもしれません。